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ズー、PS3「Contrast(コントラスト)」

影の世界で繰り広げられるアクションとパズルの融合

2014年春 発売予定

価格:
1,800円
プレイ人数:1人

 ズーは、プレイステーション 3用アクション+パズル「Contrast(コントラスト)」を2014年春に配信を予定している。価格は1,800円で販売形態はダウンロードのみ。テキストのみ日本語にローカライズされている。

 「Contrast」の主人公は、ダンサーか曲芸師になることを夢見る少女ディディ。そのディディの唯一の友達である大人の女性・ドーンは、ディディの空想が作り出したキャラクター。プレーヤーはこのドーンを操作し、ディディを助けるために不思議な世界の謎を解きながら物語を進めていく。

 このゲームの世界では、大人は影として描かれ、ドーンはディディにしか見ることはできない。

 ゲームは、アクションパートでは3人称視点による3Dの世界からスタートするが、影に変身するとステージは横スクロールの2Dのステージへと切り替わる。この2Dスクロールでは、壁に映る影の上を飛び渡りながら進んでいく。影の世界でもジャンプしたり、奪取で柱などを通り抜けるといったアクションが可能。ただし、動く影に当たると影の世界から追い出されてしまうこともある。

 アクションパートとは別に、パズルパートではパネルや光源を動かし、壁に映る影の位置やサイズを変化させる必要がある。このパズルパートで影をうまく作ることで、最初は到達できなかった場所に行けるようになるという。

 ゲームはストーリーに沿って進行し、全3章、合計29のステージが用意されている。また、ステージの中には「ルミナリー」と呼ばれる小さな球体のアイテムが隠されている。「ルミナリー」はゲーム内のライトの動力源であり、各章5~9個の「ルミナリー」が隠されている。

【「Contrast」Launch Trailer】

【ストーリー】

 「コントラスト」の物語は1920年代の、とある少女の部屋から始まります。

 ディディは母親のカットとふたりで暮らす、しっかり者で冒険好きな女の子です。父親は家におらず、ディディは暇さえあればたったひとりの友だちである若い娘、ドーンとの空想にふけっています。ドーンはよくディディに会いに来ますが、それはいつもディディがひとりの時だけです。

 この数カ月、母親のカットは街で1番のキャバレー、「ゴーストノート」で主役の座をつかむために必死で頑張ってきました。そして今夜がショーの本番。カットにとっては最初で最後のチャンスですが、ディディを一緒に連れていくことはできません。

 その頃、カットの別れた夫ジョニーが街へ帰ってきます。豪華なサーカスを興行して、カットとやり直すために……。ショーを是が非でも成功させたいジョニーは、地元の奇術師グレート・ヴィンツェンゾに協力を仰ごうと考えます。しかし、名うてのギャングたちとの悪しき因縁により、ジョニーの命運は尽きようとしていました。そしておそらく時間も。

 一方、ディディを寝かしつけたカットは、「ゴーストノート」へと向かいます……。

【スクリーンショット】

【アートワーク】
「コントラスト」の幻想的な情景はフィルムノワールの世界観と1920~1930年代のヴォードヴィル風ヨーロッパをブレンドした独特のテイストとなっている。美しいステージだが、多くの場所が壊れており、プレーヤーは隙に落ちそうになることもある。それでも光のトリックを駆使し、オブジェクトを動かして新たに影を創り出すことで、先に進めるようになる

(船津稔)