★ピックアップ アーケード★
「ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA 2001-2002(以下WCCF)」は、操作部や画面情報など、非常に情報量が多いゲームだ。今回はまず、ゲームの流れを追って操作系を中心に説明していこう。
■ スターターパックの購入
中身は、クラブチームカード1枚、選手カード11枚、カードスリーブ11枚、遊び方説明書などだ。価格は1,000円。
■ ゲームを始める前に サテライト席に座る前に、プレイするお店のルールを確認しよう。常時混雑しているお店では、順番待ちのためにノートに名前を書き込んだり、整理券をもらう必要がある。まずは、店員さんに確認してみたほうがいい。
また、一度に何回プレイできるのかも店によって決まっている。最も一般的と思われるのは、6クレジット(1,500円)が1回のプレイ上限というもの。店によっては4クレジット上限、上限なしといった場合もあるから、これもチェックしたほうがいいだろう。
■ ゲームスタート
■ チームエディット 新しいチームのカードを作るときは、初回だけクラブチームのエディットをする必要がある。エディットの流れは以下のとおり。
2. クラブ名の入力 3. ユニフォームのデザインとメインおよびサブカラー、パンツカラー、ソックスカラーの決定 4. チームのエンブレムの決定
■ 選手登録・監督就任 筐体のフィールドの上に選手カードを配置して、選手を登録する。選手カードの位置はフォーメーションも兼ねている。フィールドには11枚、控えには5枚のカードを置くことが可能。1枚のクラブチームカードで、16人まで選手を登録できる。あとから入団および退団させることも可能。
カードを配置するのは、意外に手間取るもの。そこで、初回以降はカードを先に配置してからコインを入れるといい。
■ チームマネージメント
チームマネージメントには、練習、コミュニケ-ション、チームデータ、選手登録、監督辞任といった項目がある。この中で、特に重要なのが“練習”と“コミュニケーション”のふたつ。1回プレイするごとに、必ずチェックしておこう。
● 練習 練習は、チームを成熟させるのに必要な作業だ。6種類の基本練習をこなすことで、戦術や連携が向上して飛躍的に実力が上がっていく。逆に言えば、練習をしないとチームはまったく強くならない。休養する場合は別にして、必ず練習をこなすようにしていこう。なお、基本となる6種類の練習メニューは、以下のとおり。
【ディフェンス】 …… 守備を固め、相手の攻撃をはねかえす練習をする 【パス】 …… パスをつないでゲームを組み立てる練習をする 【プレス】 …… 相手のボールを奪取する練習をする 【速攻】 …… スピードを上昇させ、素早く攻守を切り替える練習をする 【競り合い】 …… パワーを上昇させ、激しい当たりや空中戦の練習をする
そのほか、特別練習として紅白戦、休養、有名コーチなどがある。 《 紅白戦 》
《 休養 》
不調や絶不調の選手が多くなったら、ときおり休養することも大切だ。休養すれば、たいていの場合はモチベーションが1段階上がるが、ただし、好調から絶好調には必ずしもならない。
《 有名コーチ、連敗脱出メニュー 》
なお、あまりにも負け続けると“特別メニュー”という項目も出現する。
● コミュニケーション 選手の体調、やる気は顔のアイコンで示されている。アイコンには、絶好調、好調、普通(ノーマル)、不調、絶不調の5種類があり、コンディションによって試合での活躍ぶりに差が出てくる。フィールド上の選手カードをこすると、選手を監督室に呼ぶことができる。画面に表示される3種類の選択肢のなかから対応を選んで、選手の体調とメンタルを管理していこう。
適切な対応を選べば選手のモチベーションはアップするが、失敗するとダウンしてしまう。選択肢の中で左のふたつは成功率が高いが、成功および失敗しても1ランク上下するだけ。いっぽう、右の選択肢は成功すればモチベ-ションが2ランク上がるが、成功する確率は低い。選手には好不調の波があるため、それを見極めて対応を選んでいくと成功する確率が上がる。
● チームデータ
重宝するのが“キャプテン指名”で、個々の選手のモチベーションが確認できる。コミュニケーション終了後は、ここで結果を確認したほうがいい。なお、キャプテン指名によってチームにはさまざまな影響が出るため、誰をキャプテンに指名するかは重要なポイントといえる。
■ 試合開始
このとき、相手チームの戦績、選手名、フォーメーションが示される。重要な情報なので、見逃さないようにチェックしておこう。
■ 試合中に行う操作
試合中にできる操作は、カード移動によるフォーメーションチェンジ、選手交代、戦術指示、シュート指示、キーパー指示となる。ここでは、それぞれの操作について説明していこう。
● カード移動 試合中は、フィールド上のカードを移動させることによって随時フォーメーションチェンジが可能。試合展開に合わせて、3バックを4バックにしたり、自在にポジションを変えられる。ただし、指示しても選手が移動するのには時間がかかり、状況によっては違うポジションに流れることもある。
フィールド内の選手と控え選手のカードを入れ換えれば、選手交代ができる。交代は試合の流れが中断していないと成立しないため、ハーフタイムで交代するのが一番確実。また、交代は1試合で3人までに制限されている。交代にはいろいろな狙いが考えられるが、まずは選手のスタミナ面を考慮して行なったほうがいい。
● 戦術指示
なお、複数同時に押すと組み合わせによっては特殊な戦術となる。
《 中央突破 》
パスやドリブルを駆使して中央から攻め込んでいく。ドリブル突破が得意なフォワードがいる場合に有力な戦術。
《 カウンター 》
速いパス回しでゴールに迫る戦術。ドリブルよりパスを多用するが、そのぶんパスカットされる可能性が高い。相手のディフェンスラインが高い場合に有力。
《 右サイド攻撃 》
右サイドを縦に突破し、センタリングからゴールを狙う戦法。相手のサイドディフェンスが手薄な場合、確実にチャンスを生み出すことができる。
《 左サイド攻撃 》
左サイドを縦に突破して攻める戦法。基本的に右サイド攻撃と同じ。
《 プレス 》 プレスをかけてボールを奪取する。ボールに向かって複数の選手が走り、相手のボールを積極的に奪いにいく。ルーズボールを追う場合にも有効。ボールを奪取する確率は上がるが、運動量が多くなるためスタミナを消費しやすい。また、フォーメーションが崩れるためディフェンスに穴ができ、そこを突かれやすいなどの欠点もある。
戦術は状況によって変えられるほか、複数同時にボタンを押すことも可能。また、戦術ボタンの指示に関わらず、サイドの選手に良い位置でボールが渡った場合はクロスを上げてくれる。戦術指示で選手の動きは大きく変化するが、機械的に動くわけではないことを覚えておこう。
《 シュートボタン 》
なお、シュートボタンを押しても、実際に選手がシュートを打つまでにはタイムラグが存在する。特に、クロスをダイレクトにシュートする場合、クロスを上げた直後にボタンを押す必要がある。ボタンを押すときはタイミングよく、なおかつ確実を期すなら連打したほうがいいだろう。
《 キーパーボタン 》
シュートボタンと違い、連打しても意味はない。相手と1対1になった場合、思い切った飛び出しが勝負を決める場合もある。
■ 試合終了 試合が終了すると、試合結果とシュート数、支配率、ファール数などの詳細が表示される。その後にチーム戦績が表示され、1クレジット分のプレイが終了となる。最後に左のスロットからカードが一枚排出されるので、忘れずに受け取ろう。
最後に席を立つときは、クラブチームカードを忘れがち。チームのすべてがつまったカードなので、くれぐれも忘れたりしないように!!
■ 第1回総括
今回は、基本的な操作の流れを説明したが「WCCF」の世界は非常に奥深いものがある。次回は実際にチームを作り、経験を積んで進化していく過程を紹介する。フォーメーションや戦術についても、深く考察していく予定。楽しみにしていてほしい。
(2002年10月4日) (C) Hitmaker/SEGA, 2002
□ヒットメーカーのホームページ (2002年10月4日)
[Reported by 石井ぜんじ]
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