【特別企画】

前作から正統進化した「地球防衛軍6」をプレイ! 大量の敵を倒す爽快感に加えてダメージ表示も追加

【地球防衛軍6】

2022年 発売予定

価格:未定

 「東京ゲームショウ2021 ONLINE」でのディースリー・パブリッシャーの出展タイトルは「地球防衛軍」シリーズ3作。そのうち、オフライン会場では2022年発売予定の最新作であるプレイステーション 5/プレイステーション 4用3Dアクションシューティングゲーム「地球防衛軍6(以下、EDF6)」の試遊出展を行なっていた。

 前作「地球防衛軍5」から3年後の地球防衛軍たちを描く本作の特徴は、「荒れ果てた街」と「衰退しきった人類」、「現地改修だらけの装備」、そして「地球に居着いた侵略生物たち」だ。前作で軍人らしいゴツい装備に身を固めた「レンジャー」、「ウイングダイバー」、「フェンサー」、「エアレイダー」の4兵科も存在しているが、「強そう」とは言いにくい装備になっている。

試遊版ではすでにボイスもついていた

 当日試遊できたデモでは、最序盤の4ミッションのうち1つをプレイできた。筆者は「地球防衛軍5」から「フェンサー」を使い続けていたため、今回もこれで出撃する。

「FG7ハンドガトリング」や「FH10軽量迫撃砲」など、使いやすそうな武器があらかじめ用意されていた

荒れ果てた街は戦いやすいものの、微妙な起伏が多め

 本作の舞台である荒れ果てた街並みは、遮蔽物にもなる建物があまり多くない。道路も整備されておらずアスファルトがボコボコと突き出た状態なので、この起伏や地形の段差で敵の攻撃から逃れたり、うまく敵を誘導して戦うことになる。

荒れ果てた市街地。実際に敵が出現する場所は開けているが、細かな起伏が多い

 この起伏が「フェンサー」の強力な武器である「ガトリング」や「ブラストホール・スピア」の攻撃をはばむことが多く、うまく起伏を避けて攻撃する必要があった。他の兵科や「機関砲」シリーズの武器と違って発射する場所が低く、少しの段差でも攻撃できなくなるのだ。

 だが、「アーマー」や武器ボックスが定期的にハイライトされて見やすくなっていたり、右側の武器アイコンの上にダメージが表示され、ヒットさせるごとにモリモリと数値が上がっていく演出があったり、「ハンドガトリング」に必要なスピンアップの前に1発だけ撃てるようになっていたりとか、「少し『ブラストホール・スピア』の当たり判定が大きくなったかな?」といった細かいシステム改修もみられた。

ダメージが増えていく様子。攻撃が当たるとフォントが大きくなる
アイテムが時々キラッと光って見やすくなる

 「ブラストホール・スピア」の当たり判定に関しては体感なので不透明な部分があるが、これまで明るい背景だとなじんでしまって見にくかったアイテム類が見やすくなったり、与えているダメージがしっかり表示されるのもうれしいポイントだ。「地球防衛軍5」でよく使った移動力の低い「フェンサー」の速度を補うための「スラスターダッシュ」と「ブーストジャンプ」を組み合わせた移動も健在で、ロボットアクションのような戦法もできるのがいい。

「スラスターダッシュ」直後に「ブーストジャンプ」を使うと慣性で飛距離が伸びる。奥にいる敵は「クイーン」

 公式サイトで告知されている「リング」に似た形状が追加された「テレポーションアンカー」や「クイーン」も登場した。プレイしたのは2つ目のミッションだったが、すでに強力な兵器と敵が現われるのには驚いた。敵の集団も多く、何度も現われたため、本編ではかなりの激戦が起きそうだ。

どこか進化しているように見える「テレポーションアンカー」。「クイーン」が飛ばす凶悪な酸は相変わらず「ディフレクター」で跳ね返せる

 これまで紹介してきたとおり、「地球防衛軍6」もかなり遊びごたえのある作品となっているように感じた。公式ページに掲載されている以外にどんな兵器や武器が登場するのか、侵略生物たちとの戦いがどう繰り広げられるのか、2022年の発売日が待ち遠しい。

【『地球防衛軍6』2ndトレーラー 安全な場所からお届けする】