【特別企画】
ストイックにキャラクターを強化!新作MMORPG「V4」レポート
オート機能でサクサク快適に。強くなったらフィールドボスやPvPに挑戦!
2020年9月23日 15:00
- 9月24日 配信予定
- 価格:無料(アイテム課金制)
ネクソンはAndroid/iOS/PC用新作MMORPG「V4」を9月24日に配信する。
「V4」は「HIT」、「OVERHIT」を開発した韓国のNAT GAMESが手掛けるMMORPGで、Unreal Engine 4を使った美しいグラフィックスや、スマートフォンとPCで同じデータを使ってゲームをプレイできるクロスプラットフォームシステム、そしてサーバーの垣根を越えて大規模戦闘を繰り広げるインターサーバーシステムなどが盛り込まれている。
PCとのクロスプラットフォームシステムなどはユニークなシステムで目を引くが、MMORPGファンの1人として感じている「V4」の魅力は“ストイックさ”にあると考えている。細かな要素は追って見ていくが、狩りの成果は何かしらの形でキャラクターの強さに繋がるし、装備も昇級や合成といったややこしい強化要素はない。また高レアリティ装備に関してはガチャなどでは入手できず、モンスターからのドロップや他のプレーヤーとの取引で入手するしかないため、ゲームにかけた時間や努力は強さに繋がるシステムになっている。
プレイした時間が強さに繋がるが、端末の前に張り付いて細かな操作を何時間も続ける必要はない。狩りはオートでも進められるし、クエストからクエストの移動もワンタップで自動移動、実際のプレイ感覚としては思ったほどヘビーではない。
古き良きMMORPGのストイックさと、新しいMMORPGの遊びやすさを両立させたタイトル、それが「V4」だ。本稿では配信に先駆けて本作をプレイできたので、ゲームのシステムを見ながら本作の魅力に触れていきたい。
ストイックに強く、サポートで優しく!MMORPGの醍醐味を楽しもう
ゲームを始めるにはまずキャラクターを作成。キャラクター作成時に選べるクラスは「マジシャン」、「ウォーロード」、「ブレイダー」、「ナイト」、「ガンスリンガー」、「アクスラー」の6種類、使う武器などが違うので比較しながら自分好みのキャラクターを作ろう。
クラスによって性別は固定だが、キャラクタークリエイトでカスタマイズはできる。いくつかのプリセットが用意されているのでそこから選んでもいいし、こだわり派には骨格やパーツの大きさまで調整できる。
いくつかのキャラクターでカスタマイズしてみたが、どのキャラクターもかなりの美男美女揃いなのが印象的だった。MMORPGのキャラクターは自然と長い付き合いになるので、こういった要素もありがたいのだ。
キャラクターを作成し世界に降り立ったあとは最初はチュートリアルを兼ねたクエストを順に達成していく。基本的にクエストのNPCからNPCの移動、狩場への移動などはワンタップでオート移動してくれる。クエストをこなしていく意味では小難しい操作などは必要ない。また、「クエスト連続進行」を設定オンにすることで、クエストを自動的に連続進行できるのも魅力的だ。
クエストをこなしていくと経験値を大きく入手でき、キャラクターをサクサクと育成することができる。強いモンスターを狩ってレアアイテムを入手するためには当然キャラクターを強くする必要があるのはもちろん、様々なコンテンツのアンロックにもレベルを上げる必要がある。レベルを上げることで行ける世界と遊べるコンテンツが広がっていくのだ。
狩りについては基本的な雑魚狩りであれば完全にオート任せで大丈夫、ポーションはもちろんスキルも自動で使ってくれるので非常に快適だ。
ポーションが切れてしまったときはさすがに手動で購入する必要があるが、ポーションを購入できるNPCへの導線もわかりやすく、戸惑うことなく進められる。
狩りをするのももちろんMMORPGの楽しさの1つなのだが、やはり他のプレーヤーと協力してフィールドボスを倒したり、他のプレーヤーとのPvP(後述するインターサーバー)をガッツリと楽しみたいもの。上位コンテンツを楽しむためのベースを作るために、自動で狩りをしてくれる機能はありがたい。
そして「V4」の特徴の1つであるPCでもプレイできるというのがオート狩りでは非常に有効だ。スマートフォンで起動して狩りを続けても良いのだが、別のことに使いたいときもあるし、電池の消費も気になるだろう。その点PCであれば複数作業も並行してできるし、基本的には電源に接続されているはずなので、そういった心配もない。外出中はスマートフォンで、自宅にいるときはPCで自動狩り、といった遊び方ができるのはヘビープレーヤーほどありがたい機能だろう。
そしてゲーム内の様々な行動は最終的にはキャラクターの強さに紐づくようになっている。
例えばモンスターを一定数以上倒すと「モンスター調査」という項目のゲージが溜まっていく。これが一定値を越えるとステータスがアップするのだ。これはクエストの受注の有無などは関係なく、とにかくモンスターを狩れれば溜まっていくゲージなので放置狩りで稼げる要素だ。とにかくゲームをプレイすれば何かしらキャラクターの強さにつながるような要素があるのがモチベーションに繋がる。
キャラクターの強さといえば本作のウリの1つである装備強化システムにも触れたい。本作の強化システムはシンプルに作られている。まず装備ごとにレアリティと強化値という概念がある。レアリティは「高級」や「希少」となっておりランクのようなものだ。
一度拾ったアイテムのレアリティは固定なので、装備の強化はストイックに強化値を上げていくことのみになる。合成して昇級させてというような複雑なシステムはなくはなく、シンプルでわかりやすくて好印象だ。
ちなみに強化値には安全に強化できる数字が決められているので、安全なところで止めておくか、さらなる強みを目指して強化していくか……。オススメは予備の装備を用意してから強化することだが、当然高レアリティの装備は手に入りにくいので悩ましい。
今回は正式サービス前の限られた環境で他のプレーヤーがいないため、プレーヤー間の取引や、フィールドボス討伐などができなかったので高レアリティの装備の流通がなかったが、正式サービス開始でプレーヤーが集まってくるとこの辺りも面白くなりそうだ。
もう一つ盛り上がりに期待できるのがPvPだ。本作の特徴であるサーバーの垣根を越えるインターサーバーシステムが特に盛り上がりそうだ。
本作では「ルナトラ」と呼ばれるエリアがそれぞれのサーバーに存在している。ルナトラは経験値や入手できるアイテムが美味しい一方、PvPが可能な殺伐としたエリアになっている。ユニークなのが決められた時間に他のサーバーのルナトラに侵入できるというシステムだ。例えば自分のサーバーのルナトラが制圧されていた場合でも他のサーバーのルナトラで狩りをすることもできるだろうし、逆に他のサーバーのルナトラを完全に制圧して美味い汁を吸うこともできるだろう。サーバーの垣根を越えた殺伐とした戦いは本作の面白さの1つになりそうだ。
MMORPGのキャラクターを強化していくストイックさと、狩りを最大限にサポートしてくれる機能、そしてサーバーを越えた熱いPvPも楽しめるというハイブリッドな魅力を持った作品だと感じた。
正式サービス後も新クラスや新フィールドの実装や、PvPコンテンツの「聖物争奪戦」なども用意されており、PvEメインのプレーヤー、PvPメインのプレーヤーも楽しめる環境が用意されそうだ。まずは9月24日の配信、そして今後のアップデートと今後も様々な楽しみが待っている。