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長らくご愛読いただいた成長日記も、ついに最終回。今回は特集形式でお届けする。成長日記では、これまで参加しなかった「インターナショナルクラブチャンピオンシップ」に出場。果たして最後を飾れるだろうか? なお、先週予告した戦術面での補足だが、次週にまとめてお伝えすることにした。あらかじめご了承願いたい。
■ チーム「ゲームウォッチ」成長日記・最終回
今回は、102戦から110戦までの試合結果を報告する。前回同様に強豪プライベートチームが参戦するほか、宿命のライバル・キラクローズとは最終決戦にて雌雄を決する。レベルの高い試合が連続し、思いがけない展開もあった。これで任期のすべての試合を消化。監督引き継ぎをして、監督レベルがどこまで上がるかも確かめてみたい。
【第102戦】エンタープライズカップ1回戦 VS RCフェニックス(スピード重視C)
一言コメント:前半5分「エリベルト」のクロスを「クレスポ」がシュートして先制。19分には「ヴィエリ」が2点目をゲット。後半25分にも「エリベルト」→「クレスポ」とつないで3点目。反撃を「ジラルディーノ」の1点に抑えて快勝した。
エンタープライズカップの2回戦は、プライベートチームの強豪、FCカミオカンデ(仮称)。チーム経験は浅いものの、ほぼレアカードで固めている。脅威となるのは「シェフチェンコ」、「ヴィエリ」、「ロナウド」を並べた3トップの戦術。 3トップは横に開く形になるため、4バック相手でもサイドチェンジでスペースを生み出すことができる。しかも相手のリスタートで、前線からボールを奪いやすいのが利点だ。開き気味のベストイレブン4バックにも隙がない。 試合は前半25分、「ロナウド」の右サイドの突破から、左へ大きなクロスを入れられる。それを「ヴィエリ」に合わせられ先制点を奪われた。しかし後半44分、「ヴィエリ」が右に流れて上げたクロスを「クレスポ」がヘディングシュート。ブッフォンがはじいたが、こぼれ球が再び「クレスポ」の前へ。ダイレクトシュートが決まって同点に追いついた。
後半はやや押され気味な展開。しかし29分に後半から入った「サネッティ」が突破し、そのクロスを「クレスポ」が鮮やかに決めた。終了寸前、早いパス回しから相手のシュートがバーに当たる。その跳ね返りをゴール目の前からダイレクトで打たれるも、これは枠の外。猛攻をしのぎきって2-1で勝利した。
【第104戦】エンタープライズカップ決勝 VS FCマンチーニ(仮称)(バランス重視S) 決勝の相手も強豪のプライベートチーム、FCマンチーニ(仮称)。ここまで38勝10敗9分けとなかなかの戦績を誇る。 2トップは「ロナウド」と「レコバ」。トップ下に「ナカタ」を置き、右ウイングに「カフー」、右サイドバックに「サネッティ」とスピードの速い選手で固めている。低い位置に選手を集めてプレスをかけ、ボールを奪取してそのまま駆け抜けようという戦術だ。 試合は前半6分「ヴィエリ」が「エリベルト」にボールをはたき、再び横パスを受けて中央に。そのままドリブル突破が決まり先制した。以後も押し気味に試合を進める。
しかし、前半36分「ドニ」から「ロナウド」へ1発の縦パスが通る。抜け出してシュート、同点になった。そして後半14分、左サイドを「ヴィエリ」が突破。絶妙のクロスを上げられ、決勝ゴールを「ロナウド」に決められた。チャンスがあっただけに、悔いの残る敗戦となった。
【第105戦】インターナショナルクラブチャンピオンシップGL1st VS レッドデビルズUtd(スピード重視A) 残り試合も少なくなったため、憧れの最強カップ戦、インターナショナルクラブチャンピオンシップへと駒を進めることにした。このカップ戦はグループリーグで行なわれ、4つのチームから高い成績2チームが準決勝へと進める。
最初の試合はレッドデビルスUtdとの戦い。前半22分、「エリベルト」のクロスを「クレスポ」がDFと交錯しながら強引に決めて先制。さらに39分、同じパターンで再び「クレスポ」が2点目をゲットした。余裕の逃げ切りでまず1勝。幸先のよいすべり出しだ。
【第106戦】インターナショナルクラブチャンピオンシップGL2nd VS ロッソ・ネロ90s(奪取重視SS) ACミランの黄金期を模した「WCCF」屈指のCPU強豪チーム、ロッソ・ネロ90sの登場だ。チームランクもSSになっており、苦戦が予想される。 前半22分「ダヴィッツ」の縦パスを受けた「ネドヴェド」が、DFふたりをドリブルでジグザグにかわしてそのままシュート。信じられない動きで先制点を奪われた。 さらに37分、シュートのこぼれ球を拾われ、サイドへ大きな展開。「マルディーニ」のクロスに「ダヴィッツ」がダイレクトで決めて2点目。
後半21分にも、同じようにミドルシュートのこぼれ球をサイドに回され「ネドヴェド」のクロスから再び「ダーヴィッツ」。防ぎようのないパス回しから追加点を取られ、完敗となった。
【第107戦】インターナショナルクラブチャンピオンシップGL3rd VS ラツィオ(奪取重視D) 勝つか引き分ければ準決勝進出が濃厚なこの試合、相手はもっともくみしやすそうなラツィオ。しかし、前試合の敗北でチームの雰囲気は悪い。1試合の休養程度で気分一新となるか。 試合は、中盤に多くの人数を配したラツィオの戦術にひっかかり、ボール回しがスムーズにいかない嫌な展開。サイドを突破できず、イライラがつのったまま前半終了。 後半の立ち上がり、「クラウディオ・ロペス」にドリブルで突破される。「アントニオーリ」がタイミング良く飛び出すが、なんとキーパーまでがかわされてゴール! その後はチャンスをことごとくフイにしてタイムアップ。この瞬間、リーグ敗退が決定した。
監督は、みずからのふがいなさに怒り心頭だ。はたして、チームは無事に最後を飾れるのだろうか。
【第108戦】レギュラーリーグ VS ラツィオ(奪取重視D) 今回はひさしぶりにレギュラーリーグ。前のカップ戦で負けたラツィオと雪辱戦となる。 前半17分、前回の報復とばかりに「ラウルセン」が「クラウディオ・ロペス」に背後から体当たり。「クラウディオ・ロペス」は負傷したが、ペナルティエリア内だったためにPKを取られて先制点を奪われる。さらに前半38分「クレスポ」に2点目をたたき込まれた。
しかし、後半12分「ヴィエリ」がサイドに流して「クレスポ」がシュートを決める。42分には「クレスポ」のクロスを「ヴィエリ」が決めて引き分けに持ち込んだ。
【第109戦】レギュラーリーグ VS ピアチェンツァ(スピード重視C)
一言コメント:再三のチャンスを逃し苦戦。後半38分に「ヴィエリ」のサイド突破から、「クレスポ」にパスが渡る。そのまま「クレスポ」がフリーでシュートを決め、なんとか1-0で勝利。
最後の試合は、1発勝負のコンチネンタルスーパーカップだ。最終戦ということで、ライバルチームのキラクローズと雌雄を決することになった。キラクローズは直前のジャパントロフィーを回避し、決戦の時を待つ。 キラクローズは、この試合までの通算成績が90勝23敗16分け。主にCPU相手とはいえ、圧倒的な勝率を誇る。「クレスポ」、「シェフチェンコ」の2トップで、司令塔に「トッティ」を置いた攻撃的な3-5-2の布陣で挑んでくる。 試合は前半、キラクローズが両サイドから攻め上がる展開。自陣深くまで押し込まれるが、逆サイドのボランチを下げ、急場の5バックで攻撃をしのぐ。このカード移動の新戦術が功を奏して、攻撃をはね返すことに成功した。 そして前半終了間際の50分、左サイドを駆け上がった「クレスポ」のクロスを「ヴィエリ」がワントラップシュート。先制点をあげる。 後半開始直後、中央で「ヴィエリ」がちょこんと浮き球のパスを「ドニ」に出す。DFともつれて左に流れたボールを、「クレスポ」がダイレクトでシュート。貴重な追加点を奪った。
その後は相手のサイド攻撃をカード移動できっちり止め、ペナルティエリア内にボールを入れさせない。後半は守備陣が活躍し、ピンチらしいピンチがないままタイムアップ。2-0で完勝し、最終戦を飾った。
■ チーム「ゲームウォッチ」全成績
チーム名は「ゲームウォッチ2」とし、その他は前チームと同じ設定でチームをエディットしていく。その結果、監督レベルはBになった。2枚目のカードとしては、上々の成果といえるだろう。就任時に「監督のハイレベルなパワーサッカーは選手の間でも話題になっているようです」との言葉をいただいた。
【第1戦】レギュラーリーグVSハイランド・ジュニアーズ(スピード重視S)
一言コメント:コンディションが低いわりには選手が健闘。前半6分にヴィエリの個人技で得点を上げると、守備陣がよくふんばって相手を完封。新チームの門出を勝利で飾った。
カードの引きは平均的だったが、ポジションには大きなばらつきがあった。初期はFW不足に悩み、DFにいたってはベストイレブンどころではなく、スペシャルカードも出ない展開。しかし4バックの守備的戦術が功を奏し、白DF(GK)の健闘に支えられた。 2枚目のクラブチームカードは1試合を消化したところで封印される。もしかすると、いつの日かこのチームが再び活躍するときが来るかもしれない。最後に、個人的MVPとチームに貢献した優秀選手を表彰しておこう。
【優秀選手賞】…… フランチェスコ・アントニオーリ(GK)、クリスティアーノ・ドニ(MF)、エルナン・クレスポ(FW)、マルセロ・サラジェダ(FW) ■ 参考記録:チーム「キラクローズ」全成績
■ 第12回総括 成長日記は今回で終了したが、連載は年内まで続く。最終回となる次回は、紹介しきれなかった情報をなるべく多く提供しようと思っている。
ただし、その情報は、筆者が発売以来数カ月間プレイした上で導き出した“個人的な結論”に過ぎない。絶対的な情報ではないため、あくまでも個人で取捨選択し、自分なりの攻略や楽しみ方を見つけていってほしい。
(C) Hitmaker/SEGA, 2002
□ヒットメーカーのホームページ (2002年12月20日)
[Reported by 石井ぜんじ]
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