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Unity、最新ゲームエンジン「Unity 5 Personal Edition」の無料公開を開始
「Professional Edition」は有料を維持、日本向けには円安による価格改定も実施
(2015/3/4 06:33)
米Unityは現地時間の3月4日、マルチプラットフォーム向け統合開発環境「Unity」の最新バージョン「Unity 5」の配信を開始した。「Unity 5」には、「Personal Edition」と「Professional Edition」の2つのバージョンが用意され、「Personal Edition」は無料、「Professional Edition」は75ドル(約9,000円)のサブスクリプションモデル、もしくは1,500ドル(約180,000円)での販売も行なう。
「Unity 5」は、スマートフォンから、PC、ゲームコンソール、Web、そしてOculus RIFTまであらゆるプラットフォームに対応した統合開発環境。「Unity 5」では、ついにOculus RIFTが追加プラグインの対応ではなく標準対応となるほか、Webブラウザ向けには新たにWebGLへの対応、iOSではAppleが推進するグラフィックスAPI「METAL」に完全対応する。
今回無料で提供される「Unity 5 Personal Edition」は、これまで「Unity Free」と呼ばれる体験版的な位置づけのバージョンに、Unity Pro相当の機能を加えた新しい無償バージョンとなる。Unity 5で搭載された物理ベースシェーダーをはじめとしたPro相当の機能はすべて網羅されるため、無料でのゲーム開発が可能となる。ただし、Unity 5 Personal Editionは、Unity Freeと同様に、直前会計年度の総収益もしくは総予算が10万ドル以下(約1,200万円)の個人、もしくは小規模デベロッパー限定となる。
サブスクリプションモデルもしくは販売の形で提供される「Unity 5 Personal Edition」では、「Unity 5 Personal Edition」のすべての機能に加えて、Team Licenseが標準搭載されるほか、クラウドベース開発支援ツールUnity Cloud Build ProAnalytics Proの1年間無料アクセス権、Unity Analytics ProやGame Performance Reportingといった各種開発支援ツールなど、様々な付加機能を利用できる。
なお、月額75ドルのサブスクリプションモデルおよび1,500ドルによる販売は、現状では米国のサイトのみでの提供となる。日本での販売は、昨今の円安基調の定着に伴い、値上げを行なう。新価格は194,400円(税込)で、5月1日からの適用となる。4月30日まではUnity 5発表記念キャンペーンで、現在の価格162,000円での提供となる。































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