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3連休はこれを遊べ! 「新生FFXIV」パッチ2.1コンテンツ10選

真蛮神戦はヌルすぎる? そんな人は「極蛮神戦」、「真アルテマ戦」! 「ハウジング」はまずは鑑賞して楽しむ

開発者からの挑戦3連発 超上級者向けコンテンツ「極蛮神戦」

 歯ごたえのあるバトルをもっともっと味わいたいという向きには、「極蛮神戦」は最高のコンテンツだろう。「極蛮神ガルーダ」は砂の家で「蛮神の極まりし力」と言うクエストを進めていくことで挑戦できるようになる。ちなみに筆者はというと、最初の極蛮神であるガルーダすら難しすぎて攻略できていない。

 だから、残念ながら極ガルーダしかまだ体験できていないのだが、極ガルーダの攻撃はギミックからしてかなり複雑で、ガルーダが分身して攻撃してくる時は、分身をうまく本体から引き離さなくてはダメージが与えられなくなる。しかもこの間もガルーダ特有のパーティーを分断する竜巻が多数発生しており、移動が制限される。

 ガルーダがたくさんの羽根をばらまいて攻撃してくる際は、1本だけ壊していけないものがあり、これがガルーダの全体攻撃を防ぐバリアになるといった要素もある。これらのギミックは凝っているし面白いのだが、ちょっとしたミスが大ダメージに繋がる。筆者は1ミスが全滅を招くというプレッシャーの大きさに負けてしまっているのが正直なところだ。

 ただ、この難しさがプレーヤーの攻略魂に火をつけているのは確かで、プレーヤー間では攻略が盛り上がっており、めげず繰り返し挑むプレーヤーが多い。極蛮神戦はコンシューマーゲームの“ベリーハードモード”のような、真のコアプレーヤー向けのコンテンツであり、筆者のようにクリアできない人も出てきそうな、それほどシビアなバトルに仕上がっている。腕に覚えのある冒険者はぜひチャレンジしてみてほしい。

【極ガルーダ】
ギミックはある程度理解できるのだが、どうもダメージを受ける場合が多い。練習でどうにかなるのか不安な部分も

これこそが真の姿! 厳しいけれど楽しい「真アルテマウェポン」

真アルテマウェポンは多彩な技を使ってくる

 追加されたボス戦の中で、「究極幻想 アルテマウェポン破壊作戦(真アルテマウェポン)」に関しては、その強さに納得しているところがある。比べるとメインストーリーに出てくるアルテマウェポンはクリアしやすいように能力を制限しているのが改めてわかる。極蛮神同様、難易度はかなり高いがまだ何とか“戦えてる”と思えるコンテンツだ。

 真アルテマウェポンがやっかいなところは盾役にデバフをかけ、そのバフが5個になると倒されてしまうところ。このため盾役は一定タイミングで交代していかなくてはならない。盾役はかなり大変だなと感じられる敵だ。ストーリーのアルテマウェポン同様蛮神を呼び出してくるが、パワーアップしており、さけないと大ダメージを食らう。

 さらに近づくと爆発する“玉”を出すがこれは爆発させないと結合して、即全滅級の攻撃を繰り出してくる。加えてビームを出す魔導ビットまで呼び出す上、一定時間で倒せなければ「アルテマ」が発動し全滅させられる。こちらは厳しい戦いではあるがそれでも極蛮神ガルーダよりは攻略しやすいし、コンセプト的に真アルテマウェポンの方が“強敵として正しい”と感じるところが自分でも面白く感じた。

【真アルテマウェポン】
蛮神の力も使いこなす。真アルテマウェポンはメインクエストより能力の使い方が激しく、“これぞボス”という感じ

やっぱりちょっと高すぎない? 高嶺の花の「ハウジング」

土地の価格。価格のすごさに圧倒される

 ハウジングは正直、盛り上がりが感じられない。各住宅地は街の近くにあり、「低地ラノシア」、「黒衣森:中央森林」、「西ザナラーン」から行くことができる。ただ、筆者のワールドでは、現在家はほとんど建てられていない。

 やはり設定金額が高すぎたのだと思う。「ドラゴンクエストX」では最初はとても手に入らないと思うほど高価だったが、徐々に価格が下がり、実装から3週間ほどで建設ラッシュがはじまり、筆者も多少無理をして1カ月後くらいに入手できたが、今回の「FFXIV: 新生エオルゼア」の価格はどうやってお金を貯めれば土地が買えるのか、想像もつかないレベルに設定されており、ハウジングに関する会話は一切無いのが現状だ。

 もちろん、「FFXIV: 新生エオルゼア」のハウスはフリーカンパニー向けの共同購入が前提であり、個人の家を買う「ドラゴンクエストX」とそもそもの価格設定が違うのはわかるのだが、だからこそ「このくらいならFCのために出せるな」という金額からかけ離れてしまっていると感じる。現在数件の土地は確かに売れているのだが、その金額のためまさに「ごく限られた人のためのコンテンツ」になってしまっている。

 じゃあ現状ハウジングは楽しめないのかというとそうでもない。ハウスは自由に出入りできるように設定が可能で、開放されたハウスには訪問することができる。家を買った人達に出会うことができたのだが、とても楽しそうだった。「FFXIV: 新生エオルゼア」の家具の作りは大変凝っている。木のお風呂がどの家でも人気なのが面白い。もっともっとプレーヤーの個性がはっきり出せる色々な飾り付けが見たい。土地の価格見直しを望みたいところだ。

【ハウジング】
土地はがらがら。しかし手に入れたFCもある。飾り付けにこだわりを感じられるのが楽しい
Amazonで購入

(勝田哲也)