【特別企画】

MMORPG「HIT : The World」、4月17日正式サービス開始! 最序盤や戦闘システムを先行体験

MMORPG初挑戦でもわかりやすく遊びやすい日本独自仕様が特徴

【HIT : The World】

4月17日 正式サービス開始予定

価格:基本無料(アイテム課金制)

 ネクソンは、PC/iOS/Android用MMORPG「HIT : The World」の正式サービスを4月17日より開始する。価格は基本無料で、アイテム課金制。現在事前登録受付中。発表に先駆けて、メディア向けの体験会が行なわれた。

 「HIT : The World」は、2016年に配信されたアクションRPG「HIT」の世界観を継承し、新たにMMORPGとして登場する「HIT」シリーズの最新作。重課金ユーザーが中心となるようなMMORPGとしてのバランスを見直し、無課金や少量の課金であっても幅広く、長く楽しめる運営を目指す。

 体験会では日本独自の仕様などについて発表があったほか、ゲーム最序盤や戦闘などを実際にプレイすることができた。

【HIT : The World 事前登録受付中】
【HIT : The World開発インタビュー】

微課金・無課金ユーザーに手厚く。日本独自仕様を導入

 「HIT : The World」では「日本ユーザーに向き合い、真摯な変化を続ける」という方針が掲げられ、日本独自の仕様が導入されている。事前に実施されたユーザーとの座談会を踏まえ、「誰もが参加できるエンドコンテンツ」「団結すれば対抗できるバランス」「ギルドコンテンツの充実」「課金バランス、ゲームプレイの最適化」の4つのキーワードを掲げた。

 また微課金、無課金ユーザーに向けた調整には、一般チャンネルとPvPチャンネルを設置したり、経験値が得られるアイテムを入手しやすくする、エンドコンテンツにも参加しやすくするなど、具体的な施策が構想されている。

 体験会では、ゲームの最序盤や、PvPなどの戦闘コンテンツの体験ができた。プレイして最初の印象は、オーソドックスながら、シンプルでわかりやすさが配慮されていることが感じられた。

 基本的にはメインクエストに沿って、「〇〇を何体倒す」などの課題をクリアしていくことで進行していく。クエストはワンクリックで自動で進めることもできるほか、ゲーム終了中でも自動で戦闘して経験値やアイテムを集めてくれる機能などもあって、サポート機能が充実している。

 戦闘方法や装備の仕方、本作独自システムについては、ゲームを進めながら丁寧に解説してくれるので、本作が初めてのMMORPGだとしても安心してプレイできるだろう。

キャラクリはカット。シンプルでわかりやすく、コラボも実施

 本作で特徴的なのは、外見は入手したクラスのキャラクターによって決まるということ。本作には「大剣」や「杖」、「鈍器」など、武器種によって6つのクラスがあるが、その中には様々なキャラクターがいて、ゲーム進行やガチャによって入手できる。

 たとえばゲーム最初に「鈍器」を選んだ場合、少女のような見た目のキャラクターでプレイすることとなる。そのままゲームをプレイし続けることもできるが、ゲーム進行やガチャで新たなキャラクターを入手すると、ゲーム中はいつでもそのキャラクターに変更できるようになる。

キャラクター選択での「鈍器」
入手したキャラクターによって、衣装や外見が変化する

 同じ「鈍器」のキャラクターでも、筋肉モリモリのマッチョな男から妖艶なお姉さんまで様々。レア度が高いほど見た目の派手さも増していき、さらにわずかではあるが基礎的なステータスも高い。同じ武器種のキャラクターなら、外見のみの変更も可能だ。6種の武器それぞれに様々なキャラクターが用意されているので、ゲームをしばらくプレイしてから、自分の扱う武器が定まっていく、という人も多いかもしれない。

 裏を返すと、本作にはキャラクタークリエイトがなく、さらに言い換えればプリセットキャラクターのみを使用することになるのだが、あえてここを省くことで装備周りのシステムがとてもわかりやすくなっていると思う。

クール系の美女からイケメン魔導師風まで、様々なキャラクターが用意されている

 またもうひとつのメリットとして、この仕組みにすることで他作品とコラボしやすいという。キャラクタークリエイトがある作品だと、体型などに幅がありすぎるため特に衣装が監修しづらいが、本作のように開発側が100%作れるキャラクターであれば問題ない。実際、コラボキャラクターの企画が動いているそうだ。MMORPGといえばキャラクリ、という思い込みにあえて手を入れているところが特徴的だろう。

キャラクターは「召喚」(ガチャ)などで入手できる
ステータスにも影響する「ペット」もガチャの対象。うさ耳の少女が演出に登場する

「プリセット」機能で戦闘に奥深さ

 戦闘周りでの特徴のひとつに、スキル連携がある。通常のスキルはそれぞれ単発で完結するが、特定のスキルの発動後だったり、敵が特定の状態になっていると、スキルの効果が上がることがある。うまく決まるとカメラがキャラクターにぐっと寄る演出も入り、かなりかっこいい。ある程度のテクニックにが必要となるが、戦闘のやりこみのひとつとなるだろう。

 またもうひとつ特徴的なシステムが「プリセット」だ。これは、あらかじめクラス、装備、使用スキルなどを決めておいたプリセットを、瞬時に呼びさせるという機能。最大3つまで設定可能で、メニュー画面を開かずにワンボタンで切り替えできる。

装備やスキルを一式でセットしておける「プリセット」。プレイ中に瞬時に呼び出せる

 これを上手く利用すると、戦闘中に魔法職の「杖」から近距離の「大剣」に持ち替えて、敵との距離感自在で戦うことなどができるようになる。当てるスキルの順番や組み合わせも考えると、かなり奥深く探求できるだろう。

 他にも、日本独自の仕様として、パーティで戦闘することで経験値が加算されるシステムだったり、海外では有料で販売されていた一部の装備をゲームプレイのみで獲得可能にするなど、様々な変更が施されている。

 今後は3月28日にキャラクター名の先取りキャンペーン、4月6日には一般向けの先行体験会、また正式サービス開始直前の4月16日には公式生放送の第2回目が予定されている。特にMMORPGの入口としてかなり遊びやすいタイトルだと感じたので、注目していただくといいだろう。