インタビュー

ぜひ「ボーダーランズ 3」のコスプレを! 「ボーダーランズ 3」プロデューサーケイラ・ベルモア氏インタビュー

9月13日 発売予定

価格:7,400円(税別、スタンダード・エディション)

 来場者を圧倒するド派手なブースで人気を集めていた2Kの「ボーダーランズ 3」。新キャラクター「モズ」のレポートに加え、今回は開発元のGearbox Softwareで本作のプロデューサーを務めるケイラ・ベルモア氏にインタビューを行ない、作品への思いを聞いた。

 ベルモア氏はまず今回の出展に関し、「Gearboxでもここまですごい規模の出展は初めてで、社員全員びっくりしています」と語った。そのなかでやはり自信を持っているのは発売前でもきちんと完成したクオリティでモズのゲームプレイデモを出展できたこと。ゲーム完成時、モズはこういうキャラクターで、こんな楽しさを持っている、ということをアピールできたことには満足できているという。

開発元のGearbox Softwareで本作のプロデューサーを務めるケイラ・ベルモア氏。彼女自身もコスプレーヤーだという

 モズを初め、「ボーダーランズ 3」はイカしたキャラクターがてんこ盛りだ。そのキャラクターはGearbox全体の"コラボレーション"によって生み出されたとベルモア氏は語った。キャラクターはデザイン部門が積極的にイメージを提示し、コンセプト部門がキャラクターのシルエットを考えていく。そしてゲーム内でのバランスも調整されていく。「ボーダーランズ 3」のキャラクターは多くの人の手を経て、より深く、ゲーム的にも面白いキャラクターになるという。

 その中でベルモア氏のお気に入りは「アマーラ」。「ボーダーランズ 3」のプレーヤーキャラクターで、特殊能力を持つ"セイレーン"の1人。彼女はエネルギーで屈強な腕を発生させ、敵を腕でつかんで縛り付けたり、猛烈なパンチをぶち当てる。華奢な女性の姿から想像もつかないパワーファイターである。

 ちなみに、ベルモア氏自身はソロプレイが好きとのことだ。もちろん協力プレイも楽しいが、ベルモア氏はアマーラの近接系スキルをパワーアップ、とにかく相手に肉薄し、強力な近接技で圧倒する戦い方がお気に入りだ。あえてシンプルにスキルを特化し、とにかく殴りつける、というプレイが好きとのこと。もちろんスキルの取り方で、アマーラはテクニカルな戦い方も展開できるという。

ベルモア氏お気に入りのアマーラ

 一方、新キャラクタのモズに関しては、特殊能力で呼び出せるロボット「アイアンベアの改造が熱いとのこと。アイアンベアは2つのスキルツリーを左右の手の"ハードポイント"に搭載可能で、戦い方に幅があり、ユーザーごとの個性が出やすい。そしてロボットらしい動きや、乗ったときの爽快感など、こだわりを持って描写しているとのことだ。

 そして、「ボーダーランズ 3」のこれまでにないセールスポイントは「他の惑星への移動」である。これまでの舞台である惑星パンドラから飛び出し、様々な惑星で戦えるようになった。この判断は「より多彩で、よりベターな『ボーダーランズ体験』をしてもらいたかった」とベルモア氏は語った。

 ベルモア氏は、実は日本のファンに"コスプレ"を期待しているという。実は彼女自身もコスプレーヤーであり、様々なキャラクターの姿をするのが好きだ。日本のファンに是非「ボーダーランズ 3」のコスプレをして欲しいという。「ぜひコスプレ写真をSNSなどに投稿し、私達に見せて下さい」とベルモア氏は語った。実際、「ボーダーランズ 3」はこれまで以上にファン層を広げている印象がある。コスプレするファンは多いかもしれない。

ロボへのこだわりが詰まったモズ

 最後にユーザーへ向けてベルモア氏は、「これまでのファンにとって、『3』は今までの気に入っていた点がさらに強化された作品となりました。キャラクターや敵など、全体的なアクションは向上し、銃のユニークな能力も大きくパワーアップしています。そしてプレーヤーキャラクターであるヴォルトハンターはより個性的になりました。ぜひ私達のゲームをプレイして下さい」と語りかけた。

 "「ボーダーランズ 3」のコスプレを!”というベルモア氏のメッセージは面白かった。気合いの入った人ならばモズのアイアンベアすら作ってしまうだろう。今回大々的にアピールしている「ボーダーランズ 3」はより幅広いファンを獲得する可能性があると筆者も感じている。日本でも多くのファンを獲得して欲しいゲームである。