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【スマホアプリ今日の1本】驚異の“待たされなさ”を実現中の「World of Tanks Blitz」

本家と変わらないゲーム性に超素早いプレイサイクルを加味。モバイル版ならではの存在感を発揮

6月26日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

操作はゲームパッドを使用するが、ゲームは本家とほとんど変わらずに楽しめる

 全世界でのプレーヤーが8,000万人を突破しているというオンライン戦車ゲーム「World of Tanks」のiOS版「World of Tanks Blitz」がついに登場した。運営元のWargaming.netとしてもモバイル展開は今回は初ということで、気合十分の世界同時リリースを果たした。

 「World of Tanks」最大の醍醐味である戦車同士の戦闘がどう表現されているかが注目の部分だが、「World of Tanks」らしさを表現するために一から作りなおしたというだけあって、これが非常に良くできている。

 グラフィックスからして既に本家と変わらないのも嬉しいが、バーチャルパッドを画面の左右に配置して戦車の移動と砲撃を行なう操作も非常にスムーズに反応してくれる。オンライン専用ゲームということでラグが最大の心配ごとだが、推奨環境のWi-Fiはもとより最大14人によるオンライン対戦が3G、4G回線でも問題なくプレイできるから驚きだ。

 戦車が破壊されたらゲーム終了まで待つのではなく、即時ガレージに戻って手持ちの他の戦車に乗り込んですぐに対戦に出発できる。「World of Tanks」の特徴である“待たされなさ”が本作でも活かされていて、さらに7月2日時点では対戦のマッチングも5秒もかからない程度で完了するという驚きの速度と盛況ぶりを誇っている。また1回の対戦も7人対7人、最大7分間ということでサイクルが早く、結果として体感待ち時間のほとんどない、サクサクかつ連続プレイできるタイトルとなった。

 筆者もリリース直後から早速プレイしているが、プレイサイクルがとにかく早いので、対戦を次々とこなして時間があっという間に経ってしまう。バーチャルパッドの移動操作が未だに慣れず、思ったのと違う方向に戦車が移動することがしばしばあるが、どんどん対戦していける感じはモバイル版ならではだろう。

 ちなみに本作では戦車のグレードアップとして、装備の生産を派生させて新しい戦車を作っていく本家同様のツリー形式を採用している。現在ではドイツ、アメリカ、ソ連の3カ国の車両が実装されているが、日本人としてはやはり日本戦車に期待してしまう。今後のアップデートで車両が増えるようなので、他の戦車をバリバリ鍛えつつ、日本戦車の登場を心待ちにしたい。

【スクリーンショット】
国もマップも少ないが、それは今後のアップデートに期待。まずはあるものを育てていきたい
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(安田俊亮)