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iOS版公開記念! 「レーシング娘。」カップカート大会参加レポート

車を運転したことのない筆者が挑む、12編集部対抗のカートレース!

場所:シティカート

 DMM.comが運営している愛車擬人化&シミュレーター「レーシング娘。」。当初はAndoroid版とブラウザゲーム版が配信されていたが、今回はそのiOS版が2月29日に配信されるということで、記念に編集部対抗戦を実施するとの一報が入った。

iOS版「レーシング娘。」のスクリーンショット。ブラウザ版と遜色ない出来栄えだ
当日はレースクィーンも来場!? 写真は宗田鈴乃さん

 そもそも本作は、筆者が昨年もっとも時間を割いて遊んでいたブラウザゲームであり、「カスタマイズが楽しすぎる本格カーレースシミュレーションゲーム」として紹介記事も執筆したほどだ。そこにこのイベント開催のお知らせである。正直、編集部対抗という範囲内で「レーシング娘。」の勝負ということであれば負ける気はまったくしない。

 そして対抗戦当日。気づけば筆者たちGAME Watch編集部のメンバーは、東京都は足立区にあるゴーカートレースコース「シティカート」に立っていた。そう、じつは今回の勝負種目は、リアルのカートレースだったのである……!

 先に述べておくと、筆者は車の免許を所持していない。というか、実車を運転したのは小学生低学年の頃にどこかの遊園地で乗った子供用のゴーカートぐらいのもの。あとは、ゲーマー的たしなみとして「マリオカート」ぐらいは遊んでいるが、もちろん今回はロケットスタートもなければカメもキノコもバナナもない。ともあれまずはテスト走行ということで、12の編集部がそれぞれ定められたカートに乗り込み、コースを回りはじめた。

 このテスト走行は予選も兼ねていて、各編集部2名のベストラップの合計で上位6編集部が上位グループ決勝へ、下位6編集部が下位グループ決勝へと振り分けられる。もちろん狙うは上位グループなわけだが、なにぶん運転未経験者、コツもなにもわかったものではないのでまずは完走を狙おうということで走ってみる。

本格的なサーキットが形成されている「シティカート」。当日は天候もよく最高のレース日和だった
レースをナビゲートしてくれたのはレーシングドライバーの窪田善文氏
今回、GAME Watch編集部が乗った7号車。ラッキー7が勝利を呼びこむか……?
テスト走行中の風景。静止画だとお伝えしづらいが、実際にはかなりのスピードが出ています

 ところがいざ走ってみると、車体は小さいながらもかなりのスピード感があったし、アクセルとブレーキ、そしてステアリングの重さは、ゲームでは得ることができない感触で、これがめちゃくちゃ楽しい。こうなるとしだいにテンションも上がっていき、おのずとスピードも乗ってくる。気づけば筆者のベストラップは41秒776というタイム。周囲を見れば50秒、1分といった数字も目立ち、これはかなりいけるのでは、と期待しながら発表を待つと……GAME Watch編集部はまさかの6位!

 やった上位グループだ! と喜んだのもつかの間、よくよく考えてみれば「上位グループの最下位」である。しかも、今回の大会は、上位グループ、下位グループともに3位までしか賞品が出ないという。つまりこれは6位とは名ばかりの、ただの最下位スタートじゃないですか!? 早くも暗雲垂れ込める展開ではあったが、まずは下位グループの決勝レースが開催された。

 決勝レースのルールは、20分間でもっとも多くの周回数を重ねたチームの勝利というもの。その間、かならず規定数ピットインしてドライバー交代をしなければならないため、チームワークも欠かせない。そうして下位グループのレースが始まったのだが、これがワイワイキャーキャーといった感じで皆さん実に楽しそうに走っている。筆者たちが中途半端に速かったことが悔やまれるほどだ。

スターティンググリッドに並ぶ各編集部の面々。かなり本格的です
ラップタイムはオートで記録される。ちゃんと100分の1秒単位まで表示されているのがすごい

 ぼーっとしながらそんなことを考えつつ眺めていた下位グループのレースは無事終了し、いよいよ上位グループのレースが開始される。「とにかく事故らないで走りましょう」というのを目標に、いざスタートしてみたが……この上位陣のトップは何と32秒前後というラップタイム。プロがそれなりに気合を入れて走って31秒ぐらいということなので、これは恐るべきタイムと言える。

 それもそのはず、トップの「アプリ★ゲット」編集部チームは経験者という域を超え、編集部主催でレースを行なうほどの、いわばセミプロに近い存在。「マリオカート」的に言えば、筆者たちに赤ガメ3個+スターを3セットぐらい持たせてもらっても勝てるかどうかというレベルである。結局、予選からの順位は変わることなく、本戦の結果も最下位で終了。上位グループとはいえ、最下位とは何とも情けないかぎりだが、これはもう種目が悪かったというほかない。

最終レースを終えるころにはとっぷりと日が暮れる。表彰台に乗った皆様おめでとうございます!

 「レーシング娘。」のベストタイム勝負だったらまだ勝ち目もあったかもしれない、との悔しい思いはあったわけだが、それでもカートレースそのものは非常に楽しかった。もし、また実施されるようなことがあるなら、ぜひとも参加してみたいものである。もちろん、今度こそ上位を狙って……。

 なおカートレースの開催を記念して、3月15日より開始する「レーシング娘。」のイベントにて、弊誌のロゴ入り「R娘。」も登場する予定。媒体横断の特別イベントになるようなので、ぜひこちらもチェックしていただきたい。

(泊 裕一郎)