【特別企画】

【THE DFM DAY】GO1、なるお、さはら、べてぃちゃんらが大奮闘! 「スト6ステージ」レポート

【THE DFM DAY】
開催期間:12月20日~21日
時間:13時~17時
会場:エディオン横浜西口本店6Fオクタゴンスペース
会場となったエディオン横浜西口本店。ビル内には他のテナントも入っているが、2~4階、6~7階の5フロアはエディオンが中心となって配置されており、家電以外の買い物も一緒に行なえる

 12月20~21日の2日間、家電量販店のエディオン横浜西口本店の6Fにあるオクタゴンスペースにおいて、eスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)のメンバーたちが登場し、ファンたちと交流したり、ゲームを一緒にプレイして楽しむイベント「THE DFM DAY」が開催された。入場は無料だが、事前の申し込み、または当日朝10時に配布される整理券が必要であった。

 エディオンは家電販売事業を中心に全国に店舗を構える家電量販店。家電販売のほか、リフォームやISP事業、モバイル事業なども手掛ける。エディオンはDetonatioN FocusMeのスポンサーになっており、今回、旗艦店の1つであるエディオン横浜西口本店が、オープンから今冬で2周年となるのを記念し、本イベントが開催された。

 1日目は、DFM所属のMeiy選手とSSeeS選手に加えて、MURASH GAMINGのストリーマー部門所属のBiju(びじゅ)氏が登壇し来場者たちと「VALORANT」をプレイしたり、トークなどで盛り上がりを見せていたようだ。MCはASH WINDER CULTURE所属キャスターのyukishiro氏が務めた。

 2日目の前半はDFM所属のNephrite(ネフライト)選手と同所属のストリーマーHarukiyo氏、REJECT所属のくらら選手、QTDIG無限大(∞)所属のLiaqN選手らが登壇し、来場者たちも参加する「フォートナイト」対戦などが行なわれ、賑やかな様子を見せていた。こちらのMCは、ベテランキャスターのトンピ?氏が務めていた。

「THE DFM DAY」の看板。イベントは2日間行なわれ、初日は「VALORANT」、2日目は「フォートナイト」と「ストリートファイター6」が行なわれる運びとなっていた
2日目の第1部はDFM所属ネフライト選手、ストリーマーのHarukiyo氏、REJECT所属くらら選手、QTDIG無限大(∞)所属LiaqN選手が集まり、「フォートナイト」対戦が行なわれた。MCはトンピ?氏。年齢層は比較的若めで、子供たちの姿もちらほらと見かけた

 そして2日目の第2部では、DFM所属のGO1選手、同所属ストリーマーのなるおさんに加えて、Good 8 Squad所属のさはら選手、無所属女性ゲーマーのべてぃちゃんが登壇。格闘ゲーム「ストリートファイター6」を使用し、来場者たちとチームを組んで対決する激闘が展開した。MCは格闘ゲーム実況でお馴染みのアール氏だ。

 本稿では2日目第2部の「ストリートファイター6」のイベント時の模様や、会場に出展されていたマウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G TUNE」のDFMコラボレーションモデルについて紹介していく。

2日目の第2部は格闘ゲーマーならお馴染みの選手たちが集い、来場者たちとチームを組んでの4on4バトルが展開することになった。奥からMCのアール氏、GO1選手、なるおさん、べてぃちゃん、さはら選手
会場にはマウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G TUNE」のDFMコラボレーションモデル「G TUNE FG-A7G80」が展示されていた。側面のロゴがカッコいい。なお、エディオン横浜西口店で注文も可能だ
ロジクールも出展しており、ゲーミングキーボードやマウス、ヘッドセットなどが展示されており、自由に触れる状態となっていた

来場者も参加するチームマッチはべてぃちゃんチームが圧勝!

 前半戦は、共同出展のAMDから佐藤美明氏が登壇し、GO1選手となるおさんに、現在販売中となる「G TUNE」DFMコラボレーションモデルにて採用されているAMDのRyzenプロセッサの魅力について語った。コラボモデルを紹介されると、GO1選手は「へぇぇ!?」と驚きの声を上げるが、これに対してなるおさんは「いや、それは知ってるよ」と返して会場の笑いを誘った。

 GO1選手やなるおさんにとっては初めて聞く話ばかりということもあり、そのリアクションにはガチの驚きが感じられた。佐藤氏は「eスポーツ選手にとってPCは“防具”なので、性能が低いと命に関わるほど重要」と選手にとってのゲーミングPCを例え話で紹介すると、激しく同意する様子も見られた。

 他にもわかりやすい例えとして、ハイエンドな家庭用ゲーム機「PS5」や「Xbox Series X|S」にもRyzenベースのSoCが内蔵されていることや、SUBARUやTESLAなどの自動車にも採用されているという実例を紹介。普段あまり半導体の話に縁がない人にとってもわかりやすい解説で、来場者たちも納得の表情を見せていた。なるおさんは「つまりPS5持ってますと言われたらそこにAMDさんが入ってるんですね」と納得の表情を見せていた。

 今回、マウスコンピューターが出展したのはゲーミングPCブランド「G TUNE」のDFMコラボレーションモデルとなる「G TUNE FG-A7G80」で、CPUにはAMDのRyzen 7 9800X3Dを内蔵、メモリ容量は32GB、ストレージはNVMe Gen4x4接続の2TB SSDを採用、GPUにはNVIDIA GeForce RTX5080を搭載するハイパフォーマンスなゲーミングPCとなっている。価格は56万4,800円で、エディオン横浜西口本店で注文も行なえる。

 パフォーマンスについての優位性などを一通り紹介したあと、佐藤氏は、マウスコンピューターの「G TUNE」なら、耐久面でも安心なので、パソコンを購入する際にはぜひ、Ryzenを内蔵したDFMコラボレーションモデルも検討してみてほしいとして、トークセッションは終了となった。なお、なるおさんはそこそこ詳しい様子だったが、こういった話には疎そうなGO1選手も「Ryzenの名前は覚えた!」と語っており、トークセッションの効果はあったようだ。

 トークセッション後に、佐藤氏と会話した際には、ここだけの話として、プロ選手の中にはAMD指名買いでRyzen内蔵PCを選択する人もいるというエピソードを教えてもらい、改めてAMDへの信頼性の高さが実感できた。

AMDの佐藤美明氏とDFMなるおさん、GO1選手らによるトークセッション
AMDがどこに入っているか?の採用例。当初ゲーム機を伝えようとしたところで、なるおさんが「え?クルマ?」と横に並んでいたSUBARUやTESLAと勘違いし、来場者の笑いを誘っていた
ステージの反対側に設置されたマウスコンピューターのブースにはDFMコラボレーションモデルが出展されていた
ロゴの入った側面のアクリルパネルは透けて内部パーツが良く見える
共同出展のAMDはDFMコラボレーションモデルにRyzenが採用されている点をアピール
質問など声掛けしてくれた人にはAMDロゴ入りグッズをプレゼントしていた

 AMDによるトークセッションの後は、いよいよ「ストリートファイター6 特別チームマッチ」が開催された。ここでは、なるおさんとGO1選手、べてぃちゃんとさはら選手がそれぞれ2チームに分かれた。そこに来場者が2人ずつ参加して4人チームを結成し、勝利を目指すという内容となった。ルールは「ストリートファイターリーグ」方式を採用し、先鋒、次鋒、中堅までの3人は2本先取のBO3で試合を行ない、大将戦のみ3本先取のBO5、ポイントも先鋒~中堅までが10ポイント、大将が20ポイントとかなり本格的なものだった。

 来場者たちの中から参加する選手については、入場時に配られた番号を使った抽選形式を採用。選ばれた4人の参加者たちは、いずれも経験者ながら、1人がダイヤランク、1人がグランドマスター、1人がアルティメットマスター、そしてもう1人が最近プレイしていないためランク不明というバラエティ豊かな4人が選出された。

 相談の結果、先鋒と中堅はいずれも参加者同士の対戦となった。先鋒戦、べてぃちゃんチームはジュリ使用の参加者、なるおチームはモダン操作のラシード使用の参加者の1戦となったが、ラシードの動きが思った以上にスムーズで善戦を見せるも、ここはジュリが土壇場でインパクトを決めて見事に2-0で勝利し、べてぃちゃんチームが先制。

 次鋒戦、べてぃちゃんチームはジュリ使用の参加者、なるおチームはリュウ使用の参加者による1戦で、ここはリュウが勝利して10-10で同点となった。

本日チームマッチに挑むのはGO1選手、なるおさん、べてぃちゃん、さはら選手の4人。GO1選手以外は私服に近いラフな服装での登壇となっており、親近感が増す印象だ
MCのアール氏はマイクトラブル時も動じることなく、生声で来場者にアドリブでアンケートを取るなどベテランの対応を見せていた
先鋒戦のジュリとラシードの1戦は、やはり日々プレイしているという参加者が要所でインパクトを見事に決めて勝利を飾った
試合中の様子。参加者たちをプロが囲んで色々と声掛けをしてワイワイした様子で試合を楽しんでいた。参加者たちは慣れない環境での試合に緊張して、いつものプレイはできていなかった様子だった

 中堅戦はべてぃちゃんチームからべてぃちゃんが自らジュリで登場。対するなるおさんはサガットで挑むも、初戦はべてぃちゃんが圧勝。ここでなるおさんはいつもの使用キャラクターであるジェイミーに変更して再度挑むも、べてぃちゃんがしっかり勝利。べてぃちゃんチームが20-10でリードを広げた。

 そして迎えた大将戦はべてぃちゃんチームがさはら選手、なるおチームからGO1選手が登場。使用キャラもさはら選手はエド、GO1選手は春麗とガチの3先バトルとなった。なお、GO1選手のアーケードコントローラーは調子が悪く、急遽来場者のコントローラーを借りての参戦ということもあってか、試合は終始さはら選手のエド有利で展開。度胸のある無敵技のぶっぱなしもバッチリで、さはら選手が3-0の完封勝利でGO1選手の春麗を撃破。チーム戦としては、40-10の大差でべてぃちゃんチームの勝利となった。

 感想を求められるとなるおさんは、「参加者の人たちも強かったよねぇ」と語りながら、自身の負けには納得していない印象だった。GO1選手も3先で1勝もできなかったのはさすがにちょっと悔しかったとコメント。MCのアール氏から、コントローラーがいつもと違っていた点を指摘されると、それは言い訳にならないとキッパリ。ファンイベントであっても負けたことへの悔しさがにじみ出ている印象だった。

 一方で勝利したべてぃちゃんは、今後の大会でなるおさんと当たる予定があり、実は対策しているところだったので勝利できたとコメント。でも勝ててうれしかったと喜びをアピールした。さはら選手も緊張せずにのびのびと試合を楽しめたし、やっぱりGO1選手に勝てたのがうれしいとアピールしており、イベントを存分に楽しんでいる様子だった。

 アール氏はこういったファンイベントについて、いつもは配信などで見ている選手たちを画面越しではなく、実際に見ていただけるのはレアな体験だとして、イベントを盛り上げてくれた。

 最後はプレゼント抽選会を行ない、イベントは終了となり、その後は指定の商品を購入した人向けに、DFMメンバーたちによるミニファンミーティングが行なわれ、参加できたファンたちは記念写真を一緒に撮影したり、トークなどで選手たちと楽しいひと時を過ごすこととなった。

なるおさんとべてぃちゃんの中堅戦はべてぃちゃんが終始リードする展開でなるおさんを圧倒。参ったなという表情を見せるなるおさん
大将戦はさはら選手とGO1選手によるSFリーガー対決!キャラクターもエドと春麗というガチの対戦となった
試合は持ち前の強気プレイが全開のさはら選手が3-0の完封勝利!
試合終了後、負けたGO1選手が悔しさを滲ませる表情を見せていたのが印象的だった
最後はプレゼント抽選会で再度盛り上がりを見せる
最後は来場者の撮影タイムを入れてイベントは終了となった
イベント終了後は、DFMメンバーたちのミニファンミーティングが行なわれた

ゲーム観戦ファンには魅力のイベント

 以上、eスポーツチーム、DetonatioN FocusMeのメンバーたちが多数参加した「THE DFM DAY」の2日目、第2部の格闘ゲーム部門のイベントの模様を中心に紹介した。

 来場者たちは、試合自体の駆け引きでも盛り上がりを見せていたが、やはりインパクトやSA3といったド派手な技が決まると、そこで笑いが起こったり拍手が沸き起こるなど、見た目のわかりやすさも「ストリートファイター6」の魅力の1つと言える。今回は登壇した選手たちだけでなく、来場者も一体となって、盛り上がるオフラインの会場ならではの試合の雰囲気が感じられる対戦イベントとなっていた。

 ゲーミングPCの魅力を学びながら、eスポーツを通じた選手とファンとの親睦を目的としたイベントとして、盛り上がりを見せた「THE DFM DAY」は昨今のeスポーツの盛り上がりを象徴するような楽しいイベントだったと言える。もし近所のお店でもこうしたイベントが行なわれる際には、ぷらっと訪れてみるのも面白そうだ。

来場者全員には、G TUNEのチラシと明治のハードグミキャンディ2袋がプレゼントされた
会場には選手たちの等身大ポップも展示されていた