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テレビ東京、「東京トイボックス」制作発表記者会見を開催
ガンホーの森下社長も登壇、「ゲーム制作のドラマを伝えて欲しい」とエールを送る
(2013/9/20 01:04)
テレビ東京は9月19日、現在開催中の「東京ゲームショウ2013」にて、ドラマ「東京トイボックス」の制作発表記者会見を開催した。ステージには、出演者の要潤さん、宇野実彩子さん、福士誠治さんの他、原作者の「うめ」先生、制作に全面協力しているガンホー・オンライン・エンターテイメント代表取締役社長の森下一喜氏が登壇した。
「東京トイボックス」は、漫画ユニット「うめ」原作のコミックス「東京トイボックス」が連続ドラマ化されたもの。要潤さん演じる面白いゲームを作ることしか頭にないゲームディレクター「天川太陽」を中心に、ゲーム制作現場に生きる人々の“アツい魂”が描かれる。
原作者の「うめ」は出演者に「原作を越えて欲しい」という熱い声援を飛ばし、ガンホーの森下氏は自身も原作コミックスのファンであることを明かし、「伝えるのは難しいのですが、ゲーム制作では1本1本にドラマがあるんです。ドラマでそれを伝えて欲しいです」と自身の思いを重ねながらドラマに対する期待を話した。
「うめ」お気に入りのキャラクターは主人公の「天川太陽」で、彼には「仕様を一部変更する!」というセリフがある。「本当はあまりやってはいけないカッコ悪いことなんですが、それがカッコいい時もあるんです、そのバリエーションを楽しんでもらえれば」と話した。
作中でこのセリフが飛び出すと「天川太陽」は夜を徹して作業が行なうが、「それは実際のゲーム開発でも同じですよね?」という問いに対し、森下氏は現在サービス中の「パズドラ」を例に上げ、「今でもトラブルが発生すると、開発や運営のスタッフが緊急のミーティングをしたり、連絡を取り合ったりして、少しでも早く復旧するために怒涛の努力をしています」とゲーム開発の現状を話した。
要さんはゲームクリエイターの役を演じるということでガンホーの「パズル&ドラゴンズ(以下パズドラ)」をプレイしてみたところハマってしまい、ドラマ撮影の待ち時間中ずっと「パズドラ」をプレイしていて「共演者とのコミュニケーションがおろそかになっています」と自虐的に話していた。
「リーダーにしているモンスターは何ですか?」と森下氏に聞かれた要さんは名前をド忘れしてしまったのか「黄色の丸っこい……ぷよぷよみたいな奴です」と思わず他社のキャラクターを名前にしてしまったところを、「パズドラ」をかなりやりこんでいるという福士さんが「多分『ポリン系』のモンスターじゃないですか?」とゲーマー的な助け舟を出していた。
ドラマ「東京トイボックス」はテレビ東京系で10月5日から毎週土曜日夜11:55から放映予定。