【特別企画】

自分だけの1台をデザインしよう! 日本版「Xbox Design Lab」先行体験レポート

メタリックやパターンカラーも可能。グリップ装着でエリコン仕様にも!

【Xbox Design Lab日本サービス】

6月開始予定

価格:7,678円より

 日本マイクロソフトは、オリジナルのXbox Wireless Controllerをデザイン・購入できるサービス「Xbox Design Lab」を6月より開始する。カスタマイズコントローラーの価格は7,678円より。

 組み合わせは「10億通り以上」を豪語し、文字通り自分だけのオリジナルゲームコントローラーを作れる「Xbox Design Lab」だが、満を持して日本でもサービスを開始する。Xbox Game PassやXbox Cloud Gamingとともに、長らく日本のXboxコミュニティをやきもきさせ続けてきたサービスだが、脂がのりきった状態でのサービス開始ということもあり、ぜひトライしてみたいサービス。今回は、日本マイクロソフトのご厚意で事前に試す機会に恵まれたのでご紹介したい。6月9日の段階で、肝心のいつから、いくらで利用できるのかというのはわからないままでもうしばらく待つ必要があるかもしれないが、どのようなプロセスでデザインできるか、価格はどのようにして決まるのか、オーダーはどうやってやるのかといった部分は伝えられるため参考にしていただければ幸いだ。

【Xbox Wireless Controller】
5色展開のXboxコントローラー

 さて、Xbox Wireless Controllerは、プレイステーションのDUALSHOCKシリーズやDualSenseと比肩されるゲームコントローラーの代名詞的存在だ。現在はPSコントローラーもPCで使用できるためそのアドバンテージは少なくなったが、PCに対応するまでは1台で何でも行ける最強のゲームコントローラーだった。ご存じの通り、XboxはクラウドゲームサービスXbox Cloud Gaming(ベータ)を展開しており、Xboxは持っていないが、スマートデバイスでXbox Game Passを遊ぶためにコントローラーだけは持っているというゲームファンもいるだろう。

 Microsoftが6月9日に発表した一連の発表を見る限りでは、同社はハードウェアやゲームプラットフォームの制限など、様々な境界を取り払おうとしている。ただ、その一方で相対的に存在感を増しつつあるのがゲームコントローラーだ。

【Xbox Game Passエコシステム】
拡大し続けるGame Passのエコシステムで唯一共通のハードウェアがゲームコントローラーだ

 Xbox Game Passでは、クラウドベースでスマートデバイスでのプレイにも対応し、新たにタッチ操作にも対応するゲームも増えているが、しっかりプレイしようと考えたらやはりゲームコントローラーは必須だ。日本マイクロソフトは、Xbox Cloud Gamingの日本ローンチ時に、友人宅にスマートデバイスやゲームコントローラーを持ち寄ってマルチプレイを楽しむ映像を公開したが、ああいったシーンで、オリジナルのゲームコントローラーを持ち込めば、より楽しめるだろう。そういったときに大きな助けとなるのが今回日本でサービスがスタートする「Xbox Design Lab」だ。

【Xbox Cloud Gaming】

 「Xbox Design Lab」の日本サイトにアクセスすると、米国の本家サイトと統一デザインのページがお目見えする。「自分だけのデザイン」をクリックすると、何の説明もなくマイコントローラーのデザインがスタートする。

 デザイン出来る箇所は、本体(正面)、本体(背面)、グリップ、バンパー、トリガー、Dパッド、サムスティック、ABXYボタン、メニューボタン、メッセージ刻印の10項目。筆者が試した際は、標準価格は7,687円で、メタリック、プライドなどの特殊オプションを付けていくとその都度加算されていく仕組みだ。Xbox Wireless Controllerの標準価格が6,578円であるため、わずか1,000円ほどのプラスでオリジナルコントローラーが作れるのが素晴らしいところだ。

【デザインの様子】
本体(正面)。カラーは標準色が23色に、有料のパターンが6色用意されている
本体(背面)。背面カラーは23色のみ
グリップ。操作感が向上するためぜひ付けたいところ。ちなみにエリコン2に貼られている正面グリップは用意されていない
バンパー。上部のカラーリング。カラーは23色
トリガー。23色に加え、メタリックカラーが用意されている
Dパッド。こちらもトリガーと同様、メタリックカラーあり
サムスティック。左右2カ所。別々の指定はできない
ABXYボタン。7種類もあり、どれにするか迷う
メニューボタン。中央にある3つのボタン。ABXYボタンと比べると地味なカラーが多め
最後は刻印。最大16文字までと、あまり長いテキストは入れられない

 Xboxファンは、デザイン面は素晴らしいが、機能面でわざわざもう1台作る価値はあるのか? と疑問に思っている方もいるだろう。その答えはYESでありNOだ。現在、標準のXbox Wireless Controllerを使っている方は、ぜひもう1台持つべきだ。理由は、これまで「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー(エリコン)」シリーズにしか開放されていなかったラバーグリップがオプションで付けられる。サイドとバック、それぞれ690円掛かるが、それだけでエリコン2相当のグリップ感でゲームが楽しめるのは絶大なメリットだ。

【プライドカラー】
先日発表されたプライドカラーも、日本サービスでも利用できる

 一方、「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー シリーズ2」を持ってるんだけど? というコアなXboxファンにとっては、Xbox Design Labの魅力は限定的かもなれない。なぜなら、Xbox Design Labでデザインできるコントローラーは、あくまで標準のXbox Wireless Controllerであり、「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」シリーズで実現しているサムスティックやDパッドの交換や、ヘアトリガーロック、背面パドル、そしてサムスティックのテンション調整などはできない。エリコンシリーズは、Xbox One世代までで止まっているため、シェアボタンがないのが玉に瑕だが、性能的にはあなたのエリコン2は最強であり続ける。

 筆者は、GAME Watchで作成するコントローラーということで、弊誌のグリーンをベースに、グリップはエリコン仕様、「GAME Watch」という刻印も入れて、しめて11,108円。盛り盛りに盛ってもこの程度の価格で購入できる。世界唯一のゲームコントローラーがこの価格というのは割安感がある。ぜひ皆さんも試してみて欲しい。

【完成】
完成! 残念ながら実機はまだ届かなかった……
プレビュー機能がなかなかカッコ良く、購入の最後の一押しをしてくれる
決済して終了。各オプションは無料のものと有料のものとがあるので、最後にいくらになっているのかキチンと確認しておきたいところだ