【特別企画】

「ゼルダ無双 厄災の黙示録」、ついに4人の英傑がプレイできる「2章」を体験!

個性抜群のアクションと一気に広がるプレイ幅を紹介

開発・販売元:コーエーテクモゲームス

ジャンル:アクション

プラットフォーム:Nintendo Switch

発売日:11月20日

価格:
【通常版】7,920円(税込)
【TREASURE BOX】16,720円(税込)

 「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」(BotW)の100年前を描くNintendo Switch用アクションゲーム「ゼルダ無双 厄災の黙示録」。コーエーテクモゲームスを代表するシリーズの1つである「無双」と名がつく通り、わんさかと出てくる敵をバッサバッサとなぎ倒していく戦闘特化型アクションとして仕上げられている。

 11月20日の発売に先駆けて先日から体験版が配信されており、ここでは1章までが体験できる。気になるのは1章のその先だが、今回2章を体験できた。いよいよ4人の英傑と出会い、彼らを実際に操作できるようになる本作の目玉とも言える章だ。本稿では、こちらの内容をお伝えする。

【『ゼルダ無双 厄災の黙示録』3rdトレーラー】

ついに4人と出会う! 英傑たちの手触りをチェック!

 「ゼルダ無双 厄災の黙示録」はメインのミッションを中心に、サブミッションがいくつもあるような作りとなっている。メインミッションではカットシーンとともにストーリーが進行し、サブミッションはクリアすると経験値や報酬がもらえる。

 2章のストーリーでは、神獣の繰り手を頼むためにゼルダが4人の英傑に頼みに行く。それぞれミファー、ダルケル、リーバル、ウルボザで、「BotW」では100年前の厄災とともに命を落としている。生きている彼らとついに出会えるわけだ。

 4人が仲間に加わるミッションはそれぞれ独立していて、クリアすると1人ずつプレイアブルキャラクターに加わる。ストーリーそのものはぜひプレイして確かめていただきたいが、注目はそれぞれの手触りだろう。

1章でプレイできるリンク、インパ、ゼルダの時点でも相当工夫を感じられる

 本作が優れているのは、プレイするキャラクターによってまったく異なるアクションが採用されているところではないかと思う。基本は弱攻撃→強攻撃のコンボで、弱攻撃の回数によって強攻撃のアクションが変わるのだが、ミファーとダルケルでは手応えがガラリと変わってくる。

 たとえばミファーは、槍と水を合わせた攻撃手段を持つ。槍で敵を巻き込みながら、大水流でより多くの敵を巻き込んで一気に仕留める。ゲージが溜まると放てる必殺技には体力回復効果も付いていて、とても使いやすい。

槍と水を操って攻撃するミファー。操作の交代時には「ダルケルさん!」、「インパさん!」と仲間をさん付けで呼ぶ健気さがかわいらしい。でもリンクだけは「リンク!」と呼ぶ。リンクだけ呼び捨てなんですよ!この関係性ですよ(机を叩きながら熱弁)!と筆者的に応援したくなる英傑ナンバーワンだ

 ダルケルは両手剣の巨岩砕きを使った豪快な技が主体。ガツン、ガツンと敵を叩いて、フィニッシュでは岩石を地面から出現させる。さらに岩石をマグマに成長させて爆破させて敵に追加ダメージを与えられる。

気風のいいダルケルは技も豪快。ボコスカと敵をなぎ倒す感じが気持ちいい

 空中戦が得意なリーバルは、歩き状態と飛行状態を切り替えて操作可能だ。特に空中からのコンボは多彩で、広範囲かつ強力なものが多い。ただし、空中で攻撃を食らうと地面に落ちてしまう。敵を撹乱するような動きも大切となるトリッキー系のキャラクターだ。

ミファーと比べてもコンボツリーの特殊さがわかるリーバル。いかに空中から攻められるかがポイントだ

 そしてウルボザは雷攻撃が強力。舞うように繰り出す剣戟にビリビリする雷がセットになって、とにかく派手。チャージや強攻撃後にはウルボザ自身に雷ゲージが溜まっていき、雷ゲージを消費して強攻撃がさらに強力に発展する。本人の性格とも相まって、パワフルな印象を受けるアクションに仕上がっている。

力強いウルボザ。片手剣の隙は少なく、アクションとしての扱いやすさもある
【神獣を操作するド迫力バトル】
なお4人のミッションの中には神獣を操作するものもある。神獣は踏みつけたり突進したりと巨体を活かしたやりたい放題ぶりが堪能できる。倒す数は1,000単位とスケールアップして、普段の戦闘とは違うプレイ体験となっている

ここからが本番。2章から一気に広がる「災厄の黙示録」の世界

 仲間になったキャラクターはそれぞれレベルがあり、操作キャラクターとしてミッションに連れて行くと経験値が上昇したり、本人が扱う武器が手に入る。武器は合成することでレベルが上がったり付属効果が付いたりするため、武器集めも成長には不可欠だ。

 ちなみに戦闘に参加していなくても、ルピーを支払えばある程度までレベルを上げてくれる施設もある。「あの人使いたいけど、レベル上げが面倒だな……」と思ったときに大変便利。この機能によって、まんべんなく誰でも使えるようになっている。

ルピーを支払ってレベル上げができる。ミッションの推奨レベルに合わせたいときにも使える

 4人の英傑が使えるようになると、受けられるサブミッションがズラッと並ぶようになる。キャラクター固定で挑むミッションもあれば、好きなキャラクターでプレイできるものもある。敵をひたすら倒すような数をこなすものもあれば、大型の魔物と連続して戦うもの、時間内に場所を移動するものなど内容は様々だが、ここでのポイントはレベル上げとアイテムの入手だ。

 というのも、サブミッションには戦闘の他にもアイテムを集めて納品するタイプの「ハイラルチャレンジ」もあるからだ。示されたアイテムを集めて渡せば、新たな施設がオープンしたりキャラクターの能力が上がったりする。能力の上昇にはコンボの追加やハートの増加などがあり、特にキャラクターのアクションを極めたいなら注目。メインミッションがクリアしづらいなと感じた場合のサポートにもなるだろう。

 しかしいずれにしろ、2章は本作ではまだまだ序盤の段階だ。4人の英傑を仲間にして、ゼルダたちの命運はどうなっていくのか。まだプレイアブルキャラクターは増えるのか。白い謎のチビガーディアンの存在は世界にどう影響してくるのか。引き続き、本作に注目していきたい。また、GAME Watchでは発売直前レビューも実施予定。今回お伝えしきれなかった本作の魅力を紹介したい。

コーガ様が出てくるのも2章だ
強敵、ライネルとも遭遇する。2章から戦闘は激化していく
100年前のシド。精悍な「BotW」のシドの幼少期、かわいすぎないか!