南の島の魅力をたっぷり詰め込んだ1本
- ジャンル:
- リゾートフィッシング
- 発売元:
- 開発元:
- プラットフォーム:
- Wii
- 価格:
- 6,090円
- 発売日:
- 2011年8月4日
- プレイ人数:
- 1人~4人
- レーティング:
- CERO:A(全年齢対象)
「あぁ、南の島へ行きたい……」疲れた時に筆者が必ず言う口癖だ。南の島へ行ってまずはホテルへチェックイン。部屋はもちろんオーシャンビュー。どこまでも広がる青い景色に心を洗われたあとは、鮮やかな色の魚たちを相手に釣りでも楽しもうか。時間の限り、自由に何に追われる事もなく楽しむ。そんな極上のバカンスの魅力をたっぷり詰め込んでいるのが、この「ファミリーフィッシング」だ。
プレーヤーは釣りが盛んなリゾートアイランドに訪れた観光旅行者となって、ホテルを拠点に毎日釣り三昧! 時にはボートを借りて湖へ、時にはクルーザーに乗ってトローリングも! 釣りを中心に、南国リゾートの楽しみをギュッと満載していて、それらを自由に楽しめるのが本作の魅力だ。また、本作にはより臨場感のある釣りが楽しめる「さおコン」を同梱したパッケージ(数量限定)もある。さおコンの使い心地も含めつつ、本作の魅力を紹介していこう。
■ 釣りが盛んなリゾートアイランドで、極上の釣りライフを満喫!
リゾートアイランド「ペナンカパン島」を訪れた旅行者となり、南の島の魅力、釣りの魅力をたっぷり味わい尽くそう! |
Mii風のキャラクターだが、Miiではなく自分で自由にキャラクターを作成できる |
本作はリゾートアイランド「ペナンカパン島」のフィールドを自由に歩き、好きなところで釣りを楽しめるというゲームになっている。というわけでまずは、操作する自分のキャラクターを作成していく。Mii風のキャラクターではあるが、Miiのデータを使っているわけではなく、自由に作成できる。
旅行者であるプレーヤーキャラクターがスーツケースを片手に「ペナンカパン島」に到着したところからゲームスタート。コバルトブルーの海、青い空、南国ならではの強い日差しが待つ楽園だ。
まずはホテルへチェックイン。本作は南国のリゾートでの旅行をしっかり再現している。ホテルに泊まり、時間が流れ、天候も毎日変わっていく。現実と違うのは、いつまでだって滞在していられるし、どこまでも自由ということだ。
部屋はもちろんオーシャンビュー! バルコニーへ出れば海が一望でき、広々としたベッドにテレビやパソコンもある。テレビではスタッフロールが、パソコンからはプレイの記録が確認できるほか、Wi-Fi接続していればオンラインのランキングも閲覧できる。スーツケースを調べれば着替えができるし、ベッドに横になれば翌日までぐっすりだ。
コントローラーはWiiリモコンとヌンチャクを使う。ヌンチャクのアナログスティックで自由に移動し、何かを調べたり人と会話するときはAボタンだ。なお、本作はWiiリモコン、Wiiモーションプラスに対応。Wiiモーションプラスでは、釣りの時の竿の挙動がより細かく反映されるようになる。
早速部屋を出てフロントへ。実際の旅行ならここからどうするか? そう、案内所にいって周辺のことを聞いたり、観光者向けに行なわれているアクティビティ(ツアーイベント)をチェックするのだ。
この「ペナンカパン島」は釣りが観光の中心であり、フィッシングセンターという案内所がホテル内にある。そこには掲示板があって、釣りのツアーアクティビティやスクールの案内が貼られている。ここからいろんなイベントにチャレンジしたり、釣りの基本を学んだりできるというわけだ。
豪華なリゾートホテル「フィッシングリゾート」にチェックイン! 豪華な部屋で寝泊まりし、島のあらゆるポイントで釣りを楽しんでいく | ||
ホテル内にある「フィッシングセンター」で釣りのツアーやスクールなどのアクティビティを申し込める |
フィールドを自由に歩いていく。水際ならどこでも釣りを始められる |
周辺の人と会話したりクエストを依頼されることも。ちなみにこの画像はだいぶ白が飛んでいるが、これは南国のギラつくような強い日差しを再現したものだ。独特なグラフィックスだが味があり、こだわりを感じられる |
アクティビティはあとから紹介するとして、まずはホテルの周辺を見ていこう。ホテルのすぐ前には美しいビーチが広がっている。波打ち際をバシャバシャと走っていく。日差しも強烈だ。道行く人もゆったりと行き来している。これぞ海外、これぞ南国というテイストがなんともいい感じだ。
本作の特徴として、日差しの表現が独特なものがある。海外の南国ならではの“目の前が真っ白に染まるような強い日差し”を、ハイダイナミックレンジ(画面を白飛びさせたような)グラフィックスで表現している。独特の色彩バランスだが、こうしたところにこだわりが見て取れる。
この島に訪れてすぐに初歩的な釣りのセットをもらえたのだが、それはあくまで基本のみ。まずはビーチの近くにあるショップへ行ってみた。すると、お店の前で店員らしき女性が立ち尽くしている。頭の上にはオレンジのアイコンが表示されている。クエストのアイコンだ。
このように、道行く人の頭の上には会話ができるアイコンや、何か困っていればクエストを持っているアイコンが表示される。話しかければ、何気ない観光者同士の会話を交わしたり、依頼を受けたり。お店の人からは、自転車をレンタルしたり、ボートを借りたりといったこともできる。
簡単なクエストをクリアしてお店の中へ。本作の特徴として、釣り用具はもちろんとして、服装のアイテムなど、ショッピングの品が豊富にあるのがポイントだ。なんとその数は1,000種類以上という。釣り用具は「ウキ釣り」と「ルアー釣り」があり、ロッド、リールも距離や狙う魚のサイズに合わせて種類がある。餌にも種類があるほか、ルアー釣り用のルアー(疑似餌)もミノーやクランクタイプなど、本格的に用意されている。魚の種類も200種類以上と、手軽にプレイできるテイストながら、釣りや魚に関するところは本格的にこだわっている。
さて、より本格的な釣り用具やファッションアイテムを買いたいところだが、そもそも本作のお金に関してはどうなっているのか? というと、この島では「フィッシングポイント」がお金の代わりになる。ホテルの宿泊費も買い物も全てポイントで支払う。
フィッシングポイントを手に入れるには、なんといっても魚を釣ることだ。釣った魚をホテルのフィッシングセンターに報告すれば、魚の種類に応じてポイントがもらえる。このほか、いろんなアクティビティにチャレンジしたり、アワード(実績)を獲得することでもポイントをもらえる。ようするに、この島での生活をエンジョイすれば自然とポイントをもらえるというわけだ。
フィッシングポイントを使ってショッピングも楽しめる。釣り用具はもちろんのこと、服のファッションアイテムも非常に豊富だ |
■ Wiiリモコンで竿を動かしヌンチャクでリールを巻く! 「さおコン」を使えばより楽しい!
水際でAボタンを押せば、どこでも釣りを始められる。魚が食いつくまでじっと待つ |
いよいよフィッシングに挑む! 桟橋の水際に立ち、Aボタンを押せば釣り竿を構える。そこから、上へ掲げたWiiリモコンを前へ振れば、釣り開始だ。もちろん振る速さで距離も変わる。
釣り糸を垂らして魚が餌に食いつくのをじっと待つ。「ウキ釣り」の場合は水面に浮いているウキをアナログスティックでズームして映せるのでそれを頼りに。「ルアー釣り」の場合は、振動による手応えが頼りだ。ルアーの種類によっては、リールを適度に巻いたりWiiリモコンを動かして竿を適度に動かすなどして、魚を誘うテクニックも必要になる。
魚がつんつんと餌を突く。食いついた瞬間に竿を上げるアクションがポイントで、魚の口に針をうまくかける“フッキング”を決める大事な場面だ。食いつきに合わせ、「今だ! 」と言わんばかりにWiiリモコンを上げる! フッキングが上手く決まれば餌が沈み竿がしなってWiiリモコンに強い振動が走る。
フッキングがしやすい魚かどうかで、難易度がだいぶ変わってくる。普通の魚は何度か突いた後にしっかり食いつくので、そこまで待てばいいが、臆病な種類の魚は突くだけで食いつかないことも多い。そういう魚は餌を突いたわずかな瞬間にフッキングを狙わないといけないので、難易度は高い。
フッキングが成功したら画面が変化。画面の上にある丸いゲージが釣り糸のテンションを、下のWiiリモコンのアイコンが竿の向きを示している |
フッキングが成功すれば、次は釣り上げるまでの戦いが始まる。画面が変わってゲージが表示される。画面中央の上のほうにあるのは、釣り糸の「テンション」を示すゲージで、リールを勢いよく巻きすぎたりすればゲージが右に増え、釣り糸は切れてしまう。逆にテンションが下がりすぎれば釣り針が外れてしまう。魚の動きにあわせてリールを巻いて調節するのがポイントだ。
もうひとつのポイントは「竿の向き」。こちらも魚の動きにあわせてWiiリモコンを右へ左へと動かしていく。これが糸のテンションにも大きく関わるわけだ。魚が左へ進めばWiiリモコンを右へ、右へ行けば左に傾ける。画面の下には適した向きが表示されるので、それに合わせればいい。
リールを巻くにはヌンチャクを振ればいい。さおコンの場合なら、ヌンチャクを握って縦回転させるという、リールを巻く動きそのものの操作ができる。仕組みとしてはさおコンを使っていてもヌンチャクを振っていることに変わりはないのだが、こちらのほうがリールを巻いている、ひいては釣りをしているという体験がリアルに楽しめるというわけだ。
釣られまいと抵抗する魚の動きもしっかりしている。最初は勢いがあり、全力で遠くへ逃げようとする。この時に無理にリールを巻いては糸が切られてしまうので、適度に巻きつつ魚が疲れるのを待つ。魚が疲れてくれば、あとは動きに竿の向きを合わせつつリールを巻いていけばいい。徐々に距離が縮まっていき、魚の姿が見えてくる。最後の抵抗と言わんばかりに水上に跳ね上がったりする魚もいて、釣りといえば思い浮かぶようなダイナミックなシーンも再現している。
0mまで魚を逃がさずにリールを巻ければ成功! 心地よい疲労感と達成感を味わえる |
あと2m、1m、と距離が近づき、ついに魚を釣り上げた! 満面の笑顔のキャラクターと釣り上げた魚の姿、魚の種類や大きさが表示される。魚がかかってからは、Wiiリモコンを右へ左へと向きを合わせつつ、ヌンチャクことリールを懸命に巻いたので、腕には心地よい疲労感がある。
魚の種類や大きさによるが、魚がヒットしてから釣りあげるまではだいたい数分のことだろうか。魚の食いつきもよくてサクサクと釣れる。このあたりの釣りの難しさは、ゲームらしく遊びやすいデフォルメがされているという印象だ。ただ、大物になればテンションのコントロールが難しくなり、釣り上げるまでも時間がかかる。
釣りに関して多少気になったのは、釣り糸のテンションゲージの色。ゲージは青から赤へのグラデーションで色が変わっていくが、例えば夕暮れ時にはゲージのオレンジ色が背景と同化してしまい見づらくなるときがあった。できればゲージの色をもう少し濃くしたりするなど、もう一工夫されていたら良かったかもしれない。
竿や餌のサイズなど、条件さえちゃんと合っていればサクサクと釣れる。リアルな厳しさは控えめで、釣りの醍醐味を手軽に楽しめる作りだ。だが、臆病な魚であったり大物であれば、釣り上げるのが難しい手強い相手になる。遊びごたえもしっかりあるバランスだ |
ちなみに釣りは最大4人でのマルチプレイでも楽しめる。人数分のWiiリモコンを用意し通信させていれば、1Pのキャラクターが釣りを開始したときに2P~4Pのキャラクターが登場して一緒に釣りを始める。魚がかかったキャラクターに自動で画面が切り替わるようになっている。
また、2P以降のプレーヤーはWiiリモコンだけでもプレイが可能で、Wiiリモコンを振るだけでリーリングできる。一緒に遊べばまた別の楽しさもあるうえ、釣り上げた魚は1Pのポイントに加算されるのでお得。家族や友達と会話しながらまったり楽しめる。
人数分のWiiリモコンを用意すれば、釣りのシーンで最大4人が一緒にプレイできる。2P~4PはWiiリモコンだけでもプレイ可能。魚がかかった人に画面が切り替わる仕組みになっている |
数量限定パッケージに同梱されている「さおコン」。ヌンチャクを使ったリールを巻く動きをよりリアルに行なえる |
写真のように軸の部分を出して滑りを良くするようなグリスなどを塗ると、より快適にプレイできるようになった |
数量限定の「さおコン」は、やはりあったほうがプレイが楽しくなる。Wiiリモコンをさおコンに差し込み、ヌンチャクのケーブルはカバーの中へ収納、ヌンチャクをリールガイドに固定すれば準備完了だ。
竿の役目を持つWiiリモコンとリールの役目を持つヌンチャクがしっかり一体になっていることで、それを持つ手もちゃんとした釣りの構えになる。釣りを楽しんでいるという“らしさ”が圧倒的に高まる。
ただ、さおコンのヌンチャクを回転させる部分は、キイキイと高い音が鳴るところがあって、そのままだと音が気になってプレイに集中できなかった。回転も引っかかるところがある。
そこでプラスドライバーを使って軸を外し、そこにプラスチック素材用のグリスを塗ってみたところ、音は消え回転もスムーズになって非常に快適になった。プラスチックを溶かしてしまうような成分さえ入ってなければ、滑りがよくなりそうなものならなんでもいいだろう。自己責任ではあるがお試し頂きたい。
また、「さおコン同梱版」は数量限定となっているので、本作が気になっていて迷っているが、どうせ買うなら「さおコン同梱版」にしたいと考えている方は、ぜひ本レビューをお読みになった上で、お早めにお買い求め頂きたい。
■ トローリングをはじめ多彩なアクティビティを満載! ホテルを変え、いろんなロケーションにチャレンジ!
ゲーム内の時間は常に流れていて、それにともない魚の行動も変わっていく。1日が終わったらホテルへ戻っていく |
本作では行動している間にゲーム内の時間が経過していく。1日の行動は朝7時から夜7時までが基本で、現実時間で言うと1日は20分ぐらい。もちろん魚がいるポイントや釣れやすさも、時間によって変化していく。夜に行動する夜行性の魚もいるが、ある程度ゲームが進むと夜釣りもできるようになる。
釣りを楽しむうちに時間が経過して夜が近づいてきた。夕暮れの景色も雰囲気が良い。行動時間が終わったら自動的にホテルへ戻っていく。フィッシングセンターに釣った魚を報告、一日の成果の確認してポイントを獲得する。
部屋に戻る前にホテルにある「水族館」へ。ひょんなことから、プレーヤーは「自分の水族館」を手に入れる。ここに自分が釣った魚が入れられるのだ。この日どれだけ釣れたのか、それによって水槽がどれぐらい充実したのか確認できる。また、この水族館にはお客さんが訪れ、その収入も毎日手に入る。
もちろん最初は水槽はスカスカで寂しい。だが、日々釣ることで少しずつ魚が増えていくのを見ていると、たくさんの魚で満杯にしたくなってきて、モチベーションも上がろうというものだ。また、最初は水槽の数も少ないがポイントを使って拡張できる。魚が増え、水槽も増えれば、お客さんも増えていく。
部屋へ戻ってベッドへ向かえば、その日は終わっていく。寝る前に日記を書き、そこにはその日釣った魚や行動が記される。また、プレイ中にWiiリモコンの2ボタンを押せばデジタルカメラで「写真」を撮影でき、その写真もその日のページに貼られるので、プレイ中にちょいちょい写真を撮影しておくと、あとでいい思い出になるかもしれない。
多彩な釣りのロケーションが満載! ゴムボートやカヤックを借りて釣りに行ったり、船に乗って大物を狙いにいったり。クルーザーに乗ってトローリングも楽しめる |
アクティビティやスクールにも多彩な遊びが用意されている。船に乗って外海で大物を狙うツアーをはじめ、参加者のNPCと釣りあげた魚の数を競う大会、さらにはクルーザーに乗ってカジキマグロなどの超大物を狙う「トローリング」なども楽しめる。
また、ミニゲームも多数ある。サブマリンに乗って海中の魚の姿を楽しみつつその数を当てるというものや、魚検定のクイズ、スクールでもルアーの動かし方をミニゲーム形式で学んでいくものなどがある。アクティビティでは高いポイントが得られるほか、ミニゲームやスクールでもアワードの獲得等によるポイント獲得がある。積極的に参加するのがオススメだ。
ある程度釣り慣れてきたら、ロケーションを変えていこう。ホテルのフロントでチェックアウトすれば、島内の別の地域のホテルに移動できる。ジャングル、湖、渓流など、全15以上のロケーションがあって、最初は移動できる地域は少ないものの、たくさん魚を釣ってライセンスを得ると地域が増えていく。
ゴムボートを借りてジャングルの中を進み大物が潜むポイントを狙い、湖ではモーターボートに乗ってバスフィッシングを楽しむ。南国らしい海水魚が中心になってはいるが、淡水の魚ももちろんいる。地域ごとに特色が異なるし、会話やクエスト、アクティビティも変わってくる。そのボリュームは相当なもので、リゾートでの釣り体験をこれでもかと堪能できる。
■ 自由に気ままに。南国リゾートでの釣りの魅力をたっぷり味わえる良作
多彩なロケーションがある南の島をしっかりと再現。いろいろなスタイルの釣りが楽しめる。釣りはもちろんだが、リゾート地での旅行の魅力もうまく取り入れているのが大きな魅力だ |
何に追い立てられるわけでもなく、雰囲気の良い南国リゾートで、釣りを中心に自由に楽しむ。そこには日差しのまぶしさとスローに流れる時間、青く澄み渡る空、コバルトブルーの海と、現実にはなかなか体験できないような日々が待っている。“こういうゲームもあって欲しい”と思える貴重なタイトルだ。
フィッシングの手応えが良く、Wiiリモコンとヌンチャクを使ったギミックもとても良くできている。魚の種類も豊富で、挙動もしっかりとしている。Wiiリモコンの振動機能もうまく使っている。現実には気軽には行けないような最高のロケーションでの釣りは、釣りの面白さと、南国リゾートの魅力が組み合わさって、ゲームならではの気持ち良さにあふれている。マルチプレイで最大4人で釣りができるのも嬉しい。
ひとつひとつの地域はそこそこの広さがあり、よく見ると通れる道があったりして、奥に隠された釣りの穴場があったりと凝っている。もちろん釣れる魚も変わってくる。ホテルのチェックイン・アウトで地域を切り替える作りはちょっと煩わしさがあるものの、地域のエリア自体はシームレスに繋がっていてストレスなく遊べる。
全体の丁寧さ、ほど良く広いスケール感、多彩なアクティビティなど、ボリュームがあり、それらを全てプレーヤーの自由な選択に委ねている。釣りの面白さだけでなく、南国でのリゾート体験がしっかり味わえるようになっていて、“心地よさ”が光るゲーム。いつまでも手元において、心ゆくまで楽しみたくなる。気になっているという方にはすぐに手にして欲しい1本だ。
(2011年 8月 13日)