【特別企画】

BenQが提案する次世代スマート照明の極み!デュアルモニター専用「ScreenBar Max」&iMac専用「iScreenBar」がもたらすデスク環境革新

8月26日発売
【ScreenBar Max】
価格:オープンプライス(市場想定価格5万円前後)
【iScreenBar】
価格:オープンプライス(市場想定価格3万円前後)

 ベンキュージャパン(以下、BenQ)は、同社のモニターライトブランド「ScreenBar」において、デュアルモニター環境に最適化したスタンド型のモニターライト「ScreenBar Max」と、アップルの「iMac」での利用を想定したマグネット固定型モニターライト「iScreenBar」の2製品を8月26日より発売する。価格はいずれもオープンプライスだが、市場想定価格は「ScreenBar Max」が5万円前後、「iScreenBar」が3万円前後。

 「ScreenBar」は、BenQが2017年から展開するディスプレイ上部にクランプで装着して利用するモニターライト。今回発表された「ScreenBar Max」は、最大32型までのデュアルディスプレイでの利用を想定した専用スタンド装着型のモニターライト。「iScreenBar」は、アップルが発売する液晶ディスプレイ一体型パソコンの「iMac」にマグネットで装着して利用するモニターライトとなっている。

 本稿では、発表会場にて実際に新製品に触れたインプレッションとともに、発表会で明かされたブランドの哲学やモニターライトの意味、そして技術的な進化などについて詳しくレポートしたい。

デュアルモニターに最適化されたBenQ「ScreenBar Max」
「iMac」に特化した「iScreenBar」
発表会では競合他社製品も並べて展示。「ScreenBar」シリーズの優位性をアピールした

デュアルモニターの光を1台で完全に制御する「ScreenBar Max」

 「ScreenBar Max」は1台でデュアルディスプレイ環境をシームレスに照らし出すモニターライト。同社が培ってきた独自のASYM(非対称配光)技術をさらに発展させた「ASYM-TriZone Light(非対称3ゾーン照明)」技術を採用。これにより、画面への映り込みを徹底的に防ぎつつ、広範囲なデスク作業領域をカバーする。

デュアルモニター環境を1台で均一に照らす「ScreenBar Max」

 ほかにも、ドローンなどで採用されているという24GHzミリ波(mmWave)の人感センサーが採用されており、モニターライト前方50~70cmの範囲内の動きを検知して自動でモニターライトが点灯したり消灯したりする機能も備える。

 本体はスタンドに搭載して利用する。これまでの同社モニターライト製品は全て、ディスプレイ上部にクランプで装着するタイプのみだったが、デュアルディスプレイ環境での利用にはこの形が最適と判断し、スタンド装着型のモニターライトになったと説明している。

 スタンド下部には厚み6cmまでのデスクに対応するデスククランプが標準で付属しており、クランプで固定して利用する仕組み。6cm以上のデスクや、他の環境で使用したい場合には、テーブルなどに直置きできるベースも別売で用意される。スタンド部はネジ留めで55cm、63cm、71cmと3段階の高さ調節が可能。

 スタンドとライト本体を繋ぐアームはスライド式の前後調整が可能で、17.5cmから28cmまでの無段階調整が行なえるが、「ScreenBar Max」の回転操作は行なえない。モニターライトの明るさなどの調整は、本体前面に備えるタッチインターフェイスで行なう。

 また、背面にはバックライトが搭載されており、画面と背景の明るさのコントラスト比を、人間の目に最も快適な比率であるという1:3~3:1の比率に自動調整する「BIAS-Light(バイアス照明)」技術が採用されており、これにより目への負担が劇的に軽減されるという。

 会場では、他社製のデュアルディスプレイ対応の低価格なモニタースタンドも並列して展示し、その違いをアピールしていた。

 実際に触れてみたが、前面部に備えるインターフェイスは直感的な操作がしやすく、アームのスライドも、かなりスムーズに動くので、手軽に調整が行なえる。なお、2台のディスプレイを斜めに配置して利用するような場合には、モニターライトがちょうどいい位置にくるように実際の照射具合を見ながら、好みに応じて位置を調整するようだ。

 ライトの明かりはディスプレイ自体には照射されず、デスク全体を照射するように角度が調整されている。遮光角度は36度に設計されており、これによりモニター周辺を明るくしつつ、モニターや目などへの反射は低減され、ディスプレイの明るさがほどよく和らいでいる印象を受けた。

 他社製のモニタースタンドをチェックしてみると、明かりがディスプレイを含めて全方位に照射されており、ディスプレイ内の明るさも一緒に増してしまい、ややギラギラしたビジュアルになっていた印象だった。

ライト照光部にはデュアルディスプレイ向けの新たな「ASYM-TriZone Light(非対称3ゾーン照明)」技術が採用されている
本体中央部には光の調整などが行なえるインターフェイスを備える
背面にもライトを備え、周辺環境もライティングする
スタンドとライト本体を繋ぐアームはスライドで位置が調整できる
デスククランプが使えない場合は、別売のベースを購入することで、直置きも行なえる
裏面には滑り止めなどを備える。なお、重量はかなりずっしりと重めだ

iMacに美しく溶け込む、専用デザイン&インテリジェント制御「iScreenBar」

 もう1つの新製品が、アップルの「iMac」ユーザーのために細部までこだわり抜いて開発された「iScreenBar」だ。「iMac」ユーザーは機能性だけでなく、その洗練されたプロダクトデザインそのものを愛しているため、これまでの汎用モニターライトでは「iMac」のミニマルな美しさを損ねてしまっていたが、「iScreenBar」は完璧な調和を目指して開発されたという。

 筐体は未加工の固形アルミニウムからCNC削り出しで成形されたシームレスボディを採用。iMacの質感とカラーに合わせたカラーバリエーションを展開し、発売日にはシルバーのみが販売され、後日ブルーとグリーンも発売予定となっている。発表会ではこれらも同じカラーの「iMac」に装着して展示されていたが、「iMac」の淡いブルーカラーと見事に調和している印象を受けた。

iMacの美しい筐体色と完璧にカラーマッチングされた「iScreenBar」シルバーモデル

 設置にはマグネットによる吸着構造を採用しており「iMac」の上部ベゼルに内蔵するWebカメラや、本体天面部に備えるマイクなどを覆わずにフィットするように作られている。電源ケーブルは「iMac」背面に備えるUSB Type-C端子から給電することが想定された長さに調整されており、ケーブルの中間点には「マグネットケーブルオーガナイザー」が装着され、磁石で「iMac」背面に固定されるので、ケーブルがブラブラせず、配線がすっきりと整えられる作りとなっている。特に装着後の状態は、端子が挿さっている状態には見えず、マグネットで吸着されていると見間違えるほどの一体感となっていた。

 インターフェイスは本体天面部にあり、操作パネルには「iPhone」などと同じガラスパネルが採用されており、こうした細部に渡ってのアップル製品との統一感がアピールされた。確かに実際に操作してみると、その触り心地はかなり良好で、一見するとアップル純正品と見紛う洗練されたデザインに感じられた。

 独自技術のASYM(非対称配光)についても、「iMac」向けにチューニングされた「ASYM-Light for iMac」となっており、照射角度25度のグレア防止アングルを採用。「iMac」のディスプレイには直接照射せず、奥行き60cmまでのエリアに明るくまぶしさのない柔らかい明るさで照射するように設計されている。

 「iScreenBar」では、Macで動作する専用アプリ「iScreenBar App」が提供される。アプリでは、明るさの調整などが行なえるほか、Mac上のアプリごとにカラートーンを変更できる機能を搭載しており、例えば、Safari等での調べ物やオフィス作業では集中を高める「昼白色」に、Apple TVやNetflixの起動時には自動でリラックスできる「電球色」へと切り替わるといった機能が利用できる。

 もう1つユニークなのが「Web会議モード」の搭載だ。モードを有効にするとセンター部分の直射照明が消灯し、左右のサイド照明が強化されることで、カメラに光が反射して画面が白飛びするのを防ぎつつ、自分の顔を美しくクリアに照らし出すことができる機能となっている。

「iMac」とはマグネットで吸着する仕組みとなっている
本体カラーはシルバー以外にブルーとグリーンも用意。いずれも同色の「iMac」とマッチングしたカラーリングとなっている
天面部には操作パネルを搭載。ガラスパネルが施されている
ケーブル中間点には「マグネットケーブルオーガナイザー」を装着。「iMac」背面にマグネットでケーブルが固定できる仕組み
電源は「iMac」背面のUSB Type-Cから給電する
専用アプリの「iScreenBar App」では、Macのアプリに連動してライトのカラートーンが自動で変化する機能などを備える

Macとの親和性を謳う新ブランド「INFTYLAB」をアピール

 そのほか、新発売のモニターライトとは別に、Macに調和する新たな周辺機器ブランド「INFTYLAB」についても紹介された。これらは参考展示となっており、発売時期や価格など、日本国内展開については未定となっている。

 Macに調和するワークスペースを実現するためのブランドと説明しており、会場では、「iMac」で利用できるモニターアーム「Studio Arm AM02」と、ユニークなマウス「M-Mouse PS01」、アップル製品との調和を意識したデザインのマウスパッド「Mouse Pad PLG01」の3製品が参考展示されていた。

「iMac」との親和性を重視したモニターアーム「Studio Arm AM02」
Mac用マウス「M-Mouse PS01」
マウスパッド「Mouse Pad PLG01」

近代建築の巨匠に学ぶ、BenQ照明の「デザイン美学と哲学」

 発表会の冒頭では、ベンキュージャパンのビジネス&マーケティング統括 執行役副社長の洞口寛氏が登壇。2017年に初代「ScreenBar」を世に送り出してからの軌跡を語った。現在、BenQのモニターライトは日本や韓国で80%以上の市場シェアを誇り、世界累計販売台数は150万台を突破、Amazonでも4.8という驚異的な評価を獲得しているという。

 続いて登壇したBenQ照明事業部 事業部長のJC PAN氏は「ScreenBar」シリーズの開発背景やデザイン哲学について説明した。JC PAN氏は、PCユーザーの約70%が目の疲れや頭痛を伴う「コンピュータービジョン症候群(CVS)」に悩まされているため、BenQは単に明るくするだけでなく、目の負担を減らす「Tech Driven Comfort(テクノロジー主導の快適性)」を理念に掲げてきたという。

 そこで同社では、2015年に様々な業界で同社ディスプレイをヘビーに使用するユーザー13名をモニタリング。その結果、従来のデスクライトでは解決できない、照射範囲の限界や画面への映り込み、デスク環境と周囲の明るさの差などの課題があることを把握したという。その後は、同社のプロジェクター開発で培った光制御技術を応用した「非対称光学」技術や「バイアス照明」技術など独自技術を開発し、2017年に世界初のモニターライト「ScreenBar」を発売したと、モニターライト誕生の経緯を語った。

 また、同社のデザイン哲学についても言及。伝説的な建築家たちの理念として、近代建築の巨匠ルイ・サリバンの「形態は機能に従う(Form follows function)」や、ミース・ファン・デル・ローエの「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」などを引き合いに出し、同社のプロダクトデザインにおける機能主義とミニマリズムの融合こそが「ScreenBar」シリーズの美学の根底に流れていると語った。

ベンキュージャパンのビジネス&マーケティング統括 執行役副社長、洞口寛氏
モニターライト市場ではBenQが日本と韓国において80%のシェア
BenQ照明事業部 事業部長のJC PAN氏
「ScreenBar」シリーズの9年の歩み
BenQ独自の照明技術をアピール

 そのほか、会場では「ScreenBar」と他社製品との違いとして、「ASYM(非対称配光)」技術の視覚的な効果などを開発担当者たちが解説するプレスツアーも行なわれた。ASYM技術により照射光がディスプレイに直接照射されず、デスク周辺のみに照射されている様子が、視覚的に分かるようなパネルを用意して解説されたほか、色温度についても同社製品が均一な光を照射しているのに対して、他社製品ではブルーライトが多めに照射されている物がある点などを説明し、「ScreenBar」シリーズが目にやさしいモニターライトである点などをアピールした。

照射角度が見えるようなパネルを用意してASYM技術を解説
ディスプレイ側には光が出ていない点を強調した
最新モデルの「ScreenBar Max」でも最新の「ASYM-TriZone Light」により、ディスプレイ側には光が照射されていない点を強調

 以上、「ScreenBar Max」と「iScreenBar」の発表会の様子を紹介した。「ScreenBar」シリーズはこの9年の間に更なる進化を続けたことで、単なる手元の明かりという枠組みを超え、それぞれのワークスタイルに合わせて視覚体験と生産性をパーソナライズする、新時代のスマート照明の極みと言える完成度の製品にアップデートされていると感じた。

 ゲーマーの視点からモニターライトをチェックしてみると、ディスプレイ周辺の手元やデスク上が明るくなることによる環境や気分の変化、さらにはプレイするタイトルに合わせてカラートーンを変えれば、ゲーム体験への没入感を高める一助となりそうだ。

 そして何よりも1番のポイントとは、目の負荷が軽減できるという明確な効果だ。長時間集中してプレイするヘビーゲーマーにとって、この機能はかなり大きなメリットと言える。日ごろからゲームを長時間プレイする人たちにとって「ScreenBar」シリーズは、快適なゲーム環境を支える新たな「救世主」となる可能性を秘めている。