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【特別企画】「クリスタル オブ リユニオン」をオンゲー歴ン十年ライターが解説!
敵はある日突然やってきた。そしていろいろ奪っていった
(2016/4/28 14:10)
敵はある日突然やってきた。そしていろいろ奪っていった
筆者が初めての襲撃を受けたのはレベル8の時だった。ログアウトしている間にバリアーが外れており、いつの間にか襲撃を受けていた。ログインして、いやに資源がたまっていないなあとよく見れば、城が燃えているではないか。ログを確認すると、他のプレーヤーが筆者の城を偵察した後、攻撃していたことがわかった。
まさか襲われるとは思っていなかったので、大した備えもしておらず、相手の戦果100%、筆者の戦果0%という圧倒的大敗でごっそり資源を奪われていた。襲ってきた相手の座標も残っているので、すぐリベンジに行くこともできるが、何しろ初めての経験なので、ビビってすぐにバリアーを貼りなおすというチキンすぎる対応が精いっぱいだった。この時には、周りの同盟メンバーの城も燃えており、かなり大規模な襲撃を受けたようだった。
筆者は最初から大規模戦への参加を目的にしていたので、この襲撃を機に施設の建設や装備作成を本格化させた。しかしそうなると、やはりどうしても小さい仲良し同盟では限界がある。このとき筆者が所属していた同盟は、盟主がログインしてこなくなり、チャットの動きも鈍くなって多少寂しい時期だった。脱退するかどうか迷っていたある日、同盟員の1人が「申し訳ありませんが」と切り出し、脱退を口にした。結局は無言に不満を持っていた人たちが同じ流れで脱退し、その同盟は解散してしまった。
筆者もソロに戻り、今度は定員にかなり近い大きめの同盟を選んで入ってみた。
大きな同盟では規模の威力が最大限に発揮されていた。ヘルプを送ると、すぐに数人から支援が届く。モンスターも次々に倒されていき、人が多い時間帯には援軍到着前にモンスターが消えてしまうこともあった。資源を見つけたときにはチャットにお知らせが入り、チャットの流れも速い。同盟単位で臨む「ユニオンオーダー」の報酬や、一定数以上支援をもらった時のボーナスも簡単に着く上に、大量の時間短縮アイテムが報酬として貯まっていくので、筆者の国もぐんぐん成長していった。群れれば群れるほど有利になるシステムなので、どんどん合従を繰り返して最終的にはいくつかの巨大勢力に集約させるのを目的にしているのだろう。
レベル10を超えると、攻めた相手の英雄をとらえることができるようになる。英雄を捕らえている間は、自国にボーナスがつく。さらに、捕らえた相手の拠点のレベルが15以上の場合は、英雄をダーククリスタルに封印できるようになる。英雄を捕らえられた方は、英雄が持っている拠点ボーナスが消えたり、モンスターの襲撃に出られなくなったり、英雄との親密度が下がったりと、いいことが何ひとつないので、全力で英雄を奪い返すための戦いを仕掛けることになる。
「聖域戦」の高みを目指すか、のんびりキャラと遊ぶかはプレーヤー次第
筆者が遊んだ数日間には、まだレベル20のカンスト拠点を見かけることはなく、本作の目的である「聖域戦」はまだ発生していなかったので、そういう意味では筆者はまだまだ本作の真髄を見ることができていない。しかし、同盟メンバーと交流しつつの国造りや、英雄とのコミュニケーション、敵プレーヤーとの戦いなど本作の楽しみ方は一通り体験することができた。
1度に1つの施設しか建設することができないため、時間のかかる施設をセットした後はしばらくやることがなくなってしまい、暇を持て余すこともあるので、施設の建設は1日の流れに合わせてある程度予定を建ててから始めたほうがいい。バリアーが切れてしまうと、いつ敵に攻撃されるかわからなくなるので、こまめにチェックする必要もある。
時間限定のクエストがあったり、同盟間の戦争の時には、常にスマホを握りしめる程度には忙しいかもしれないが、基本的には空いた時間にちょこちょこっと覗いては、セットしておく程度のカジュアルなプレイで十分だ。
筆者はひたすらヘラクレスを育てたが、途中で英雄を切り替えて別のストーリーを見ることもできる。英雄の召喚にはなんのペナルティもなく、装備などもそのままなので気軽にいつでも変更が可能だ。召喚すると、その英雄のアイコンをプロフィールに使えるようになる。筆者がいるサーバーでは、クローディアとジャンヌダルク、ベオウルフ、平将門あたりが人気のようで、ヘラクレス推しの筆者としては少々残念だ。かわいいので、ぜひ使ってみて欲しい!
オンラインゲームで遊ぶときには、人を気にせずマイペースで遊ぶか、交流の好きな集団に交じって積極的に遊ぶか、自分のやり方を決めておくのがおすすめだ。特に、この手の対人戦が絡むゲームは、時に暴言が飛び交うようなこともある。「聖域戦」が始まって、大規模な戦争が頻発するようになれば、そんな局面を目に知る機会が増えるかもしれない。そんな時にもロールプレイの一環くらいに思って聞き流すのがいいだろう。
今回は最終的に「聖域戦」への参加を想定しつつ、大きな同盟で活躍するようなプレイを紹介したが、マップを散策してみると、少人数で仲良くやっている小規模同盟や、マップの辺境で1人自由に遊んでいるようなプレーヤーも結構見かける。マップ上ではソロに見えても、実はどこかの同盟に属している場合もあるので本当のところはわからないが、それぞれのプレーヤーが自分のやり方で遊べる余地は十分にある。
数日前には新しいワールドがオープンしており、本作はまだまだこれからが本番というところだ。ぜひこの機会に参加してみてはどうだろうか。
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