インタビュー

「スカル アンド ボーンズ」、狙いは“ポップな海賊ゲーム”にあり

史実より面白さ重視の「楽しい海賊生活」。日本登場の可能性も

【スカル アンド ボーンズ】

2月16日 発売

価格:
PS5版 9,240円
Xbox Series X|S版 9,250円
Windows PC版 7,920円

 ユービーアイソフトの、プレイステーション 5/Xbox Series X|S/Windows PC用海賊アクションアドベンチャー「スカル アンド ボーンズ」が2月16日に発売された。本作は、17世紀にインド洋近海で活動する海賊となり、悪名鳴り響く大海賊を目指すゲーム。帆船同士のオンライン対戦や、伝説のモンスターとの戦い、都市攻略戦など多彩な要素が盛り込まれている。

 今回は、製作を担当したユービーアイシンガポールスタジオのゲームディレクター、 Mak Juen Yeow氏にゲームのコンセプトや、今後の展開を聞くことができたのでお届けしたい。

【『スカル アンド ボーンズ』ゲームプレイトレーラー】
ユービーアイシンガポールスタジオのゲームディレクター、 Mak Juen Yeow氏

日本のポップカルチャーにも影響された“海賊”の世界

 まずは、海賊というテーマについて聞いてみた。日本で海賊というと真っ先に「ワンピース」が思い浮かぶ人は多いのではないだろうか。実はYeow氏も本作を作るにあたって、日本のポップカルチャーの影響を受けているという。

 本作は17世紀のインド洋に実在した海賊をモチーフにしている。自分の力だけが頼りという海賊の強さに憧れがあり、そんな生き様を描くことが本作のコンセプトだ。「海賊は生き残らなければならない。そして金を稼いで、海賊王となり、海賊の王国を作っていく。そんな体験をユーザーに届けたい」とYeow氏。

 イギリスやオランダなど実在の国名が登場する一方、プレイするインド洋のマップはファンタジー的な脚色が施されている。実在の都市を登場させなかった理由について、ゲーム中に出てくる都市や港は実在する街をモデルにしているものもあるが、社内でのテストプレイの中からでたフィードバックによって、架空の都市名が使われることになったそうだ。

 歴史的なイベントも拾い上げつつ、海賊の王国を作るという要素や、幽霊船や海のモンスターなどユーザーが楽しめるものを取り込むために、ファンタジー寄りの立ち位置を選択したのだという。

海のモンスターや幽霊船などファンタジー要素も多い

 武器や装備、見た目をカスタマイズした自分の帆船でNPCや他のプレイヤーと戦う海戦は、本作の大きな見どころだ。帆船に装備できるのは、大砲や銛などのほか、魚雷もある。当然17世紀にはない武器だが、ここでも考証にこだわるよりも面白さを優先している。

 武器については、今後もカテゴリーの拡大が予定されている。2月27日から始まるシーズン1では、カロネード砲が追加される。さらに新たな武器カテゴリも登場する予定だ。どんな武器を使って戦うと楽しいかを、コミュニティからのフィードバックをもとに検討しているのだそうだ。

お金と設計図と素材を集めて武器を作ることで、船を強くしていける

 本作は1年を4つのシーズンに区切って、大規模なアップデートが行なわれる。現在発表されている4つのシーズンには、中国人のボスも登場する予定だ。

 そこでこの時代、南蛮貿易をしていた日本が今後登場する予定があるのかどうかを聞いてみた。Yeow氏によれば、アジア太平洋方面へと拡大していく中で、日本はぜひ検討していきたい地域の1つだという。

 今後のシーズンの舞台に東南アジアを選んだのは、この地域が非常に多様な文化を持っているからだ。日本も同様に豊かな文化を持っているので、それを活用していきたい。また、「確定的なことは言えないが、ぜひ期待してください」とのことだ。

【スカル アンド ボーンズ:エンドコンテンツとYear 1のロードマップトレーラー】
今年のシーズンで実装されるコンテンツの予定

 本作では、帆船で海沿いの町を襲撃する「略奪」というコンテンツがある。艦砲射撃で街の塔や砦を破壊することで、たくさんの報酬を得ることができる。船で何をすることができるかを考えた時に、都市を撃つというアイデアはわりと自然に、当たり前のように浮かんだのだという。「海賊とは何なのか。海賊はどうやって生きるのか」というコンセプトの中で、都市を略奪するのも1つの要素であるからだ。

海賊らしく、都市を襲撃して略奪する

 Yeow氏は日本に滞在していたことがあり、日本の漫画やアニメの中で、強いヒーローになって世界を救うという要素にインスパイアされているという。「略奪をすることで、どんどん金を稼いで強い海賊になるのが本作の大きな目的です。日本のポップカルチャーが好きな人ならきっと気に入っていただけると思います。フリートライアルありますので、ぜひ体験してみてください」とYeow氏。

 17世紀の海賊ものというと、人によっては少し難しく堅苦しく感じてしまうかもしれないが、本作はリアルな歴史をベースにした大河ロマンではなく、楽しむためにファンタジー要素もトンデモ要素も大いに盛り込んだポップなゲームだ。無料体験版で、ぜひその雰囲気を味わってみて欲しい。

【「スカル アンド ボーンズ」無料体験版トレーラー】
実は日本の漫画やアニメの影響も受けているポップなゲーム