ニュース
バンダイ、5月10日からスタートの「魂の夏コレ2014」内覧会を開催
「ガオガイガー」出展、「YF-30」の体験や、「S.H.F キカイダー」など注目作目白押し
(2014/5/10 00:00)
バンダイは、5月10日と11日に東京・ベルサール秋葉原にて新作アイテムを展示するイベント「魂の夏コレ2014」の開催に先がけ、メディア・関係者向けの内覧会が行なわれた。様々な新作アイテムを見ることができたので、紹介していきたい。
内覧会では、「魂の夏コレ2014」での目玉となる「ステージイベント」も見ることができた。マリオや、ゴジラ、マイケル・ジャクソンなどユニークなキャラクターが多数出演する楽しいステージでこちらも注目である。また、一部の出展物は明日の朝10時に公開となるので、弊誌でもこちらに合わせて続報をお伝えしたい。
キャラクター大行進! 新ブランドや、マイケル・ジャクソンなどのユニークなモチーフも
「魂の夏コレ2014」は、バンダイ コレクターズ事業部の様々な新製品を発売に先がけて紹介するイベントである。超合金やROBOT魂、S.H.Figuartsなどコレクターズ事業部のラインナップは、子供ではなくハイターゲットと呼ばれる大人のユーザーを狙い、細かい造形でリアルにキャラクターを表現しつつ、関節の可動範囲を広く、付属品を充実させ、原作のロボットの変形システムを再現するなど、“キャラクター描写”にとことんこだわる傾向がある。今回の出展物もどの作品も開発者の強いこだわりが感じられた。
コレクターズ事業部は“魂”の名を冠したイベントを初夏と初冬に行なっているが、今回の最大の特徴は「ステージ」となる。まるでファッションショーのように踊り場を作り、そこに様々なキャラクターが登場するのだ。内覧会でもこのショーを見ることができた。「スーパーマリオブラザーズ」の“マリオ”、映画「リング」の“山村貞子”、“マイケル ジャクソン”……などなど、今後発売される商品のキャラクターが次々と現われるのだ。
各キャラクターは造形のみならず、アクションもこだわっている。また山村貞子はちょっとコミカルな面を見せ司会にツッこまれるといった演出もある。ハイターゲット層を狙ったラインナップだけに“大人”な来場者が多くなる事が予想されるが、ステージイベントは低年齢の来場者や女性も楽しめるのではないだろうか。
新製品での大きな注目は「超合金魂 勇者王ガオガイガー」だろう。様々なメーカーが商品化を行なっているガオガイガーだが、全高30cm弱、合体ギミック搭載の非常にリッチな作品となる。出展物は、彩色前の試作品だが、ガイガーを中心に各ガオーマシンを配置した「ファイナルフュージョン」をイメージした展示で、見応えがある。細部まで造形は非常にシャープで、完成に期待が高まる。“ガオガイガーの決定版”と呼べるものになりそうだ。
「DX超合金 YF-30 クロノス」、「METAL BUILD レーバテイン」は“体験コーナー”が用意され、発売前に実際に触ることができる。レーバテインは金属パーツが多用され、ずっしり重く、各パーツが細かく動き、自由度の高いポージングが楽しめる。また豊富な付属品を1カ所にまとめられるスタンドなども近くに見ることができる。
YF-30 クロノスは3段変形が楽しめる。特にVF-25などのこれまでの「DX超合金」を持っている人は、YF-30 クロノスの全く新しい変形に驚きを感じるだろう。背中のコンテナの可動や、腕が足や翼と合体するシステムなどとても興味深い。軽さや、変形システムなど、ファンにとってチェックするほど楽しい。
会場で初お披露目となる新ブランド「NXEDGE」も注目である。「ストライクフリーダムガンダム」、「ディスティニーガンダム」、「マジンカイザー」の3つが出展されている。頭が大きく手足が短いSD体型ながら、引き出し関節を多用し、体をひねったり、武器を両手にもつなどポージングにこだわった設計となっている。大きさは8cmほどで、コレクションも楽しくなりそうなシリーズだ。
この他にも、「S.H.Figuarts キカイダー」は放映当時のスタイルを保ち、機械部分や、左右非対称のデザインをリアルに、かっこよく表現しており感心させられる。「S.H.Figuarts マリオ」はフラッシュによって、ゲームの中そのままのアクションを見せてくれる特殊なジオラマで出展されていたり、注目作ばかりだ。
さらに今回紹介したフロア以外にも数量限定の通販受付コーナーがあったり、秋葉原駅の外にある電気街口と中央改札口を繋ぐ通路には、「魂ネイションズ AKIBAショールーム」があり、ここには「セーラームーン」や「プリキュア」などのフィギュアを展示した「AKIBA GIRLS COLLECTION」が開催される。こちらも要チェックだ。