【特別企画】
原作ファン必見! 「約束のネバーランド展」は見ているだけで胸が熱くなる!!
展示用に書き下ろされたエピソードも公開
2020年12月11日 18:39
- 12月11日~2021年1月11日 開催
- 【約ネバ展・展望台共通チケット】
- 大人:2,000円(税込)
- シニア(65歳以上):1,500円(税込)
- 高校生/中学生:1,200円(税込)
- 4歳~中学生:600円(税込)
- 【グッズ付チケット】
- 2,800円(税込)
「約束のネバーランド」は、2016年8月から2020年6月まで週刊少年ジャンプにて掲載されていた漫画作品だ。原作は白井カイウ氏、作画は出水ぽすか氏が務めており、発売されたコミックスは全20巻、累計発行部数2,500万冊を突破している。
本作は「鬼」に食べられるために育てられた「食用児」たちが、その事実を知り自分たちを解放するために様々な困難に立ち向かっていくストーリーとなっている。ジャンプらしい王道の「友情・努力・勝利」と「逆境」をテーマとしつつも、少し角度の違う「ジャンプらしくない」不思議な作品ともとれる。ストーリー展開が巧妙でとても人を惹きつける作品だ。
そんな本作の連載完結を記念して、展覧会「連載完結記念 約束のネバーランド展」が開催される。今回先行して見学することができたので、中の様子を少しだけ紹介したい。
なお、「連載完結記念 約束のネバーランド展」は、六本木ヒルズ森タワー52階の六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー スカイギャラリーにて、12月11日より2021年1月11日まで開催される。入場料は大人2,000円(税込)、シニア(65歳以上)1,500円(税込)、高校生/大学生1,200円(税込)、4歳〜中学生600円(税込)となっている。
本作の物語に沿った展示エリアの数々! 完結後の物語が描かれた特別エピソードも展示
まず会場に入ると、コミックス全20巻分の表紙と、主人公エマ、レイ、ノーマンに加え、ママ・イザベラとシスター・クローネが出迎えてくれる。このコミックスの表紙は日没後にライトショーも行なわれる。
「約束のネバーランド展」では、シーンごとのカット画や原稿、カラー原画、ポスターなどとともに、白井氏と出水氏のコメントがストーリーの流れに沿って展示されている。ストーリーの展開ごとにエリア分けされており、ちょっとずつ部屋の雰囲気が異なる。そのシーンの雰囲気をより感じやすい。また、原稿や原画を見るだけでも十分楽しめるが、そこに作者2人のコメントがあることで、よりそのシーンに対する理解が深まるのだ。
もう一度そのシーンを読み返したくなる。
また、会場内には「あの方」や「鬼」のマスクも展示されている。漫画やアニメで見る以上にリアルな「鬼」のマスクに恐怖感を覚えるとともに、「約束のネバーランド」の世界観をとても強く感じさせてくれる。
他にも、白井氏によって持ち込まれたネームや各キャラクターの設定資料、ストーリーのプロット、ネームが展示されている「約束のネバーランドができるまで」というエリアも用意されており、本作が作られるまでの過程を垣間見ることができる。
さらに、「約束のネバーランド展」のために書き下ろされた特別エピソードが展示されており、読みながら胸が熱くなった。エピソードのテーマは「完結後のエマと家族たちのお話」で、最終回を迎えたあとのエマと仲間たちの物語が19ページものボリュームで描かれている。
公式ショップやコラボカフェも併設
会場内には「約束のネバーランド」の公式ショップが併設されており、エマがムジカからもらったキーアイテムのペンダントやポスター、トランプ、マグカップなど、たくさんのグッズが販売されている。ほかにもグレイス=フィールドハウスをかたどった箱に入ったマシュマロや「食用児」たちが出荷されるときに持つカバンをかたどった箱に入ったクッキーなど、お土産にしても楽しめるものも売られているのでチェックしてみてほしい。
そして、展示会に併設されているカフェ「THE SUN」が、主人公のエマ、ノーマン、レイ、ママ、そしてハウスの仲間たちが暮らすグレイス=フィールドハウスをコンセプトとしたコラボカフェ「CAFE GRACE FIELD」としてオープンする。エマの髪形を模したオムライスや、リトルバーニーをモチーフにしたパンケーキ、オリジナルコースターがもらえるカフェラテなどが提供される。
今回見学してみて、本展示会は「約束のネバーランド」の世界がギュッと詰め込まれた、ファンにはたまらない空間だと感じた。また、エリアごとに大まかなストーリーが紹介されているので「約束のネバーランド」をあまり詳しくない人でも、本作を知ることができる場所でもあると感じた。「約束のネバーランド」を好きな方も、興味があるという方も、本作の世界が詰まった本展示にぜひ足を運んでみてほしい。
©白井カイウ・出水ぽすか/集英社