インタビュー
「真・雀龍門」プレイレポート&インタビュー
インタビュー:待望の観戦モードで、見る&見られる楽しさを実現
(2013/2/12 00:00)
観戦はリアルタイムから5分遅れ。不正対策もばっちり
――観戦モードはようやくの実装ですね。
有吉氏: 観戦についてはお客様から多くのご要望をいただいていました。以前から公式掲示板で、この状況で何を切るかという話は毎日盛り上がっていましたが、これからはゲーム内で直接見られます。
――ただ観戦できると、複数のPCを使って盗み見るという手口が心配です。
有吉氏: 観戦モードで見ている映像は、対局から5分遅れのものです。これにより不正行為をなくしています。
あと観戦モードでもう1つ重要なのは、強い人に対してスポットを当てるということです。麻雀は一定のレベルになると、他の人に自分の手作りを見せたいと思うはずなのです。自分の対局が他人に見てほしいという気持ちと、話題に上がっている人の打ち筋を見たいという気持ち、両方の心理を兼ね備えたのが観戦モードです。誰かに観戦されているかどうかは、打っている人には通知されませんが、レートが2,000くらいの人は確実に誰かに見られていると思っていいですね。
――友人などの名前を検索して対局を見るといったことは可能ですか?
有吉氏: 名前での検索は現状できませんが、特定の誰かの対局を見たいというご要望は当然あると思います。今後はそういった部分ももっと便利にしていきたいと思います。
――他人の対局を見るのは、自分で打つより楽しかったりしますよね。
有吉氏: 私はそれでいいと思っています。有料になったから「雀龍門」には2度と来ないとおっしゃるお客様もいらっしゃいますが、1円も使わないけれど見ているだけで楽しい、という方がいらっしゃってもかまわないと思っています。それも「雀龍門」の1つの楽しみ方であり、そういう場を提供できればいいと思っています。
――新たにイベントやクエストというのも入っていますね。
有吉氏: イベントは、期間中に条件を満たせば場代をプレゼントするというものです。平日は21時から翌日1時、土日18時から翌日2時までの日間と、週単位で開催するもの、そして特荘戦を活用した内容の3種類やっています。日間では、相手を飛ばした回数が多い人、などをランキング化しています。週間イベントはビンゴのような形で、条件を満たして埋めるというものです。
――クエストはどんなものですか?
有吉氏: 特定の条件を満たすと報酬が得られるというものです。クエストは1回ごとの対局に意味を持たせるというのが狙いです。クエストを狙って打ち方を変えるというのはおかしな話になってしまいますが、あがった時に何かしら特典がついていたら面白いと思ったので、こういう形で用意しました。ただその内容が、一部のクエストは難易度が高すぎるという声が上がっていますので、そこは見直していきます。
――ランキングといえば、以前は都道府県別の細かなランキングがありましたよね。あれは意外なところでランキング上位になったりして、結構面白かったと思うのですが。
有吉氏: 時々、何かでランキング上位になると嬉しいという気持ちは私も感じていたのですが、強さというところに方向性を向けるため、レート特化にしました。ただそういった部分が多くのお客様に楽しまれてきたということは認識していますので、何とかしたいとは思っています。強さ1本縛りの仕組みだと、初心者お断りだと感じられてしまう可能性もありますので、不慣れな方でも強い方を見て、自分も強くなりたいと思っていただけるような方向性に持っていきたいと思っています。
――データといえば、プレーヤーの傾向の表示も変わりましたよね。
有吉氏: 以前はほとんどの方が「策」になってしまっていました。普通に勝てる打ち方をすると「策」になってしまいましたが、それだと意味がないので、もっと細分化することにしました。今までアバターがあった領域を使って、細かい傾向を出すようにしています。
――そういえばアバターがなくなりましたね。
有吉氏: アバターについては「雀龍門」の都合というより、ポータルサイトが「ncsoft」に移行した時にブログ機能がなくなり、「雀龍門」以外でアバターが使われなくなってしまったので、そちらに引っ張られて廃止になったというのが本当のところです。「雀龍門3」においては、アバターが唯一の個性を出す場所でしたから、かなり議論はしました。結果として、その個性というものをヘキサグラム型レーダーで、強さの指標を見せるということに持っていったということです。
――他には、打っている最中の演出も結構変わりましたね。
有吉氏: 「蛍返し」に注目してほしいですね。漫画のキャラクターがやっていた片手の倒牌で、特定の条件を満たすとこの専用演出が出ます。他には役満の朱雀が少しだけ違っていたりと、微妙な違いはあります。あと最終順位の結果画面で、途中段階の順位変化がグラフで出るようになりました。
――結果画面では再戦ができなくなっていますね。
有吉氏: ここは不正対策などもあって、現状はできなくなっています。
新機能も順次追加。ニコ生放送などイベントも企画中
――今後のアップデート予定はどうなっていますか?
有吉氏: 色々と企画をしていますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
――アップデート以外にイベント関連の予定はありますか?
有吉氏: 以前ニコ生でやっていた、プロ雀士の方を起用した番組などをまたやりたいなと思っています。お堅く真面目な分析をするよりも、ワイワイ騒ぎながらやるイメージの内容です。他の番組と違って、あまり麻雀に特化していないのが特徴です(笑)エヌシージャパンの雰囲気にも合っていると思います。そんな形で「真・雀龍門」を紹介しつつ、楽しい番組にできればと思っています。
――以前行なわれた「黄龍杯」のようなオフラインイベントはいかがですか?
有吉氏: あの時は「雀龍門3」が出る直前で、そのPRも兼ねたイベントだったこともあり、大変盛り上がりました。次回もタイミングが合えばやれればいいなと思います。
――「雀龍門」はタッチパネル操作をアピールされたこともありますが、Windows 8への対応、特にタッチパネル向けの対応はいかがですか?
有吉氏: Windows 8への対応については、まだ検証中です。「雀龍門」はもともとタッチパネルとの親和性が高いので、そのアプローチは続けていきます。ただ「雀龍門モバイル」のようなフリック操作を導入するかどうかは未定です。
――新たな展開と言えばグッズ販売も始められましたよね。
有吉氏: 三姉妹のキャラクターグッズを展開しています。ちょいエロなものです。私はもっと過激に攻めたかったんですが、ストップを食らいまして(笑)。抱き枕と胸型マウスパッド、タペストリー、iPhone 5ケースを販売しています。
――アイテムといえば、新しいボイスが増える予定はありますか?
有吉氏: 考えてはいますが、いつになるのかは未定です。現在はボイスのコンセプトを策定しているところです。いま私が提案しているのは中二病ですね。「チェックメイトだ!」とか言わせてみたいです。
――発売中のパッケージについても紹介していただけますか。
有吉氏: 「真・雀龍門」になって、コンセプトがシンプルになりました。約2,000円のパッケージで、2,000円分の場代が付いてきます。場代を買うなら、こちらを買っていただいた方がお得、という感じですね。それにゲーム内アイテムとして動物の手シリーズと、パッケージ限定のボイスが3種類付いてきます。このボイスはゲーム内では手に入りません。他にグッズとして、スマートフォンに付けるイヤフォンジャックアクセサリも入っています。現在は有名家電量販店などで購入できます。
――では最後にプレーヤーの方へのメッセージをお願いします。
有吉氏: 掲示板やコミュニティで、みなさまのお声は随時拝見しております。それが何かしら伝わったとわかるよう、形として答えられるようにしていきたいなと思っています。「雀龍門」シリーズを支えていただいたお客様をもっと大切にして、これからも運営していきたいと思っています。ぜひこれからも「真・雀龍門」をお楽しみいただきたいと思います。
――ありがとうございました。
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