【連載第31回】あなたとわたしのPCゲーミングライフ!!


佐藤カフジの「PCゲーミング道場」


ゲーミングマウスカタログ 2010夏モデル編
今年も新モデルが続々登場! 究極の「武器」は手に入るのか?!


色々な意味で業界の「最先端」を走る、PCゲーミングの世界。当連載では、「PCゲームをもっと楽しく!」をコンセプ トに、古今東西のPCゲームシーンを盛り上げてくれるデバイスや各種ソフトウェアに注目。単なる製品の紹介にとどまらず、競合製品との比較や、新たな活用法、果ては改造まで、 様々なアプローチでゲーマーの皆さんに有益な情報をご提供していきたい。



■ 新タイプのゲーミングマウス、出揃う

DHARMAPOINT、ROCCAT、ZOWIEから個性的なゲーミングマウスが登場

 PCゲーマーの必須装備、ゲーミングマウス。毎月のように新製品が発表され、継続的にデザインの進化が見られるエキサイティングな製品カテゴリーだ。去る5月には有名ゲーミングブランドRazerから新タイプのゲーミングマウス2種がリリースされたばかりだが(連載第27回)、さらに続いてこの7月、8月と、各メーカーより新たに興味深いラインナップが出揃いつつある。

 まず、7月にはDHARMAPOINT(シグマA・P・Oシステム販売)から新形状の2機種「DRTCM15」と「DRTCM12」が発売。さらにドスパラからドイツのゲーミングブランドROCCATの高性能モバイルゲーミングマウス「Pyra」と「Pyra Wireless」が登場している。さらにマスタードシードからはこの8月中旬、ZOWIE GEARによる“HeatoN特製ゲーミングマウス”である「EC1」を発売予定だ。

 DHARMAPONIT、ROCCAT、ZOWIE GEARという3つのゲーミングブランドから一挙に新製品が登場することで、ゲーミングマウスの選択肢はさらに広がることになる。本稿ではその中からベストチョイスを選ぶにあたってポイントとなる、各製品の機能とパフォーマンスをご紹介していきたい。

 とはいえ、各社の新製品はどれも個性的で、優劣がつけがたいものばかりだ。どのマウスがあなたにとっての「究極の武器」になるか、そこは自分自身の目で見極めていただこう。


【今回のラインナップ】
DRTCM15
DHARMAPOINT
DRTCM12
DHARMAPOINT
Pyra Wireless
ROCCAT
Pyra
ROCCAT
EC1
ZOWIE GEAR
Optical Mouse 200
マイクロソフト


■ 国産ゲーミングブランドDHARMAPOINT、入魂の新形状モデル2機種

【DRTCM15 / DRTCM12】
メーカーDHARMAPOINT(シグマA・P・Oシステム販売)
発売日2010年7月16日(DRTCM15) / 7月23日(DRTCM12)
価格7,980円 (両モデルとも)
センサーレーザー(DRTCM15) / オプティカル(DRTCM12)
解像度最大5040CPI(DRTCM15) / 最大3200CPI(DRTCM12)
最大トラッキング速度150インチ/秒(DRTCM15) / 40インチ/秒(DRTCM12)
ボタン数7+CPI切り替え2+モード切り替え1
レポートレート125~1,000Hz 可変
マクロ機能あり
その他リフトオフディスタンス調整機能

・あくまで使いやすく、スタイリッシュに進化した新形状

「DRTCM15」
「DRTCM12」

 国内のゲーミングブランドDHARMAPOINTから7月に登場した「DRTCM15」と「DRTCM12」の2モデルは、同型のボディを持ち異なるセンサーを搭載するゲーミングマウスだ。

 DHARMAPOINTのマウスの型番は、1つ目の数字はボディタイプ、2つ目の数字はセンサータイプというふうに、独自のルールで決められている。例えば初代のDHARMAPOINTマウスは「DRTCM01」だが、これは「ボディタイプ0、センサータイプ1」という意味。これまでのモデルではセンサータイプのみが更新されていたので2つ目の数字しか更新されてこなかったわけだが、初代マウスのデビューから2年半以上を経てついに新タイプのボディが開発され、ひとつめの数字が「1」となった。

 というわけで、この2モデルにおける最大のポイントはボディ形状そのものにある。フォルムは流麗にしてスマート、中指と薬指が位置するマウス右側がやや低くなっており、かぶせ持ちに適した形状だ。本体寸法は64×121×42mm(幅×奥行×高さ)で、海外メーカーによるフルサイズのゲーミングマウス、例えばRazerのDeathAdderなどより若干ながら小さめになる。もちろんつまみ持ちも可能で、上面の構造を成すなめらかな凹凸のおかげで指とボディの間に空間ができ、指先で操作を微調整できる幅が大きくなっている。

 この形状とサイズは、筆者のようにやや平均より小さめの手でもしっかりとホールドでき、素早く、細かい作業が可能だ。ボタン数は豊富で、左右メインボタン、ホイール、チルトボタン×2、左サイドボタン×2、中央CPI調整スイッチ×2、モード切り替えボタンを装備。このうちモード切り替えボタンは、誤射を避けるためマウス背面に配置されているという配慮がなされている。


「DRTCM1x」系のボディが初登場。かぶせ持ちに適した流麗なフォルムが特徴となっている
プログラマブルなボタン数は9。背面にはモード切替用の専用ボタンとティルト機能ON/OFFスイッチを配置している


・違いはセンサーのタイプと実装位置

「DRTCM15」の背面。センサーが独特の位置に配置されている
使用時はインジケーターが光り、現在のDPIやモードを確認できる

 ここからは各モデルの違いについて紹介したい。この2モデルの大きな違いはセンサーにある。まず「DRTCM15」では最大5,040CPIという解像度を持つレーザーセンサーを採用しており、最大トラッキングスピードは150インチ/秒と非常に高スペック。解像度は90CPI単位で自由に設定可能だ。

 また、この「DRTCM15」では、センサーが中央ではなく前方左側に配置されているというのが面白い点だ。これにより、手首を中心にしてマウスを回転させるように操作する際、センサーが中央にある場合よりもより多くの距離を移動することになる。例えば、大きく振り向きながら照準するような操作をする際、手首の可動範囲ギリギリの角度でも安定した照準移動量が得られるという効果がある。繊細なレベルで確実に操作性に影響する。

 一方、「DRTCM12」のほうはオプティカルセンサーを搭載している。センサータイプは従来製品の「DRTCM02」とおなじもので、最大トラッキングスピード40インチ/秒というスペックを持つ。レーザーセンサータイプに比べると最大速度は劣るものの、オプティカルセンサーならではのトラッキング安定性がウリと言えるだろう。センサー位置は中央で、この点で「DRTCM15」とはやや異なる操作感覚となっている。

 「DRTCM15」、「DRTCM12」、いずれもハードなゲーム用途に耐えうる性能があるため、レーザー派なら前者を、オプティカル派なら後者を、という提案をしておきたい。ちなみに両モデル共、ドライバも刷新され、従来よりもサクサクと各種設定を変えることができるようになっている。このあたりの進化も歓迎したいところだ。


ドライバ画面。マクロ設定のためにバーチャルキーボード機能まで備えている
Razer「Mamba」との比較。外形のサイズに比べ、「DRTCM1x」の設置面積がかなり小さめになっていることがわかる



■ むしろデスクトップで使いたい性能のモバイルマウス「Pyra」ファミリー

【Pyra / Pyra Wireless】
メーカーROCCAT
発売日2010年7月17日
価格4,980円(PYRA) / 6,980円(Pyra Wireless)
センサーオプティカル (Blue-Optic Sensor)
解像度400 / 800 / 1600DPI 切り替え可
最大トラッキング速度130インチ/秒
ボタン数5
レポートレート1,000Hz
マクロ機能あり
その他Easy Shift ボタン機能切り替え機能

・「ノートPC用」にしておくのは勿体無いほどのパフォーマンス

「Pyra」
「Pyra Wireless」

 ドイツのゲーミングブランドROCCATから登場したこの2モデル、「Pyra」と「Pyra Wireless」は、製品カテゴリーとしてモバイルゲーミングマウスというふうに言われている。しかしそのパフォーマンスは高く、デスクトップPCに接続して使用しても遜色のない水準の製品だ。

 まず特筆しておきたいのはセンサーの性能だ。「Pyra」と「Pyra Wireless」は共通して、青色LEDを用いた独特のオプティカルセンサーを搭載している。通常、オプティカルセンサーといえば最大速度が最新のレーザーマウスに及ばないものだが、このセンサーは別物。最大トラッキングスピード130インチ/秒という凄まじい性能だ。これはマイクロソフトの最新センサー技術「Blue Track」に匹敵する数字で、あるいは同系統の技術を用いているのかもしれない。

 もちろんレポートレートはゲーミンググレードとして当然の1,000Hzを確保。トラッキング解像度は400、800、1,600で切り替え可能となっておりやや柔軟性に欠ける気はするが充分だ。ボタン数は両サイドのボタンを含めて5つあり、そのうちひとつを「Easy Shift」と呼ばれる機能に割り当てれば、そのボタンを押している間他のボタンが「シフト」して異なる機能を果たせるようになるため、割り当て可能な機能数は実ボタン数のおよそ倍となる。

 これだけの機能を持ちながら「モバイル向け」ということで、マウス本体の重量は90グラムと軽い。幅60×奥行き95mmと小さめなサイズのため、かぶせ持ちでは手のひらをすべて預けられないため心もとないが、つまみもち派なら非常に持ちやすい形状でもある。その軽さのため指先での微調整がやりやすく、精密操作にはもってこいだ。また、他のマウスに比べてボタンのストロークが短く、スイッチが非常に軽いため、余分な力を入れずにすばやくクリックできる。小さめマウスを求めるプレーヤーなら、これをメインウェポンとして使うことになんの躊躇もいらないはずだ。


直線的なフォルムではあるが、くびれの位置が絶妙で意外と持ちやすい



・ラグが全く感じられない高速無線マウス「Pyra Wireless」

「Pyra Wireless」同梱品。USBレシーバーは本当に小さい
「Pyra Wireless」の背面には電池挿入箇所、USBレシーバー運搬用のスロット、スイッチ等がある

 「Pyra」ファミリーのうち、「Pyra Wireless」は無線バージョンだ。ゲーマーとしては無線マウスと聞くと「ラグがありそう」と思われて抵抗を感じるところだろうがご心配なく。この点はもちろん筆者も心配したところだったが、結論としてハッキリ言うことができる。「Pyra Wireless」には、すくなくとも測定可能なレベルのラグは存在しない。

 「Pyra Wireless」のモバイル向け無線ゲーミングマウスというカテゴライズは、5月に発売されたRazerの「Orochi」に似たところだが、「Orochi」が無線方式としてBluetoothを用いることに対して、「Pyra Wireless」では独自の小型USBレシーバーを通じた高速無線通信を採用している点が根本的に違う。Bluetoothではレポートレートを125Hz以上に上げることはできないが、「Pyra Wireless」では有線バージョンと同じ1,000Hzのレポートレートを実現しているのだ。筆者によるリアクションテストでも、有線マウスと全く同じ水準の結果を得ることができている。

 「Pyra Wireless」では有線マウスと同等のパフォーマンスが得られているため、Razerの高性能無線/有線ハイブリッドマウス「Mamba」にあるような有線モードが存在しない。その必要がないためだ。専用のUSBケーブルはあるが、純粋にバッテリーの充電用となっている。

 唯一の難点は、パワー供給のためにマウス内部に単3型充電池を2本搭載しなければならないこと。このためにマウス重量が数十グラム増えてしまい、軽さという良さは消えてしまう。もっとも、ある程度重さがあるほうが操作が安定する面もあるため、好み次第か。確実に言えるのは、ケーブルの抵抗から開放されるというメリットの大きさだ。マウスがどの位置にあっても、どの方向への操作でも、抵抗が常に安定するというのは、確実に操作性に寄与してくれる。小ぶりで正確な操作が可能なマウスを求めるユーザーは、「Pyra Wireless」をまず試してみるべきだろう。


「Pyra Wireless」は付属のUSBケーブルを接続することで充電状態となる。PCとの通信は無線のままだ
ドライバソフトウェアで感度、解像度、各ボタンの機能、マクロなどを設定できる。ボタン設定の右側は、「Easy Shfit」ボタンを押している最中に有効になる機能だ


■ 凝った機能はいっさいなし!! ストイックすぎるゲーミングマウス「ZOWIE EC1」シリーズ

【ZOWIE EC1】
メーカーZOWIE GEAR
発売日2010年8月中旬
価格6,480円
センサーオプティカル
解像度500/1,000/2,000 DPI 切り替え可
最大トラッキング速度40インチ/秒
ボタン数5
レポートレート1,000Hz
マクロ機能なし

・あの有名プレーヤーHeatoNがデザイン

2サイドボタンを左側に装備する右手用マウスとなっている
最大40インチ/秒のオプティカルセンサーを搭載。信頼性重視の設計

 マスタードシードからこの8月中旬に発売予定の「EC」シリーズゲーミングマウスは、2サイズ2カラーバリエーションの系4モデルが登場する。同時発売されるモデルはサイズ別に「EC1」と「EC2」の2系統があり、前者は70×128×43mm(幅×奥行×高さ)、後者は65×120×40mmと、若干寸法が異なる仕様となっている。

 注目したいのは、この製品をスウェーデンの有名プロゲーマーEmil "HeatoN" Christenssen氏がデザインしたという点。HeatoN氏はかつて「Counter-Strike」のトッププロチーム「NiP」、「SK Gaming」にて活動し、世界最強プレーヤーのひとりとして“The One and Only”と渾名されていた人物だ。現在は競技者としての活動は引退し、その活動の成果を今回のゲーミングマウス開発に投じたということになる。

 元トップレベルの競技者が選択した仕様は、一見すると地味だ。信頼性を優先してチョイスしたというセンサーは、最大トラッキング速度40インチ/秒というスペックのオプティカル方式。レポートレートは1,000Hz固定、ボタン数はサイドボタン2つを含む5個で、マクロ機能のようなドライバーソフトが必要になる機能はいっさい存在しない。

 この製品についてHeatoN氏はこのようなコメントを寄せている。「プロゲーマーとして活動してきたこの10年間、eスポーツ用の理想のマウスを開発したいと常に思っていました。eスポーツゲーマーにとって、ゲーミングデバイスとは、いかなる状況にあっても正常動作してゲーマーのプレイを支えてくれる、信頼に値する製品であるべきです。私たちは、動作の正確さ、安定性、耐久性、そして快適さを重視してマウスを開発しました。製品の出来の良し悪しについて言い訳するつもりはありません。本当に優れたものであるかどうかは、あなた自身で確かめてください」。


あくまで丸みを帯びたフォルム。サイズはそれなりにあるが、ホールドしやすく操作性に優れる。メインボタンは非常に軽く作られており、余分な力を入れずにクリック可能だ


・おどろくべき手へのフィット感

手のひらにしっかりとフィット。操作する力を余さずマウスに伝えてくれる
ホイールの点灯色で現在のDPI設定が示される

 一見地味な仕様を持つ本製品の真価は、実際に触ってみて初めてわかる。操作するために手を置いた瞬間、人差し指から小指まで、手のひら全体がマウス背面にピタリとフィットするのだ。自然に手を乗せるだけでまったく隙間が生じることなく、発生した力が満遍なくマウスに伝わっていく感覚だ。

 「EC1」はHeatoN氏用のサイズに合わせて作られているとのことで、筆者の手にはやや大きめだったが、この凄まじいフィット感により最初の瞬間から違和感なく操作することが可能だった。この大きさのため、つまみ持ちをするには少々キツイ印象もあるが、やや小さい寸法の「EC2」ならば全く問題なさそうだ。

 また、リフトオフディスタンスが1.5mmと非常に低めに設定されていることも本製品の特徴のひとつ。いくつか異なる色、素材のマウスパッドで試してみたところ、おおむねどの表面でも安定したトラッキングとリフトオフディスタンスが得られた。レーザーセンサーは表面の凹凸具合や反射率によってリフトの長短が変わりやすい性質があるため、このあたりも光学センサーを採用した理由だと思われる。

 本製品の明確な弱点は、近年のゲーミングマウスならほぼ必須機能となっているマクロ機能が存在しないことだ。これは「競技のために不要な機能は搭載しない」という製品哲学により敢えてそうしたという仕様だそうだが、一般ゲーマーにとっては製品を選択する上での難点になりうる。その意味で、まさに「あなた自身で確かめてください」という製品だ。


ドライバソフトすら存在しないという今時珍しい仕様のマウスだが、それは「無駄を省く」という設計思想のため。この形状が気に入れば手にする価値はあるだろう


■ サブ用と割り切るなら? 充分ゲームにも使える998円のオプティカルマウス

【Microsoft Optical Mouse 200】
メーカーマイクロソフト
発売日2010年8月6日
価格998円
センサーオプティカル
解像度1,000DPI
最大トラッキング速度非公開
ボタン数3
レポートレート125Hz
マクロ機能なし

・1,000円でおつりがくるわりに、なかなかのセンサー性能

シンプルな3ボタンマウスだ
ソールが小さいせいか抵抗があるが、センサー性能はゲームにも使えるレベル

 最後にゲーミングマウスではない製品だが、2010夏モデルのオマケとして「Microsoft Optical Mouse 200」をご紹介しておきたい。本製品はマイクロソフトより8月6日発売になった新製品で、標準価格998円という圧倒的な安さが魅力のオプティカルマウスだ。寸法は55×105×30mm(幅×奥行き×高さ)と、やや大振りのモバイルマウスといった印象だが、くせのない丸みを帯びたフォルムのおかげでしっかりとつまみ持ちができる。

 気になるセンサーの最大トラッキングスピードは公開されていないが、イメージ読み取り速度4,000fpsという数値から、おそらく25~30インチ/秒程度の性能かと思われる。ひとしきり「Counter-Strike」で遊んでみたところ、カーソルが飛んだり移動量が足りないようなシーンは見られなかった。むしろ気になったのはコストカットから来るソールの走りの硬さくらいのものだ。998円でこの性能があるなら上出来だと言いたい!

 ボタン数はホイールを含めて3つ、左右メインボタンは少々硬くて力を込めないとクリックできないなど、明らかにゲーミング仕様ではない本製品だが、サブマシン用やノートPC用と割り切って使うならばなかなかお買い得なチョイスといえそうだ。センサー的にはそれなりにFPSもプレイできる内容なので、「チームに加入してきた初心者プレーヤーへのプレゼント」などにも良さそう?


個人的に998円でこの内容なら、モバイル用やサブPC用として悪くない選択だと思う。サイドボタンがどうしても必要!というのでなければ充分なスペックだ


(2010年 8月 9日)

[Reported by 佐藤カフジ ]