【特別企画】

舞台は「バイオハザード RE:2」の警察署! USJで蘇る「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」体験レポート

大の大人がしっかり怖いホラーアトラクションに挑戦

【バイオハザード・ザ・エクストリーム+】

開催期間:9月9日~11月6日

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて、9月9日よりアトラクション「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」が開催される。

 本アトラクションは、カプコンを代表するホラーアクションゲーム「バイオハザード」の世界観をリアルに体験できるもの。「バイオハザード」シリーズ作品の中でも「バイオハザード RE:2」を題材として、プレーヤー同士で協力して生還を目指していく。

 2019年に期間限定で開催された「バイオハザード・ザ・エクストリーム」をベースに、生還のカギを握るミッションや特別なイベントの追加、脱出成功時に本家「バイオハザード」のようにクリアランクが表示されるなど、よりパワーアップを遂げた最新の「バイオハザード」アトラクションだ。

 今回はそんな本アトラクションを試遊する事ができたので早速レポートしていきたいと思う。

これぞバイオハザード!ファン歓喜のクリーチャーが迫る中「謎解き」×「アクション」で生還を目指せ!

 本アトラクションは「バイオハザード RE:2」を題材としている事もあり、舞台は逃げこんだ「ラクーンシティ警察署」。ここで襲い来るクリーチャー達に立ち向かい、プレーヤー同士で協力し、無事の生還を目指す。シリーズ作品でも屈指の人気を誇るキャラクター「レオン」と「クレア」の名を冠した2つのルートが存在し、それぞれ異なる演出やアクティビティを味わう事ができる。

 今回筆者が体験できたのは「クレア」ルート。端的に言えばしっかり怖かった。いい歳して、見事にビビる結果となった。

 ネタバレ防止のために内容の詳細は書けないのだが、「流石はUSJ」の一言に尽きる。アトラクション全体の雰囲気はもちろん、キャストのパフォーマンスやクリーチャーの演出、プレーヤーが行なわなくてはいけないアクティビティなど全てにおいて「バイオハザード」の世界観をしっかりと再現している。

 時に静寂、時にパニックが起こる空間を自分の脚で進まなくてはいけない緊張感は凄まじく、「一般人が『バイオ』の世界に放り込まれたらこんなに無力なんだ……」という気分を強く味わえる! やっぱり、あの主人公達も大概バケモノなんだよなぁ……。

グループでアトラクションに挑戦するため、ある程度恐怖が和らぐかと思いきや、筆者の回ではゾンビが後ろから追いかけてきているのにも関わらず、前の人が恐怖でゆっくり進む現象が起きた。そのため一番後ろだった自分が真っ先に追いつかれそうになり、プチパニックが起こるというヤバすぎる恐怖体験をしたので、一概に安心はできないと伝えておきたい。本当に怖かった

 しかしシリーズファンからするとただ怖いだけではなく所々に嬉しいポイントが多いのも本アトラクションの魅力だ。登場するクリーチャーはゾンビだけではなく「リッカー」や「タイラント」といった、シリーズでも人気の高い敵キャラクターが登場する。見つけると恐怖と興奮が入り混じったよく分からない感情の叫び声が出る事だろう。

 他にも「バイオハザード」らしい謎解き要素やアクション要素もしっかりアトラクション内に用意されているため、恐怖の中にも爽快感や達成感を味わえる、正に“ホラーアクションの金字塔”「バイオハザード」らしいアトラクションだったと言える。

アトラクション内では自分たちが逃げ回る以外にも「レオン」や「クレア」がクリーチャー達と対峙している場面なんかも拝むことができ、生でキャラクター達の活躍を見れる点もファンとしては楽しめるポイントとなっている

 筆者のグループは残念ながら高ランクを獲得するどころか生還すらもできなかったので非常に悔しい結果となったが、大の大人7人が真面目に挑戦して惨敗するほど難易度としても歯ごたえがあったので、2つのルートを高ランクでクリアする事を目的に挑戦し続けるのも面白いだろう。シリーズファンや腕に自信のある人は是非挑戦してみて欲しい。

コラボ商品も多数展開!非常食やエンブレムで気分は正にラクーン市民!

 今回「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」の開催に伴って様々なコラボレーションフードメニューやグッズ等も展開されている。

 ニューヨークエリアにあるアイリッシュ・パブ「フィネガンズ・バー&グリル」ではパーク限定オリジナルフードとして「バイオハザード プレート ~ラクーンシティ警察署で配給された非常食~」やオリジナルドリンクとして「ハウンドウルフ ~クリス・レッドフィールドが率いる精鋭部隊~」と「リッカー ~t-ウィルスの突然変異~」の2種類を味わう事ができる。

 凄惨な世界観を持つ「バイオハザード」のコラボフードというだけあって名前が既に面白いが、どのフードも世界観をイメージさせつつも味も見た目もいい仕上がりとなっている事に正直筆者は驚いた。

 プレートに関してはトッピングや雰囲気で“非常食”感を出しながらも、実際はボリューミーかつ豪華で多彩な味わいを楽しめるラインナップで彩られており、ドリンクもインパクト強めな見ためとは裏腹に、甘めかつサッパリとした味わいなため飲みやすくプレートとも合う。見た目の強さを最大限に発揮しつつ、ちゃんと舌をうならせるメニュー構成が印象的だった。

【「フィネガンズ・バー&グリル」】
【「バイオハザード プレート ~ラクーンシティ警察署で配給された非常食~」】
非常食とは思えないほど豪勢かつ手の込んだ料理の数々だが、プレートや食器の雰囲気で世界観を出せているのがポイント。緑色のハーブをイメージしたソースもパンやサラダとマッチして体力も全回復した
【オリジナルドリンク】
独特のマーブルカラーのドリンクが「リッカー ~t-ウィルスの突然変異~」で、鮮やかな赤色のドリンクが「ハウンドウルフ ~クリス・レッドフィールドが率いる精鋭部隊~」だ。クリスイメージのドリンクはともかくクリーチャーをイメージしたドリンクと言うのは中々に攻めた内容だが味はしっかりと甘味を感じる内容となっている。どちらも注文するとそれぞれのシンボルが描かれたコースターをゲットできる!

 コラボグッズは同じくニューヨークエリアにある「ユニバーサル・スタジオ・スーベニア」にて購入が可能だ。ラクーンシティ警察署「R.P.D.」のエンブレムやシリーズではお馴染み「アンブレラ社」に加え、その傘下である「バイオハザード対策部隊”U.B.C.S.”」のエンブレム等が刻まれたチケットホルダーやTシャツ、マグカップやバッグ等と言った普段使いも十分できそうな商品が発売されている。

 改めてまじまじと見ると全てのエンブレムが洗練されたデザインとなっているため、自分の好きなキャラクターが所属している部隊のグッズを買う等してバイオ欲を高めるのも良いだろう。

【「ユニバーサル・スタジオ・スーベニア」】
「バイオハザード」グッズは「R.P.D.」のエンブレムが目印。店前のショーウィンドウにはダメージ演出が入っているほか、世界観を醸し出す「アンブレラ社」のコンテナも飾ってあるなど芸が細かい!
【「バイオハザードコラボレーショングッズ」】
主にエンブレムのデザインが彩られた様々な商品を購入する事ができる。「R.P.D.」のバッジを身に着けて「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」に挑戦すればラクーンシティ警察官の気分で遊べるかも!?

 総じて非常に「バイオハザード」らしい体験のできるアトラクション・商品ラインナップが揃っており、ファンも納得のコラボレーションだと言える内容だった。現在そんな「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」ではハロウィンイベント「NO LIMIT! ハロウィーン」が開催しており、「バイオハザード」とのコラボレーション以外にも数々のホラーアトラクションを展開している。

 どのアトラクションも今回レポートした「バイオハザード・ザ・エクストリーム+」に引けを取らない恐怖体験ができ、さらにはパーク内の一部にゾンビが出現する「ストリート・ゾンビ」やゾンビたちとダンスを楽しめるイベント「ゾンビ・デ・ダンス」等の非常にハロウィンらしいイベントが目白押しとなっている。3年ぶりの開催との事もり今非常に盛り上がりを見せている時期となっているので、今回の「バイオハザード」コラボと合わせて様々なホラーを味わいに行ってみてはいかがだろうか。

【「ユニバーサル・モンスターズ ~レジェンド・オブ・フィアー~」】
【「カルト・オブ・チャッキー」】