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「ブレイドアンドソウル」日本一を決める戦い「ジャパンチャンピオンシップ」開催!

豪華賞金を掲げる世界大会への出場権はいかに!

10月3日 開催

場所:Galleria Lounge

 エヌシージャパンは、10月3日、秋葉原にてWindows用MMORPG「ブレイドアンドソウル」の「ジャパンチャンピオンシップ」決勝トーナメントを実施した。

 会場は秋葉原にある「Galleria Lounge」に用意され、当日の様子は「ニコニコ生放送」でも配信された。この日、大会に出場したのは、オンライン予選を勝ち抜いてきた8名の精鋭たち。当日は12時30分より決勝トーナメントが開始され、激戦が繰り広げられた。

 今回は、この「ジャパンチャンピオンシップ」の3位決定戦ならびに決勝戦の模様をお届けしたい。

「ジャパンチャンピオンシップ」と「ワールドチャンピオンシップ」

会場では、対戦する両選手がモニタを挟んで対面に座る形で戦った
「ブレイドアンドソウル」プロデューサーの三浦 周氏(写真中央)からは11月に実施予定の「ワールドチャンピオンシップ」概要などの発表があった

 そもそも、今回開催された「ジャパンチャンピオンシップ」とは、その名の通り「ブレイドアンドソウル」の日本一を決めるための戦いだ。予選期間中、PvPコンテンツ「比武」にて100位以内に入ると獲得できる「Fighting Point」の合計が多い上位16名で、「オンライン予選」を実施。その際、トーナメントをAブロックとBブロックに分け、それぞれのブロックにおけるベスト4までのプレーヤー、つまり8名が「オフライン決勝戦」へとコマを進めることができる、という仕組みだ。

 「ブレイドアンドソウル」プロデューサーである三浦氏からの発表によれば、「ジャパンチャンピオンシップ」上位勝利者のうち、ベスト4までは日本代表として、11月14日に韓国で開催される「ブレイドアンドソウル トーナメント 2015 ワールドチャンピオンシップ」への出場権が得られるという。同大会においては、韓国、中国、台湾各国の選手が日本同様に選抜されており、今度はそこで各国の代表同士が世界一の称号を求め争うことになる。

 オンラインゲームの大会としては規模が大きい「ワールドチャンピオンシップ」だが、その賞金額も相当なもの。今回の「ジャパンチャンピオンシップ」だけでも優勝金額の100万円に始まり、2位50万、3位20万、4位10万、5~8位が5万円となかなかに高額。これが「ワールドチャンピオンシップ」ともなれば、1位4,000万ウォン(約408万円、10月4日時点換算レート。以下同じ)、2位2,000万ウォン(約204万円)、3位1,500万ウォン(約153万円)と、こちらもかなりの額だ。

 これほどの金額の大会だと、韓国などではいわゆるプロゲーマー達が参加し、賞金を求めてし烈な争いを繰り広げる舞台となる。言い換えれば、「ワールドチャンピオンシップ」は想像を絶するほどに高レベルな戦いを見ることができる、またとない機会というわけだ。

日本選抜メンバーのキャラクターのみが着用できる特別な衣装「紫龍の迅」(画像左)と「武王の証」(画像右)
日本選抜メンバーが着るユニフォームデザイン(仮)の発表もあった。日の丸の地に鬼と刀をイメージしたデザインであるとのこと

「ジャパンチャンピオンシップ」その勝利の行方は?

初戦ではリン剣術士の強さをいかんなく発揮した試合運びを見せる「隣の剣ちゃん」選手だったが……
決勝戦直前のQliphothx選手(写真左)とにゃん選手(写真右)

 今回の大会でベスト4に残ったのは、召喚士のNicoJean選手、邪術士のQliphothx選手、召喚士のにゃん選手、リン剣術士の隣の剣ちゃん選手。このうちQliphothx選手およびにゃん選手が決勝に進み、3位決定戦はNicoJean選手と隣の剣ちゃん選手の対決となった。

 3位決定戦は3試合2本先取でスタート。まずはリン剣術士である隣の剣ちゃん選手がアグレッシブな攻めを展開し、ダウンからのコンボを決めきって1分足らずで勝利をものにした。2本目も序盤は隣の剣ちゃんが攻める展開になるも、後半で召喚士のNicoJean選手が立て直し逆転。3本目もNicoJean選手が勢いに乗って勝利をつかみ、NicoJean選手が見事3位の座を獲得した。

 決勝戦は邪術士のQliphothx選手と召喚士のにゃん選手による5試合3本先取ルール。開始前には接戦も予想された組み合わせではあったが、1試合目の開始早々にQliphothx選手が先制をかけ、まさかの20秒足らずで勝利。その後、2試合目、3試合目ともにゃん選手の善戦こそ見られたものの、最終的にはQliphothx選手が制し、結果3試合ストレート勝ちでQliphothxが優勝、圧倒的な強さを見せつけた。

 その後、豪華な賞金と賞品が授与された表彰式が無事終了し、記念撮影へ。ベスト4に残った各選手に「ワールドチャンピオンシップ」への意気込みを聞くと、「今日の経験を生かして精進します(隣の剣ちゃん選手)」、「緊張せず優勝を目指します(NicoJean選手)」、「悔いの無いようにがんばります(にゃん選手)」、「大物喰らい(ジャイアントキリング)を狙いたい。相手はプロばかりだと思うが少しでも食らいつけるようがんばります(Qliphothx選手)」とのコメントが返ってきた。

 注目の「ワールドチャンピオンシップ」の開催は11月14日。日本代表メンバーには、ぜひとも優勝を目指して突き進んでもらいたい。

試合中のQliphothx選手の指さばきが超高速だったのが印象的。もちろん、正確に目的のキーを叩いているのだから驚きだ
優勝した瞬間のQliphothx選手。その喜びが写真からも伝わってくる
決勝トーナメントを終え、日本代表となった4人。左から4位の隣の剣ちゃん選手、2位のにゃん選手、優勝したQliphothx選手、3位のNicoJean選手
三浦氏(写真右)は、「ブレイドアンドソウル」の大会を通してe-Sportsの楽しさを多くの人たちに知ってほしい、とコメントした

(泊 裕一郎)