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Switch 2版「FFXIV」を持って鳥取砂丘へ! リアル・サゴリー砂漠で光の戦士になってみた

【ファイナルファンタジーXIV - スターターパック】
8月4日 発売
価格:
スターターパック:2,420円
コンプリートパック:6,300円
コンプリートパック コレクターズ・エディション:14,960円

 スクウェア・エニックスから、待望のNintendo Switch 2版「ファイナルファンタジーXIV」が8月4日に、ついに発売された。

 「新生FFXIV」のサービスが始まってまもなく13年が経つが、その間「外でFFXIVをプレイしたい」と何度も思ってきた。もちろん、ゲーミングノートや携帯用PCを使えばこれまでも外でプレイすることは可能だった。しかし「FFXIV」を家と同程度に動かそうと思えば、それなりのスペックが必要で、誰でも気軽に、とはいかなかった。だがついに、マシンスペックを気にすることなく、好きな場所で快適に、気軽に「FFXIV」をプレイできる環境が手に入った。

Switch 2版「ファイナルファンタジーXIV」がついに開始

 「FFXIV」には、荒野や山岳、雪原や森林、砂漠、海洋など広大な世界にたくさんの美しい風景が登場する。せっかく気軽に「FFXIV」を外に持ち出せるようになったのであれば、いつもの部屋ではなく、リアルでも冒険心をくすぐられるような場所でプレイしてみたいと思うのは人情だろう。

 自然の空気を味わいながらプレイすれば、ゲーム体験が一層リアルで豊かなものになるのではないか。そう、例えば鳥取砂丘からログインしてサゴリー砂漠に行けば、照り付ける太陽、砂の大地を吹き抜ける熱い風――そんな砂漠気分を全身で味わえるのではないか。

 というわけで、Switch 2版発売を祝して、今回、鳥取砂丘で「FFXIV」をプレイしてきた。果たして筆者は、リアル・サゴリー砂漠で無事プレイすることができたのか、そこに至るための準備も含めてレポートしたい。

ザナラーンにあるサゴリー砂漠。この灼熱の感覚を実際に味わいに行く!

準備の第一段階はソフト選びから

 「出かける前にしっかりと準備をしていくんだぞ」

 「FFXIV」で、冒険に出発する前にNPCたちがよくそんな言葉をかけてくれる。冒険を成功させるには、事前の入念な準備が欠かせない。まず必要なのは当然ながらSwitch 2版「FFXIV」だ。今回発売されたパッケージの中から、自分が必要なものを選んでいこう。

 今回発売されたのは「スターターパック」、「コンプリートパック」、「コンプリートパック コレクターズ・エディション」の3種類と無料体験版の「フリートライアル」だ。

 Switch 2で初めて「FFXIV」を触るという人は、まずは「フリートライアル」をプレイしてみるといいだろう。「新生エオルゼア」、「蒼天のイシュガルド」、「紅蓮のリベレーター」、「漆黒のヴィランズ」という過去に発売された4つの拡張パッケージの大部分を無期限で遊ぶことができるという大盤振る舞いのパッケージだ。

Switch 2版でも美しいエオルゼアを冒険できる

 もちろん所持金に上限があったり、対人戦コンテンツに参加できないなど、制限もあるが、例えば本格的な麻雀でオンライン対戦ができる「ドマ麻雀」など無料で遊べるコンテンツは非常に多い。そして遊んだ内容はすべて製品版に引き継ぐことができる。

 製品版のうち「スターターパック」は、「漆黒のヴィランズ」までの範囲を制限なく遊ぶことができる初心者向けの商品、「コンプリートパック」は、現在最新となる「黄金のレガシー」までのすべてのプレイ権を含んでいる。8月12日までは「コンプリートパック」が30%オフで販売されているので、「スターターパック」と「暁月のフィナーレ」、「黄金のレガシー」が含まれる追加パッケージを買うよりも安く、すべてのプレイ権を入手することができる。

 「コンプリートパック コレクターズ・エディション」は、コンプリートパックに、これまでの拡張パックのコレクターズエディションに付属していた特典インゲームアイテムがすべてセットになった豪華版だ。

 ちなみにインストールするには117GBの空き容量が必要だ。今後もアップデートで新規コンテンツが追加されていき、来年には新拡張パッケージ「白銀のワンダラー」が発売される。過去の拡張パッケージでは、プラットフォームにもよるがおおむね10GB以上の追加容量が必要になっており、グラフィックスアップデートがあった「黄金のレガシー」ではPC版で60GBの追加容量が必要になった。

 次回の拡張パッケージでもそれなりの空き容量が必要になると見込まれるので、そういった将来のアップデートも見据えて空き容量を確保しておいたほうがいい。

Switch 2版では支払いは専用「FFXIVコイン」で

 本作をプレイするにはパッケージ代金の他に月額のサービス料金が必要になる。Switch 2版のリリースから1カ月はサーバー安定化期間として無料でプレイすることができる。またパッケージには30日の無料期間が付属しているが、その後は毎月の月額サービス料が必要になる。

 Switch 2の場合、この決済にはニンテンドーeショップで販売されている「FFXIVコイン」を使用する。月額料金には2つのコースがある。主な違いは、1物理データセンターあたりに作成できるキャラクター総数だけなので、最初は30日間1,300コインの「エントリー」コースで十分だ。

 すでに他のプラットフォームで「FFXIV」のサービス料金を支払っている場合は、上記の半分の金額でSwitch 2版を利用することができる。例えばPC版とSwitch 2版を併用するなら、Switch 2版は半額になるが、PC版の契約が切れていると適用されないので注意してほしい。

 なお、Nintendo Switch Onlineには加入していなくてもプレイすることができる。

サービスアカウントの選択はやり直し不可なので気を付けて

 Switch 2版で初めて「FFXIV」を触るという人は気にする必要がないが、すでに他のプラットフォームで遊んでいる人はSwitch 2版で初回プレイ時に行なわれるアカウントリンクに注意が必要だ。

 「FFXIV」をプレイするにはスクウェア・エニックスアカウントを作る必要があり、Switch 2版ではこれをニンテンドーアカウントと1対1で紐づける処理が行なわれる。この際、必ず「プレイしていたサービスアカウント」を選択する必要がある。

 間違えて「新規サービスアカウント」にしてしまうと、Switch 2版では既存のキャラクターが使えなくなってしまううえに、一度リンクを行なうと解除したり、別のアカウントに変更することができなくなるということだ。すでに遊んでいるキャラクターをSwitch 2版でもプレイしたいという人は、くれぐれも間違えないよう登録して欲しい。

元の環境からUIなどをクラウド経由で引っ越し

 キャラクターの紐づけが終われば、Switch 2版でも使い慣れた自キャラを使うことができるようになる。だがここでもう1つだけ必要な準備がある。「FFXIV」にはシステムコンフィグやキャラクターコンフィグの設定や、マクロ、ショートカットの配置をクラウドに保存して、他のプラットフォームからダウンロードして使える便利な機能がある。

 まずは、普段使っているプラットフォームからログインして、キャラクターの選択画面の右上にある歯車アイコンから「クライアント共通設定データ」のアップロードを行ない、その後、キャラクター名の右にある歯車アイコンから「キャラクター設定データ」をアップロードできる。

PC版のキャラクター設定をアップロードする
PC版のクライアント共通設定をアップロードする

 「クライアント共通設定」ではディスプレイ設定、サウンド設定、入力デバイス設定、カラーテーマ設定を、「キャラクター設定データ」では、キャラクターコンフィグ、HUDレイアウト、ホットバー、ギアセットの設定を保存することができる。それを今度はSwitch 2版の同じアイコンからダウンロードすると、ほぼ同じ環境でプレイできるようになる。

PC版のUIやマクロ、装備の設定などを簡単にSwitch 2版に持ってくることができる

 初回ログインでは新生エオルゼアのオープニングが始まるが、一度ログインし直すと、オープニング画面も普段見慣れているものに変わる。また初回以降はログイン時のアカウント情報入力も省略されるので、スムーズなログインが可能になる。

 ここまでくれば準備は終了だ。いざバッテリーを充電して鳥取砂丘に旅立とう。

灼熱の砂丘、開放的な大自然の中で遊ぶ「FFXIV」

 というわけで鳥取砂丘にやってきた。砂丘があるのは鳥取県鳥取市。鳥取砂丘は、約10万年の歳月をかけて作り出された雄大な自然景観だ。撮影に関しては、鳥取砂丘が定めているガイドラインを守ったうえで行なっていることを、あらかじめお知らせしておく。

まさにリアルサゴリー砂漠

 到着した日は快晴で最高気温は35.7度。砂丘では靴に砂が入り込まないよう素足で歩いている人をよく見かけるが、この日の砂の表面温度は50℃以上と、とても素足では歩けない温度だった。ビジターセンター近くには水を忘れるなという警告の看板が立っている。

 こんな過酷な環境で、果たして本当に遊ぶことができるのだろうか? 少し気圧されつつも、「馬の背」と呼ばれる高さ47mの巨大な丘の頂上を目指す。実際に砂の丘を登ってみると、踏み出すたびに砂に足がめり込んでずり下がり、頂上は果てしなく遠く感じられる。ようやく頂上にたどり着いた時にはすっかり息も絶え絶えになっていた。

47mの馬の背の頂上を目指す。人が豆粒サイズで、果てしなく遠い
頂上で早速起動
しかし折悪くエオルゼアは夜。画面の暗さと周囲がまぶしさが相まって、見えない!

 とはいえ風景は最高だ。広がる砂丘、目の前には日本海の青い水平線と、白い波が打ち寄せる海岸線。頂上まで行くと海風が汗を乾かしてくれる。360度の開放感を感じつつ、さっそくSwitch 2を起動してみる。大自然の中とはいえ、県庁所在地の市街地エリアにあるのでテザリングの電波は安定しており、スムーズにログイン、ゲームをスタートすることができた。

日本海を眺める絶景で、開放感は抜群

 だが、残念ながらまぶしすぎて画面がよく見えない。普段はあんなにも美しい画面のSwitch 2だが、真夏の昼日中、遮るものがなにもない炎天下では絶望的に見づらい。

 Switchの輝度が足りないというよりは、眩しすぎるせいで瞳孔が縮まって、陽光以外の光を判別するのが困難になっていることが最大の原因だろう。

 さらに、ちょうどエオルゼアタイムが夕方から夜になる時間帯で、画面の中の風景が暗かったことも要因だと思われる。また、砂の温度が高くドライサウナ状態になっていたため、熱暴走を避けるためにSwitch 2が自動的に輝度を下げていたのかもしれない。鳥取砂丘でゲームをするのがこんなにも難しいとは、予想外の事態だった。

鳥取砂丘で砂からの輻射熱に汗をこぼしつつ、サゴリー砂漠を感じる。ゲーム内の風景もよくできている

 しゃがみ込んでいろいろ試しているうちに、くらくらしてきたので、ビジターセンターに避難することとなった。真夏の鳥取砂丘は、サゴリー砂漠気分を味わうにはぴったりの場所だったが、光エーテルが濃すぎてゲームのプレイにはあまり向いていないようだった。

 ビジターセンターにある日陰では、当然だが快適プレイが可能だった。エオルゼアの夜明けを待って、もう一度チャレンジしてみたが、やはり真夏の炎天下でのプレイは現実的ではない、というのが最終的な結論だ。Switch 2を熱暴走から守るためにも、ぜひ日陰での快適プレイをおすすめしたい。また、鳥取砂丘に遊びにいく際には、くれぐれも熱中症対策を怠らないようにしてほしい。

昼のサゴリー砂漠。少しでも日陰があればプレイできなくはない
休憩所のテーブルで冷たい水を飲みながらプレイ

大満足! デスクトップクオリティを旅のお供に

 お盆休みに帰省や旅行で家を空ける人も多いだろう。Switch 2版の登場によって、快適な旅行中の「FFXIV」ライフが可能になった。旅先で「蜃気楼の島 クレセントアイル:北征編」のクリティカルエンカウントにだって参加できる。

 タッチスクリーンがあるのも嬉しいポイントだ。テレポ画面でエーテライトを選んだり、アイテムを選択したりする際に、タッチ操作ができることでマウスのような操作感を得ることができる。

 もちろん物足りない部分もある。Switch 2はBluetooth接続のマウスやキーボードに対応していないので、マウス&キーボードで遊ぶにはドックに挿してUSBで有線か無線接続する必要がある。そのため外出先ではコントローラーでのプレイしかできないというのは、普段マウス&キーボード派の筆者にとっては弱点となる。だがSwitch 2版のプレイは、この機会にコントローラーでのプレイに切り替えようと思えるくらいには快適で完成度が高かった。外で快適に「FFXIV」を遊ぶという10年来の夢が、ようやくかなったことを実感できた。

 この取材の最中、Switch 2版ではローディングに予想外の時間がかかると言う問題がネットを賑わせていた。筆者が鳥取砂丘で遊んだ時にも、クリティカルエンカウントの締め切り時間に暗転した時や、リムサ・ロミンサからテレポした時など、何度か「時間がかかるな」と思える状況に遭遇した。ただ、極限状態でのプレイだったので、熱のせいなのか判別がつかずにもいた。

 8月7日の臨時メンテナンスで最適化が行なわれ、その後は快適だという声が多くSNSなどに寄せられているので、どうやら改善されたようだ。

 また、この際にクライアントのアップデートがあったのだが、Switch 2版では自動アップデートではなく、ソフトのオプション画面から手動更新する必要があるのをお知らせしておきたい。

Switch 2版のアップデートは手動更新が必要

 今回、鳥取砂丘の後、車で15分ほどの場所にある白兎海岸にも行ってみた。「因幡の白兎」伝説の舞台として知られる海岸だ。遊泳は禁止だが波打ち際では多くの人が散歩したり、海釣りや砂遊びを楽しんでいた。そののどかな光景をトライヨラの南国の海に重ねた後、この季節が旬の白イカとスイカを味わって、本日の冒険を終了した。ぜひ、皆さんの旅路にもSwitch 2版「FFXIV」を伴って、リアルでもゲーム内でも冒険を楽しんでほしい。

白兎海岸でもゲームプレイ
白兎海岸は、因幡の白兎で知られる神話の地だ
白イカとスイカの宴をしながら、「北征編」のレベル上げ。旅行中にゲームできるなんて最高!