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脱出アトラクション「バイオハザード・ザ・エスケープ 2」を体験!
川田氏が推す見どころは「分隊長」とチームの「絆」
(2016/1/15 11:57)
1月15日よりユニバーサル・スタジオ・ジャパンで開催されたイベント「ユニバーサル・クールジャパン 2016」。ゲーム系アトラクションのレポートとして「モンスターハンター・ザ・リアル」の模様を別項でお伝えしたが、本稿ではもう1つのゲーム系コンテンツ「バイオハザード・ザ・エスケープ 2」を体験してきた様子をお伝えしたい。
なお記事下部には「バイオハザード」シリーズプロデューサーの川田将央氏へのインタビューも収録しているので、あわせてお楽しみいただきたい。
取材を忘れて没頭! アンブレラ研究棟から脱出を体験
「バイオハザード・ザ・エスケープ 2」は、参加者がチームを組み、限られた時間の中で仕掛けられた謎を解き、施設からの脱出に挑戦する謎解きアトラクション。いわゆる「リアル脱出ゲーム」の「バイオハザード」版となっており、謎制作は「リアル脱出ゲーム」のSCRAPが担当している。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「バイオハザード」のアトラクションを楽しむのはもはや恒例行事ともなってきているが、本アトラクションは2015年7月から11月にかけて開催されていた「バイオハザード・ザ・リアル3」とは打って変わって、生身の状態で楽しむものとなる。
アトラクション名からわかる通り、「バイオ」の謎解きアトラクションは2回目の開催となるが、今回の舞台はアンブレラの研究棟である。参加者は研究棟の見学ツアーに参加したところ、不慮のゾンビパニックに襲われる……というストーリーだ。
「バイオハザード・ザ・リアル3」がゴーグルを付け、銃を実際に手に取って戦うアクションが楽しめたのに対し、「バイオハザード・ザ・エスケープ 2」は頭脳戦である。チームにはタブレットとスマホが1組手渡され、これを使って施設内部を歩きまわり、ヒントを探し、提示される試練をこなしていく。
内容についてはいろいろと創意工夫が凝らされているのだが、すべての要素はネタバレに直結するため何も語ることができない。ただ、謎のひとつひとつに手応えがあるだけでなく、その上で端末や施設を大きく使う仕掛けもあって、取材を忘れて没頭してしまうほど楽しんでしまった。
あくまで「謎解きアトラクション」なので謎解きに専念できるかと思いきや、廊下や部屋にゾンビが登場して来場者を驚かしてくることもあるので、まったく油断ができない(笑)。時間制限が迫るドキドキ、ゾンビがそこかしこにいるドキドキ、独特の緊張感に包まれる中で試練をクリアしていく楽しさは本アトラクションならではだろう。細かい部分に目を配る注意力も試されるので、挑戦する際はぜひ心していただきたい。
今回は分隊長と「絆」がポイント! 川田氏へのミニインタビュー
――今回の意気込みと、2年目に期待することをお願いします。
川田将央氏: 様々なギミックを作る中で、「絆」を感じられるようなものを入れこむことができたと思います。ソンビが怖いという以外にも、仲間同士での新しい体験が待っています。
――アトラクションの感想と気に入っているところは?
川田氏: これは分隊長につきます。この「エスケープ」ではオープニングとエンディングで演劇があるのですが、その演出の中で男らしさ、仲間を思いやる気持ちなどが惜しげもなく投入されていて、最も盛り上がるポイントではないかと思います。
――今後の「バイオハザード」の展望は?
川田氏: 「バイオハザード」シリーズが20周年ということで、ファンの方が驚くものを届けたいですね。
――アトラクションには、今回もファンの方が「ニヤリ」とするような演出もありますか?
川田氏: BGMには「あのときの……」というものありますし、ゾンビの声が遠くから聞こえてくるような、「バイオ」らしいドキドキ感が演出されています。
――今回は「絆」を感じられるということですが、もう少し教えていただけますか?
川田氏: アトラクションはグループでの体験になりますが、とあるギミックはクリアするために「仲間としてどう対応できるか」がポイントになっています。実際体験するとよくわかるのですが、エンディングまで楽しんでいただきたいです。
――「バイオハザード」を知らなくても楽しめるでしょうか?
川田氏: 身近にゾンビがいて、そこで戦闘が行なわるなど、アトラクションとして面白くできています。クイズは、今回は難易度をかなり調整したようなので、私でもサクサク進められました。「バイオハザード」未体験の人にも楽しんでほしいですね。
――ありがとうございました。