【特別企画】

「ハースストーン」新拡張版「ダークムーン・フェアへの招待状」詳報

「ダークムーン・フェアへの招待状」のデザイナー2名に独占インタビュー

 限られた時間ではあったが、「ダークムーン・フェアへの招待状」のゲームデザインとカードデザインを担当した、John McIntyre氏とLiv Breeden氏への独占インタビューをする機会を得ることができたので、その内容をお届けする。

【「ダークムーン・フェアへの招待状」のゲームデザイナー】
ゲームデザインとカードデザインを担当したJohn McIntyre氏
同じくゲームデザインとカードデザインを担当したLiv Breeden氏

――新拡張版「ダークムーン・フェアへの招待状」の特徴、ウリはなんでしょうか?

John McIntyre氏: 一番楽しみにしていたのが、まず「ダークムーン・フェア」というテーマそのものです。これは楽しく、魔法にあふれた設定です。プレイヤーのみなさんからも、「ダークムーン・フェア」をまた登場させてくれという要望を受けていました。

Liv Breeden氏: 今回の拡張版は、やりたかったこと、ずっとやりたかったことを同時にできるということでとても楽しみにしています。やりたかったことというのは、昔登場したカードを蘇らせるということです。今回は、その完璧な機会だと考えています。

――前の拡張版「魔法学院スクロマンス」とは雰囲気が大きく変わり、「旧神のささやき」に登場した四大旧神が復活します。この旧神は、クトゥルフ神話をモチーフにされていると思いますが、以前も人気が高かったのでしょうか?

John McIntyre氏: まず、各拡張版で、全く違ったことをしたかったというのがあります。今回は前の拡張版とは、全く違う世界観ですが、今回、旧神をもう一度持ってきたということで、プレイヤーに何か共鳴できるものがあるんじゃないかと考えています。四大旧神はとても人気があります。

――前回も四大旧神はレジェンドカードとして登場していましたが、今回レジェンドカードとして復活した四大旧神はさらに強くなっているのでしょうか?

John McIntyre氏: 四大旧神というのが、今回の拡張版の大きな焦点となります。その周りに、四大旧神をサポートするためのカードがあります。プレイヤーにとって大きなインパクトを与えるようなカードを構築したかったんです。

――新たなキーワード能力「変妖」を持つカードは、すべてのクラスに登場するのですか?

Liv Breeden氏: はい、すべてのクラスに「変妖」を持つカードが登場します。ただし、クラスによってその使われ方は違います。クラスによってはその効果がゆっくり現れるものもありますが、もっと積極的に効果が出るクラスもあります。

――予想不能な効果を持つ「地の底に放逐されし、忌まわしき古代魔術の祭器」とは、どんなカードなのでしょうか?

John McIntyre氏: 分かりやすい例でいえば、「ヨグ・サロンのパズル・ボックス」(注:「突撃!探検同盟」のカードで、ランダムな呪文を10回使用する)に近いものがあります。旧神のカードを考えるときに、新しく目を惹くようなものにしたかったのと、元々のオリジナルの旧神のデザインからのノスタルジーというものを考えていました。このカード自体は呪文カードとなります。

――「ダークムーン・フェアへの招待状」の開発において、特に苦労した点は何でしょうか?

John McIntyre氏: まず、デザイナーとして四大旧神のデザインを考えるのが一番苦労した点です。なぜなら、四大旧神というのは、もともとプレイヤーに愛されているキャラクターというのがあり、期待度が非常に高いものでした。旧神はかっこよくて目をひくような、そういったデザインでなければならないと考えておりました。試行錯誤を繰り返して、たくさんのデザイナーからいろいろなアイデアを出してもらい、それらを組み合わせた結果が、今回の拡張版に登場する旧神のデザインになります。

Liv Breeden氏: これまでノスタルジーですとか、以前の「旧神のささやき」の四大旧神に関する懐古的な部分を考えて、開発に務めていましたが、実はその「旧神のささやき」のときも、旧神のデザインに一番苦労したという過去があります。旧神はやはり強くて、また目をひいて、それでいて楽しく、フェアでなくてはならない。今回もまた同じように一番苦労したというのが、非常に面白いと考えています。

――新ゲームモードのデュエルについてはいかがでしょうか。どういうプレイヤーに向けたゲームモードなのでしょうか?

Liv Breeden氏: デュエルはすごくエキサイティングなゲームモードで、1年ほど前から開発に取り組んでいます。まず、目標としたのが、闘技場くらいのサイズ感で登場させたかったということです。新たなハースストーンのゲームモードということで、アプリにとって新しくて、ハースストーンの世界を探検できるような、そういった内容にしたいというのがあります。デュエルはシングルプレイヤーで、10戦から12戦くらいのバトルを戦っていって、デッキを新しく作っていく楽しみがあると思います。また作り上げたデッキを、他のプレイヤーと共有していくという楽しみもあります。

John McIntyre氏: デッキを作り上げる楽しみがやはりあるというのと、16枚のカードで毎回違う戦略ができ、戦い方もさまざまなので、とてもエキサイティングだと思っています。

――「灰に舞う降魔の狩人」のときに、新クラスのデーモンハンターが追加されてとても強かったのですが、強すぎて正式リリースからわずか1日でデーモンハンター関連のカードが4枚ナーフされたということがありましたが、今回の拡張版ではそういった事態が起こる可能性はないのでしょうか? プレイヤーとしては強いカードは欲しいけど、強すぎてナーフされるというのも困りますので。そのあたり、今後そういうことが起きないように、何か取り組みなどをされているのでしょうか?

Liv Breeden氏: もちろん、そういった取り組みをしております。デーモンハンターに関しては、開発に非常に苦労しました。今この段階で、メイジのカードを作ることは、比較的簡単です。もう昔から長く存在しているクラスですので。デーモンハンターの場合は、新しいクラスでしたので、まず、プレイヤーにとって新しくて、エキサイティングなクラスにしなければならない。全く新しいことをしなくてはならないというプレッシャーがありました。ただ、デーモンハンターの登場でそういったことがありましたので、今はバランス調整にもっと力を入れて取り組んでいます。

――最後にゲームファンへのメッセージをお願いします。

John McIntyre氏: 私は旧神の大ファンなので、今回の拡張版は特に気に入っています。本当に楽しみにしています。皆さんの期待に応えられると嬉しいです。

Liv Breeden氏: 今回の拡張版にはいろいろな楽しみが詰まっています。カーニバルだったり、ちょっと不気味な人がモンスターに変わっていったり、クールな雰囲気でとにかく楽しい拡張版になっていますので、是非楽しんでください。