PS3ゲームファーストインプレッション
アイドルマスター ワンフォーオール 765プロ 新プロデュースBOX
「美希」との12週プレイで「OFA」の魅力を体験!
- ジャンル:
- アイドルプロデュース
- 発売元:
- 開発元:
- バンダイナムコスタジオ
- プラットフォーム:
- PS3
- 価格:
- 7,600円
- 発売日:
- 2014年5月15日
- プレイ人数:
- 1人
- レーティング:
- C(15歳以上対象)
(2014/5/2 17:00)
バンダイナムコゲームスより、いよいよ5月15日に発売されるプレイステーション 3「アイドルマスター ワンフォーオール」。据え置き機での本編シリーズ作としては、2011年に発売されたPS3「アイドルマスター2」から数えると3年ぶりの新作だ。
そんな「ワンフォーオール」のインプレッションをお届けしていくわけだが、今回は、各メディアそれぞれにプロデュースするアイドルを1人選んでお伝えしていくという、趣向を凝らした試みとなっている。そして、プロデュースするのは……「星井美希」! GAME Watchのイメージカラーは緑だし。美希も緑でぴったり……!?(りっちゃんの方が濃い緑だし近い色では? とか言ってはいけない)
なお、こちらのインプレッションではプレイ序盤の最初の春シーズン「12週目まで」をお伝えしていく。プレイ序盤ながら、新要素を含めて隅々まで体験できる範囲になっていたので、がっつりとお伝えしていこう。
【ストーリー】
弱小芸能プロダクション「765プロダクション」。
通称765プロに所属する13人のアイドルたちは、
トップアイドルを目指してデビューしたものの、ブレイクに至らず、
パッとしないまま月日だけが過ぎている状態です。
そんな折、765プロ社長の高木順二朗に見出されたあなた(プレーヤー)は、
765プロの専属プロデューサーとなってアイドルプロデュースを始めます。
13人の765プロアイドルをプロデュース! アイドルそれぞれに新しいストーリーが楽しめる
「アイマス」がどんなゲームなのかを改めて説明すると、プレーヤーが芸能プロダクション「765プロダクション」のプロデューサーとなり、“アイドルをプロデュースする”ゲームだ。
アイドルとコミュニケーションし、レッスンを重ね、オーディションを突破し、テレビ出演やフェスでの活躍をしてファンを増やすことでアイドルランクを高めていく。その道のりには、担当するアイドルそれぞれの物語があり、そこに等身大の“アイドルを目指す女の子”の姿を見ていくことになる。
そこには、「アイドルかわいいね!」だけで終わらないテーマ性があり、華やかさの影の泥臭さ、努力や根性。そんなあたりも感じさせるものが描かれている。だからこそ、これだけ長く続いているシリーズと思える。
さてさて、新作「ワンフォーオール」では、この“プロデューサー目線”というキーワードが強化されているのがポイントだ。物語はまだ売れていない“13人のアイドル”と“もう1人”がサバイバルなアイドルの世界に足を踏み入れていくというプロローグから始まっていく。このもう1人とは、プロデューサーであるプレーヤーのあなた。アイドルだけでなく、プロデューサーの成長物語でもあるというわけだ。
始まりは春。プレーヤーは765プロで研修中のプロデューサー見習いだったのだが、その日、高木社長に呼び出され、正式にプロデューサーとして認められることになった。ここから、トップアイドルをプロデュースする夢が始まっていく。
というわけで、早速「最初に担当するアイドル選び」! 正式にプロデューサーになったことを知った765プロダクションのアイドルがお祝いしてくれる。そんな姿を見つつ「誰にしようかなー!! あー決められない!」とたっぷり悩む時間なのだが、ここは冒頭にもお伝えしたとおり「星井美希」に決定!
早速、仕事に行っているという美希を迎えにいくことになったのだが、ここで美希のテーマがズバっと出てきた。美希は、「潜在能力無限! が、ヤル気ない(?)肉食女子」。ルックス抜群、アイドル性も無限大な彼女だが、楽しくないことにはヤル気を出してくれない。当然、ブレイクできないままでいるアイドル活動が楽しいはずもなく……。デパートの屋上でのライブの仕事を終えた彼女は、「もうアイドル辞めることにしたから」と、衝撃のいきなりゲームオーバー的なことを言い出してしまう。
立ち去ろうとする美希を必死に引き留めるプロデューサー。説得するための「人気が出れば、きっと世界は変わるからっ」という言葉に、美希が反応してピタッと足を止める。「世界は……変わる? 本当?」と聞き返す美希に、プロデューサーは「おもしろいものを必ず見せる」と約束をかわす。
美希の魅力はまさに見たまま。トップアイドルの資質たっぷりながら、売れない間の地道な努力は苦手。すぐにサボろうとしたり、寝てしまったりする。そのふわふわしたつかみ所のなさや緩さが妙に魅力的だったりするのだが、そんな彼女が大きな舞台を前に一転して目を輝かせて活躍する姿は、普段とのギャップもあって、一層魅力的に見えるのだ。
(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Games Inc.