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Unityが日本のアミューズメント市場に本格参入! 「Unity for 遊技機」発表

Unityがアーケードやパチンコ/パチスロに対応。国外の賭博コンテンツは対象外

1月8日発表



利用料金:9,000円(月額)

 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、日本国内のコンテンツ開発をより強くサポートする目的で、統合開発環境「Unity」の追加ライセンスとして「Unity for 遊技機」の提供を開始した。利用料金は月額9,000円で、配信時のロイヤリティは発生しない。

 「Unity for 遊技機」は、通常の「Unity Pro」の追加ライセンスの形で提供される月額9,000円のサブスクリプションサービス。ゲームデベロッパーは、「Unity for 遊技機」の追加ライセンスの提供を受けることで、日本国内のアーケードゲーム、パチンコ・パチスロといった遊技機の開発が「Unity Pro」で可能となる。

 なお、生産台数が1,000台以下の組み込み機器については、通常ライセンスに組み込まれているため、別途許諾を受ける必要はない。また、対象プラットフォームに制限はないものの、Androidのみ「Unity Android Proアドオンライセンス(月額9,000円)も必要となる。

 「Unity for 遊技機」ライセンスの許諾対象となるのは、日本国内にて設置されるアーケードゲーム機、パチンコ・パチスロなどの遊技機に限定され、日本国外のカジノ等で使用される賭博コンテンツは対象外となる。

 パチンコ・パチスロのシミュレーター作成や開発をスムーズに勧めるためのツールとして「Unity Cad Importer」のアルファー版の無料提供も開始した。「Unity Cad Importer」では、製造業の主要フォーマットIGESファイルをUnityにインポートできるパイプラインで、Unityを活用したシミュレーターの開発がよりスムーズになるとしている。

【Unity Pro利用イメージ】

【Unity Cad Importer】

(中村聖司)