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3,000点の玩具や、大迫力のジオラマも見れる「トランスフォーマー博」

映画の小道具やスーパーカーも間近に! 夏休みオススメのイベント

8月9日~17日



会場:パシフィコ横浜



入場料:
大人 2,600円(税込)
子供 1,300円(税込)

 タカラトミーと日本テレビは、8月9日から17日まで、パシフィコ横浜にて「トランスフォーマー」30周年、及び映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の公開を記念し、「トランスフォーマー博」を開催している。入場料は大人が2,600円(税込)、子供が1,300円(税込)。

トランスフォーマー博PR大使を務める武井壮さんがイベント開催を宣言
内覧会はオプティマスプライムの立像の前で行なわれた

 初日となる8月9日には、メディアや関係者を招いた内覧会がイベントに作がけて行なわれた。このイベントには“トランスフォーマー博PR大使”としてタレントの武井壮さんが登場。武井さんは「小学生の頃からおもちゃで遊んできたトランスフォーマーが世界中でメジャーなハリウッド映画になって帰ってきた。今回、“トランスフォーマー博PR大使”という大役を任されまして、猛烈に盛り上げて行ければと思います」とコメントし、イベントの開幕を宣言した。

 この後、「トランスフォーマー博」を一般に先がけて見ることができたので、写真とともに紹介したい。かなり見所があるイベントで、内覧会の1時間では細かい所までは見ることができなかった。本稿で興味を持った方は、ぜひ足を運んでいただきたい。

 「トランスフォーマー博」は“日本初! 世界最大級の「変形(トランスフォーマー)」空間体感イベント”と名付けられている。映画の世界だけでなく、タカラトミーの玩具シリーズ「トランスフォーマー」にたっぷり浸りきれるイベントとなっている。

 会場は6つのゾーンにわかれており、来場者は1つずつゾーンを回っていく。まず最初の「エントランス」には、多くのトランスフォーマー玩具が並べられ、サイバトロン(オートボット)と、デストロン(ディセプコン)の代表的なメカと共に、「トランスフォーマー」の歴史を学べる空間となっている。奥には映画「トランスフォーマー」の重要なアイテムである「オールスパーク」とこれまでの映画をまとめた映像も出展されている。

 2つ目のゾーンが、「ジオラマ」である。現在公開されている映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の舞台であるシカゴをモチーフとしたジオラマが展示されている。場所によってスケールはまちまちだが、崩壊したシカゴの街が展示されており、特徴的な建物や、戦っているトランスフォーマーの姿も確認できる。ちなみに、このジオラマは日本の特撮映画スタッフが制作に参加しており、怪獣映画のセットを思わせる精巧な作りのものとなっている。

【内覧会】
武井さんはリフトに乗ってオプティマスに近づき大興奮。一般来場者もリフトに乗り、間近で見ることができるという

【エントランス】
歴代トランスフォーマー玩具がお出迎え。年表にはそのときのコンボイやメガトロンが
映画の重要なアイテムである「オールスパーク」と、これまでの映画のあらすじ

【ジオラマ】
8月8日より公開された映画最新作「トランスフォーマー/ロストエイジ」の舞台をイメージしたジオラマ。日本の特撮映画スタッフが制作に協力しているという

 3つ目が「プロジェクションマッピング」。キャラクターの立像に映像を投影する派手な演出が楽しめるほか、映画の重要な伏線となるメガトロンの“頭部”も展示されている。そしてゾーン4が「メインホール」だ。実物より少し小さいものの、高さ7mのオプティマスプライムの立像があり、リフトに乗り込み、高いところから見ることも可能だ。また、劇中とほぼ同じサイズのバンブルビーもある。

 さらにトランスフォーマー達が“変身”している各種スーパーカーも見ることができる。シボレーカマロ、シボレーコルベット、シボレーソニックとシボレーの3車種に加え、パガーニ・ウアイラ、ランボルギーニ・アヴェンタドールといった車も確認できる。映画で使われた小道具も展示されており、とても楽しい空間となっている。

【プロジェクションマッピング】
スクリーンと立像に映像を重ね合わせる。右下はメガトロンの頭部

【メインホール】
立像や、スーパーカーの展示を見ることができる
映画の小道具の展示と、Oculusを使ったショートムービーの体験も
様々な時代で発売されたトランスフォーマーを展示。その数は3,000点以上

 個人的に最もお気に入りなのが、5つ目のゾーン「トランスフォーマーラボ」である。ここでは30年にわたる3,000点もの歴代トランスフォーマー玩具、イメージアートなどが展示されているのだ。トランスフォーマーは玩具中心の展開だけでなく、ロボットアニメシリーズとしての側面も強い。「トランスフォーマーラボ」ではこれらのアニメ作品も見ることができる。

 トランスフォーマー玩具は、“変形”をキーワードに様々な試みを行なっている。複数のメカの合体、戦闘機や戦車への多段変形、巨大な基地がロボットになる“基地遊び”、乗り物だけでなく動物や昆虫モチーフの変形もある。

 さらにコレクション性を高くした低価格シリーズや、高年齢ユーザーに向けたリアルな高額商品、同じ変形システムを利用し別なキャラクターとして販売する手法など、ロボット玩具の重厚な歴史と、様々な開発者のアプローチを見ることができる。玩具を、ホビーを語る上で見逃せない空間となっているのだ。

 この他、「トランスフォーマーラボ」ではiOS/Android向けアクションゲーム「コンボイの謎 Q」や、セガのアーケードゲーム「トランスフォーマー ヒューマンアライアンス」の体験コーナーも用意されている。そして最後のゾーンとなるゾーン6は「ショップコーナー」となっており、限定のトランスフォーマー玩具や、グッズが購入できる。多くの人にオススメしたいイベントとなっているのだ。

【トランスフォーマーラボ】
30年という歴史の中で発売されてきた玩具達。ギミックやモチーフ、変形の複雑さなどその時代ならではの開発者達の“挑戦”が感じられる
ボックスアートやイメージイラストの展示
iOS/Android向けアクションゲーム「コンボイの謎 Q」や、セガのアーケードゲーム「トランスフォーマー ヒューマンアライアンス」の体験コーナーも
ゾーン6の販売コーナーでは、限定商品も

(勝田哲也)