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「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」のプロテクトギアをアクションフィギュアに

ホットトイズの新たな挑戦、すべてのプロテクトギアの“源流”を再現

11月発売予定

価格:35,000円

 ホットトイズジャパンはラジオドラマ「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」に登場するプロテクトギアをモチーフとしたアクションフィギュア「『ケルベロス・サーガ/ケルベロス 鋼鉄の猟犬』1/6スケール フィギュア 第101装甲猟兵大隊所属隊員<34年式特殊増加装甲>」を11月に発売する。価格は35,000円。全長約33cm。

目が赤く発光するのは、その後のプロテクトギアと同様。プロテクトギアを象徴するギミックと言える

 「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」は2006年5月に文化放送で放送されていたラジオドラマ。映画監督の押井守氏がライフワークとしている「ケルベロス・サーガ」の1つ。「ケルベロス・サーガ」は現実の日本と別の展開を見せる架空の歴史が描かれる。物語の世界では日本はイギリスと同盟を組み、独・イタリアと戦ったが敗れるという歴史を歩んでおり、主に戦後日本が描かれていたが、「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」ではその前史にあたる。作品を象徴する装甲服「プロテクトギア」を着用したドイツ軍兵士の戦いが描かれる。

 「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」のプロテクトギアはイラストレーターの末弥純氏がデザインを手がけ、立体モデルがフィギュア造形作家の竹谷隆之氏と、鬼頭栄作氏によって作られた。アクションフィギュアは日本、韓国、香港のアーティストが参加して製作したものとなっている。

 今回モチーフとなったプロテクトギアは、その後日本で使用される装甲服の“源流”となる。西洋の甲冑を思わせる意匠が強く、ロボットのようにも見えるその後のプロテクトギアとはシルエットから異なる。マスク部分は犬の顔のようなデザインとなっている。押井守氏は“犬”にこだわりを持つ映画監督として知られる。「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」のプロテクトギアは押井氏の意向が強く反映されたデザインと言えるだろう。

 アクションフィギュアの「第101装甲猟兵大隊所属隊員<34年式特殊増加装甲>」は作品内のプロテクトギアを再現、造形と塗装でアーマーは金属そのものに見える質感を実現している。装甲の内側に着用している鎖帷子は布製となっており、内部フィギュアの可動を妨げない。装甲も肩アーマーを2層式にするなどフィギュア用に工夫することで、可動範囲を広くしている。

 マスクの赤い目は電飾によって発光。背面ラックの野戦無線機や、機関銃用の弾倉なども細部まで凝っており、弾倉は機関銃に接続することができる。付属武器の機関銃「MG34」と拳銃の「モーゼルC96」はその後のプロテクトギアでも使用される武器であり、こちらの造形も細かい。また、マスクを外した生身のヘッドも用意されており、マスクとヘルメットを外したシーンも再現できる。

 ホットトイズジャパンでは開発者のインタビューも掲載し、作品への思い入れをアピールしている。映画キャラクターの立体化が多いホットトイズのアクションフィギュアだが、今後、「ケルベロス・サーガ」の他のプロテクトギアや、押井監督の作品以外のモチーフにも期待したい。

【第101装甲猟兵大隊所属隊員<34年式特殊増加装甲>】
機関銃「MG34」と拳銃の「モーゼルC96」が付属。マスクを外した生身の顔も用意されている

(勝田哲也)