「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!
「フリーモード」から「ローライダー」アップデート! 進化する世界は止まらない
(2015/10/29 00:00)
みんな「GTA Online」を楽しんでいるかい? 価格改訂版の発売に合わせ復活し、改めてゲームの魅力を語った「『GTA Online』大満喫連載急がば奪え!」。今回が一区切りとなる。もちろん俺たちの戦いはまだまだ終わらない、これからもよろしくな!
さて、最終回は引き続き、9月15日に行なわれた「フリーモードアップデート」で追加になったとっておきのコンテンツ「ハント・ザ・ビースト」と「ロック・イン」について紹介していく。そして、敵対モードの新作「スピード・コンボイ」についてもぜひオススメしたい。まだプレイしてない人がいたら、絶対やってみるべきだぜ。
そして驚くべきことに、「GTA Online」では10月20日にも新しいアップデート「ローライダーアップデート」が実装されたんだ。こちらもプレーヤー達にはうれしい要素たっぷりで、この機会に、こちらも紹介したい。このペースでの内容の充実はびっくりだ! 「GTA Online」の進化はまだまだ止まらない。まだゲームをプレイしてない人、「GTA Online」から遠ざかってる人はぜひ俺たちの連載「『GTA Online』大満喫連載急がば奪え!」を読んで、ゲームに飛び込んできてくれ!
ビョンビョン跳ねるハイドロが楽しい! 「ローライダーアップデート」実装!
まず最初に、10月20日に配信開始となった「ローライダーアップデート」について遊んだ感触について触れさせてもらうぜ。今回のアップデートの最大のポイントが、車高を上げ下げ操作できるハイドロシステムを搭載した「ローライダー」カスタムが可能になった点だ。普段は低重心の車両がボタン1つで車高を上げて、ビョンビョンと跳ねさせられるハイドロアクションは「GTA」シリーズの過去作「GTA:SA」を思い出させるな。
これらのカスタムは今回新たに追加になった「ベニーズオリジナルモーターワークス」で販売されている6車種のいずれかの車両だ。これを「ベニーズ」に持っていき、40万ドル近くする「アップグレード」を購入することで、ローライダーカスタムが可能となる。
カスタム項目はハイドロポンプの強化などローライダー向けの機能強化のほか、内装カスタムやエンジン周辺部の改良など、見た目のカスタム要素が大幅に追加されている。特に内装カスタムについては、かなりどぎついカラーリングのものから、スピーカーだらけのド派手な物まで豊富に用意されている。
ローライダーに改造した車両についてはXボタンを長押ししたままスティック操作で車を派手に跳ねさせるハイドロアクションが楽しめるようになった。ただしハイドロアクションは実は結構難しく、慣れるのにコツがいる。スティック操作を弾くようにする方が派手に跳ねる。また、カスタム項目のハイドロポンプはなるべく強化した方がより勢いよく跳ねるようになる。
こうしたローライダーカスタムの追加に合わせて、アクションメニューから車両のドアやボンネットをリモコンで開閉する機能も追加になった。エンジンをかけたりライトのON/OFFなんかもリモコンで行なえる。この機能は従来の車種でも利用可能なので、色々な手持ちの車両を引っ張り出して試してみると、新たな発見があって面白い。特にトランクとボンネットの開閉操作は斬新な気分で自分の車両を見直せる。トランクを開けたまま疾走する「パント」はこれまで以上にかわいいぜ。
新ミッションの追加も楽しいぜ。アホのラマーが依頼してくる「ラマーミッション」は、ラマーが成し上がっていこうとして失敗する、実にラマーらしいストーリーが魅力だ。8本もの連続ミッションが用意されている。くだらないことをだらだら話すラマーのカットシーンはたまらない。「こいつアホだなあ」とつくづく思えるこのノリが楽しいんだ。
ただ、ミッションは開始時に“強制的にマッチングされる”というところが少し癖がある。友達と遊ぶには一度パーティから外れて改めて募集するなどの手順が必要となる。気軽にできる反面、仲間と遊びたい場合はちょっと注意が必要だな。ミッションの難易度は高めで、特に銃撃戦でのダメージは全体的に高い上に、かなりの広範囲から大量の敵が湧いてくるので、立ち位置などに気を付けないとあっさりやられちまう。また、参加プレーヤー全員が生き残らないと失敗してしまうなどクリア条件も厳しめだ。全体的にやり応えのあるミッションとして仕上がっている。
この他にも所有可能な不動産が増えたり、洋服や武器が追加になったり、新たにアクションメニューから簡単に弾薬補充ができるようになっているなど、細かな点での強化も図られている。「フリーモードアップデート」もかなりの大型アップデートだったのに、そこからわずか1ヶ月でこんなに充実のアップデートを入れてきたのには驚いた。「やるなロックスター!」って感じだ。これからもこうした充実のアップデートがされていくと思う。常に腕を磨いておかないといけないなと感じたぜ。まだまだ俺たちの戦いは終わりそうにないな!
姿を隠した狼男を狩れ! 「ハント・ザ・ビースト」
さて、フリーモードイベントの中でも際立って特徴的で、アップデート前から注目を集めていたのが「ハント・ザ・ビースト」と「ロック・イン」だ。
「ハント・ザ・ビースト」は1人の“ビースト”役のプレーヤーを他のプレーヤーが狩りたてる。イベント開始時にビーストに立候補したプレーヤーから1人が選ばれる。ビーストになったプレーヤーは外見が「狼男」に変わる。他のプレーヤーはこのビーストをしとめれば勝ち。ビーストは10カ所のチェックポイントを回りきれば勝ちだ。
このゲームの面白いのはビーストは通常はマップ上で“見えない”ところだ。ビーストのプレーヤーに近づくと雄叫びが聞こえる。さらにポイントを通ると一定時間マップにビーストの位置が表示されるのだ。ポイントを通るほど表示される時間が10秒ずつ長くなっていく。後半になるほどビーストがマップに出る時間が長くなるため、より緊迫した駆け引きが楽しめるってわけだ。
俺自身このルールにすごく期待してたんだ。特にビーストになってみんなから逃げ回りたかった。だけど、滅多に発生しないんだよな。どうも16人以上セッションに人がいれば発生するようなんだが……もう少し頻繁に遊べるように改善を望みたいところだ。
そんなわけで俺は2回ほどプレイできたが、ビーストにはなれなかった。ハンターとして1回目はスーパーカーの「ゼントーノ」でビーストを探したが、ビーストがマップに表示されてもすぐにそちらに行けず、他の人がビーストを倒してしまった。2回目はより素早く移動できる「バザード攻撃ヘリ」でビーストを追ってみた。
ビーストに何とか追いつき、雄叫びが聞こえる位置までいけたんだが……他のプレーヤーに撃墜されてしまった。イベントではこのように、進行に関係なく邪魔だけするプレーヤーが出てくるところも困りものなんだよなあ。結局このときも他の人たちがビーストを追い詰めて倒してしまったようだった。あとから動画で確認してみたところ、ビーストは俺が上空を飛んでいたビルの真下で車に乗り、そのままビルの裏手から車で走り去っていた。ほんのちょっとでビーストを逃してしまっていたんだ。
まだ俺は「ハント・ザ・ビースト」の楽しさを満喫できてない。できればクルーセッションで遊びたいなあ。仲間の1人がビーストとなって、他のメンバーが追い詰める。ボイスチャットもかなり盛り上がりそうだ。このイベントは「ストリートレース」みたいに、フィールドでプレーヤー達が任意にプレイできるようにしてくれても良いかもしれないな。
移動する円を追い、敵車を外に押し出す。駆け引きが楽しい「ロック・イン」
「ロック・イン」は指定の場所に巨大なサークルが出現する。ゲームが開始すると、そこにプレーヤーたちが適当な車両に乗って集まり、10台以上が集まれば瞬時に開始となる。10台以下でも一定時間でスタートだ。
イベント開始時にはドーム状の“サークル”がフィールドに出現する。このイベントでの勝利条件は、「サークルの中に居続けること」。サークルは結構早く移動する上、ドンドン小さくなっていく。勝つためにはサークルの移動方向をいち早く見極め、常に移動し続けなければならない。サークルが狭くなるにつれ、衝突で押し出されない当たりの強さも重要になる。……もちろん、相手をサークルから追い出したっていい。
実際始まるとこれが楽しい。サークルは道路を無視して進むので、追いかけるのが大変だ。しかもNPCが邪魔で仕方がない上に、プレーヤー達は露骨にこちらをつぶしてくる。もうさ、むちゃくちゃだったんだ。そして、回数をこなしてくる中でバスで来るやつはいるわ、バイクで来る無謀なやつもいた。でもやっぱりバイクは押しに弱かったし、バスは小回りがきかなかった。ヘリで攻略するやつが出てきたのは感心したけど、ヘリだと終盤になるとサークルからはみ出しやすい。みんななりにいろいろな攻略法が出てきて面白いな。
俺は、実を言うとこの「ロック・イン」が得意だ。5回ほど遊んだが2回も勝ってる。俺が編み出した攻略法は、ズバリ「サークルの動く先を追う」ことだ。他のプレーヤーを見ていると、みんなサークルの中心地を維持しようとすることが多い。実は、動く先を追っているほうが、行き止まりや迂回が必要な地形にいち早く気が付けるのだ。中心にいることに固執するのは危険だぜ。
一度びっくりしたのは最後の最後で「勝者なし」という状態になったことだ。ゲームのラスト、サークルが消える瞬間にサークルに触れていたプレーヤーが2人以上いると、この「勝者なし」の状態となってしまうようだ。このときはせっかくがんばったのに賞金が貰えなくなかった。最近はみんなコツをつかんできてるので生き残りやすくなってる。勝つためには相手を妨害する非情さも必要かもしれないな。
ディフェンダーとアタッカーの熱い衝突バトル「スピード・コンボイ」
9月15日の新要素ではもう1つ。「スピード・コンボイ」も紹介したい。このコンテンツは“敵対モード”の新作で、バツグンに面白いんだ。
スピード・コンボイは片方が対象を守り、もう片方が阻止することになる。最大8人のプレイで、1人の“ランナー”が鈍重な車両に乗ってゴールを目指す。“アタッカー”の4人はこれを全力で阻止することとなる。“ディフェンダー”はアタッカーの攻撃からランナーを守る。「スーパーカーに追われる消防車」とか、「スポーツカーにおわれるタコスバン」、「高速オフロードカーに追われるトラック」など、色々なシチュエーションとコースが用意されている。
スピード・コンボイではほとんどのシチュエーションでディフェンダーよりアタッカーの車の性能が良いんだ。このバランスがかなりの緊張感を生み出してるな。ディフェンダーがもたついていると、ランナーがアタッカーの集中攻撃を受けてしまうことも多い。アタッカーの時はディフェンダーをすり抜けるのがたまらなく楽しいし、ディフェンダーでアタッカーを阻止するのも楽しい。そして見事協力して敵を阻止したときの達成感が最高なんだ。レースと同じように△ボタンの長押しでリトライが行なえたり、プレーヤーの車両同士だとスリップストリームが効くなど、レースの基本的なテクニックが有効に使えるのもポイントだ。
実装されてから何度も遊んだが、慣れない内はアタッカーが難しかったけど、そのうちディフェンダーが難しく感じたな。やってるうちにドンドンぶつかるコツがわかってくる。相手をいかにスピンさせるか、折れない木や橋の欄干にランナーを押しつけて停止させるか、かなり腕を磨いたんだ。ディフェンダーとしてはこれを防ぐためにがんばる。駆け引きが上達すると、さらなる面白さが感じられたよ。
そんな中、「スピード・コンボイ」ではやっぱり「ランナー」が最高だ。いかにアタッカーから逃げるか? 超緊張してドキドキする。ランナーは一定時間スピードが遅いと爆発ゲージが上昇して爆発してしまう。逃げるコツは車両が1度停止したくらいではいきなり爆発しない点をうまく利用することだ。うまく再加速できればゲージは減少するので、これを見ながら、車両が止められても再加速しやすい状況を作るのがポイントなんだ。
大量の一般車両が走っているので、反対車線に逃げ込むことで一般車両をアタッカーへの妨害手段として利用するのもいい手だ。車の大質量を利用してアタッカーをはじき飛ばすのも気持ちいい。なんといってもランナーの最大のコツは「大型車両に乗って扱いになれておくこと」。俺はフリーモードでかなり練習を積み、ランナーとして優秀になったぜ。
クルーメンバーと遊んでいて、特に盛り上がったのは「スピード・コンボイ6」だったな。ランナーが乗る大型車両は工業用トラックの「ラブル」、アタッカーは「クルマ」、ディフェンダーが「クルマ(装甲)」。クルマ(装甲)とクルマの速度差が小さい上に、ディフェンダー側の方が当たりの強いクルマ(装甲)だからアタッカーとのぶつかり合いにも負けず、かなりの接戦となった。
俺はランナーで何度か挑んだが、わざと停車してから再加速で逃げ切ったり、目的地と反対方向に逃げることで、車両のバランスを整えたり、色んな技を駆使して善戦したが、まだうまく逃げられない。これからもっと練習して、必ず逃げ切ってみせるぜ。
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