PS3/PS4ゲームレビュー

龍が如く 維新!

坂本 龍馬が斎藤 一に!?
PS4、PS3で展開される幕末を舞台にしたシリーズ最新作!

ジャンル:
アクションアドベンチャー
発売元:
セガ
開発元:
セガ
プラットフォーム:
PS3 / PS4
価格:
8,600円
発売日:
2月22日
プレイ人数:
1人(オフライン)/2〜4人(オンライン)
レーティング:
CERO:D(17歳以上対象)

 2月22日、セガは、プレイステーション 3/4用アクションアドベンチャー「龍が如く 維新!」を発売した。通常版はPS3、PS4共に8,600円(DL版も同価格)。PS4アップグレードプログラム対応タイトルであり、PS3版を購入してもPS4のDL版が1,000円で購入できる。

 それでは、弊誌の読者アンケート結果でPS4と同時購入予定タイトルで1位に選ばれた本作を紹介していきたい。

坂本 龍馬が斎藤 一に!? 幕末を舞台に繰り広げられる衝撃の物語!

 本作はシリーズ「見参!」と同じスピンオフタイトル。宮本武蔵が主人公の「見参!」に対し、本作の主人公は坂本龍馬。舞台は彼の生きた幕末の土佐や京だ。とはいえ、ただ歴史を追いかけるだけの物語にはなっていない。

 育ての親が暗殺されたことから、龍馬は斎藤 一を名乗り、その犯人を探る。調査の末、暗殺犯である覆面の男の使った剣が「天念理心流」という流派であり、その使い手が、京を拠点に活動する「新選組」の中にいることを突き止め、復讐を果たすべく新選組へと入隊する。

 坂本龍馬が斎藤 一という設定だけでも、どのような物語になのか興味を惹かれる方は結構いるのではないだろうか。設定の意外さだけでなく、ドラマ性をウリの1つにしている「龍が如く」シリーズだけあって、非常に魅力的な物語に仕上がっている。是非ともプレイして衝撃の展開を味わってもらいたい。

ゲーム開始直後に、坂本龍馬が斎藤 一(坂本龍馬)に斬られるという謎に溢れた映像が流れる。公式サイトで公開されているストーリーロングトレイラーで見ることができるので、興味があればご覧いただきたい
キャラクターの多くはシリーズファンにはお馴染みの面々。武市 半平太(CV:高橋 克典さん)、近藤 勇(CV:船越 英一郎さん)、おりょう(桜庭 ななみさん)といった本シリーズ初出演のキャストが演じるキャラクターにも注目だ

4つの「型」を切り替え、戦い抜く!

 複数の主人公が登場したシリーズ「4」や「5」では、主人公毎に異なるバトルスタイルが楽しめた。本作の主人公は坂本 龍馬1人ではあるものの、型(スタイル)の切り替えが可能。状況に応じて型を切り替えることで有利に立ち回ることができる。

 スタイルは、「一刀の型」、「短銃の型」、「乱舞の型」、「格闘の型」の4つ。方向キーの上下左右で切り替えることができる。

4つの型を任意で切り替えることができる。□で連撃、△で大攻撃、×で回避、L1で防御(※「格闘の型」「乱舞の型」では受け流し)のように基本的な操作はこれまでのシリーズとほぼ同じで、簡単な操作でダイナミックなバトルが楽しめる

「一刀の型」

 1本の刀を持って戦うスタイル。非常に威力の高い特殊武器「大太刀」もこのスタイルに含まれる。

 刀を使うことから一撃の威力が高いことに加え、タメることで威力を上昇させることが可能。さらにタメ時にはスーパーアーマー状態となり、大半の攻撃を受けても怯まず、技が中断されない。また、防御が崩されてもすぐさま防御姿勢に戻れる技が習得できるなど、防御面の性能も高く、バランスのいい型となっている。

ガンガン攻めたい人にうってつけの一刀の型。高威力の技で敵の体力をごっそり奪うことができる

「短銃の型」

 短銃を連射して戦うスタイル。遠距離から範囲攻撃ができる特殊武器「大筒」もこのスタイルに含まれる。

 近距離はあまり得意ではなく、防御面もそれほど優れているわけではないため、敵と距離を取っておきたいスタイル。前方の敵に標的を絞る構え(全スタイル共通:R1ボタン)中は、移動しながらの銃撃が可能なため、下がりながら銃撃でき、ヒートアクション(攻撃することなどで蓄積されるヒートゲージを消費する強力なアクション)で敵を引き離せることもあり、距離を取るのは難しくない。一刀の型と比べればややテクニックを必要とする。

 また特徴的なのが特殊な弾丸の存在。△ボタンで打ち出せる弾丸で、通常の弾丸と異なり、発射する毎に装備している弾丸が消費される。高威力の強化弾、痺れさせる雷撃弾など、弾丸毎に異なる効果がある。

距離を取り、小さなダメージを蓄積させていく短銃の型。連射速度を向上させる技を習得すれば、接近してきた相手の攻撃モーション中に連続射撃がヒットさせ、ダウンを奪い、その隙にまた距離を取るといったこともできる。ダウンしづらいボス相手でも、近づいてきたら回避系のアクションやヒートアクションを決めて距離を取ることを繰り返せば、攻撃を一切受けることなく撃破することも難しくない。多数の敵相手でも狭い通路などを選べば安定した戦いができる。また、この型では掴み(○ボタン)も使用可能。掴みや掴みからの攻撃が使えるのは、短銃と格闘の型だけとなっている

「乱舞の型」

 片手に刀、もう一方に短銃を持ち、舞うように敵を攻撃するスタイル。広範囲をなぎ払える特殊武器「槍」もこのスタイルに含まれる。

 △ボタンは大攻撃ではなく銃撃になっているなど、他の型とは少し違った操作になっている。□で刀を振り、△で銃を撃ち、○ボタンでは鳳凰陣(刀と銃による波状攻撃)を繰り出す。

 刀の攻撃は横方向に強く、銃撃は遠距離攻撃可能と攻撃面での万能さはあるが、この型だと防御ができないため、敵の攻撃に対しては回避するか、少しシビアなタイミングでのボタン入力が要求される防御技を使うことになる。このことから強敵を相手とする際にはテクニカルな立ち回りが求められる。

刀と銃を駆使して舞うように攻撃する乱舞の型。広範囲に攻撃できるアクションを備えているため、複数の敵を一気に倒したい場面では特に活躍してくれる

「格闘の型」

 シリーズでお馴染みのケンカスタイルで、4つの中で唯一武器を持たない。ただ、これまでのシリーズと同様に町中にあるものを一時的に武器とすることはできる。

 手数の多さ、スピードは申し分ないが、一撃のダメージの小ささ、リーチの短さ、刀での攻撃などがガードできないといったデメリットがある。ガードに関しては特定の装備を入手することで解決するが、それにしても他と比べると扱いが難しい。

 面白いのが攻撃しながら他の型へと移行できる技が使える点だ。殴りながら、状況に応じて別のスタイルへと隙なく移行できる。

カウンター技や掴みなどを駆使して戦いたい格闘の型。型の変更にはそれほど大きな隙はないが、格闘の型のみ、攻撃しながら他の型へと移行する技が習得できる

 まだ各スタイルの全技を試した訳ではないが、とりあえず選ぶなら攻防のバランスが取れている一刀の型がオススメ。火力が高いため、力押しできるし、強敵相手でもレベルと装備さえ十分なら、相手の攻撃を防御→反撃とすれば大抵の敵に勝てる。

 さらに状況に合わせて、短銃と切り替えていけば、ほとんどの状況に対応できる。また、射撃攻撃はガードされることが多いものの、ガードされてもヒートゲージはたまるので、ゲージため目的でも有用。1対1の戦いで相手を圧倒しやすい点でも短銃の型はオススメだ。

師匠から技を教わったり、修行でアイテムを獲得するといった要素も。技を閃く天啓システムも健在だ
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(木原卓)