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「ArcheAge」の世界を見る・作る・遊ぶ~「作る」編~
「ハープーン高速艇」を作って海へ繰り出す! ……のはずがなぜか監獄に?
(2013/7/18 00:00)
ゲームオンが7月11日にオープンサービスを開始した新作Windows用MMORPG「ArcheAge」。前回はサービス開始直前ということで、「『ArcheAge』の世界を見る・作る・遊ぶ~『見る』編~」と題し、ゲーム内の様々な観光名所を紹介してきた。
今回は第2回企画として「作る」という点に的を絞り、比較的容易に製作できる「ハープーン高速艇」を目指していく。「ArcheAge」では、乗り物や建造物など様々なものを作り出すことができる。目的のものを作り出すのはもちろん楽しいが、プレーヤーたちが建造と破壊を繰り返すことで、世界がどんどんと変わっていくことが魅力となっている。
「ハープーン高速艇」を作るということで、スムーズに行けば設計図を購入し、素材を集めて、実際に船を製作する……はずなのだが、途中ではユニークな生産物「特産品」で1発当てることを思い付き、最終的には監獄へと送られてしまうことになった。
一体なぜそんな事になってしまったのか。「ArcheAge」での「作る」をベースに物語をお伝えしていきたい。
武器、防具、消耗品、家具、グライダー、船、家etc……なんでも作れる「ArcheAge」
まずは「ArcheAge」の生産要素について簡単に紹介しよう。「ArcheAge」では様々なものを制作することができる。武器や防具といった装備品はもちろん、ポーションや料理といった消耗品、家具、船、家、グライダーまでその種類は多岐に渡る。
製作するためには当然素材が必要になるのだが、素材の種類も幅広く、米や小麦、花、木といった植物、鉄や金などの金属、牛のミルクや肉などの畜産物まで様々だ。鉄や石はフィールドで採掘するしかないが、植物や家畜は自分の畑で育て、そこから素材を得ることもできる。
なお自分の畑以外の場所でも、陸地であれば好きな場所に配置することができるが、家畜が野に帰ってしまったり、他のプレーヤーに盗まれてしまうリスクがある。その分広い範囲に植えて大量の素材を1度に集められるほか、税金がかからないなどのメリットもある。ハイリスクハイリターンな手段と言えるだろう。
大海原への冒険を目指す。「ハープーン高速艇」の建造にチャレンジ
さて、ここから本題の「ハープーン高速艇」の建造にチャレンジしていこう。「ArcheAge」の世界には手漕ぎのボートから小型帆船まで様々な船が登場する。手漕ぎボートはクエストを進めていくと入手できるが、それより大きな船を入手するには自らの手によって製作しなくてはいけない。
船の製作には大きく「設計図」と「資材」の2つが必要になる。大きな船になるほど「設計図」の入手難度は上がり、必要資材も多くなっていく。
その中で、今回筆者がチャレンジするのは「ハープーン高速艇」という船だ。手漕ぎボートよりは大きく、帆船よりは小さい。高速艇というだけあり、航行速度が早めで、おまけに海に潜る時間を延長してくれる酸素ボンベも備え付けられている。冒険にはうってつけの船と言える。
設計図や素材の入手難度という点でも、ゲームに慣れてきた中級者プレーヤーなら比較的容易に入手できるレベルで、ソロプレーヤーでも少し時間をかければ入手できるだろう。
まず「設計図」だが、これは「ヌイの涙」を30個集めると交換できる。「ヌイの涙」はストーリークエストの報酬や、一部のモンスターからのドロップなどで入手できる。30個という数はLv30前後までストーリークエストを進めれば難なく入手できる個数だ。
なお更に大きな船「リュート型小型帆船」、「エズナ型小型帆船」になると「ヌイの涙」が200個必要になる。この個数になると1人で集めるのは難しいという印象で、遠征隊メンバーなどからの情報提供といった相互の協力が必要不可欠だろう。
「設計図」を入手した後は建造に必要な素材を集めていく。「ハープーン高速艇」には「木材」、「鉄のインゴット」、「生地」を100個ずつ必要だ。これらの材料は自分で集めても良いし、オークションなどで他のプレーヤーから購入しても良い。
今回は時間に限りがあったためオークションで購入しようとしたのだが、その中でも「木材」の材料になる「丸太」が高騰しており、手持ちのゴールドではとても購入できる金額ではなかった。
勢いで船の製作に取り掛かったものの、このままでは企画倒れになってしまう……。危機感を感じた筆者は金貨を入手するために「特産品」を生産し、貿易することを思いついた。
貿易で一山当てる。敵大陸に渡りレアな「特産品」を生産!
「ArcheAge」の生産物の中には特定の地域でしか生産できない「特産物」という生産品がある。これは他の生産品とは少し性質が違い、基本的にプレーヤー間で取引するアイテムではなく、NPCとトレードするアイテムだ。ゲーム内のある土地Aで生産し、少し離れたBという土地に運ぶと商人が買い取ってくれる。
「特産物」を1度に持てる数は1つまでに限られており、製作するとその場で荷物を背負う。荷物を背負っている間は移動速度が大きく下がり、テレポートなども使用できなくなるので、町から町に運ぶだけでも一苦労だ。そのため馬車や飛行船などの公共機関を使って荷物を運ぶプレーヤーが多い。
貿易はよりリスクが高いルートの方が報酬が多く、同大陸内で貿易するよりも、敵大陸まで運んだ方が多くの報酬を得られる。もちろん貿易中にモンスターや海賊、敵大陸のプレーヤーに倒される可能性もあるので、ハイリスクハイリターンなシステムとなっている。なお商人にはゲーム内通貨をくれるタイプとアイテム「デルフィナードの星」をくれるタイプの2タイプがおり、今回はオークションに必要な現金と交換してくれるNPC「金貨交易商」との交渉を目指す。
また広大な海のどこかに「フリーダムロード」と呼ばれる島があり、ここに持っていくと更に高値で買い取ってもらえる。貿易商としては外せないエリアなのだが、狭い島内は敵味方関係なく先制攻撃が可能で、利権を争う大規模な戦争が度々起こるという殺伐とした地域でもある。また「特産物」の横取りを狙う海賊予備軍のプレーヤーも多く、更にリスクが高い。
今回は手っ取り早く金貨を入手したかったため、敵大陸との貿易を選択した。しかしただ貿易するだけでは面白くないので、あえて敵大陸に乗り込み、その土地の特産品を作って自大陸に持って帰ってくるという「エクストリーム特産品製作」(命名:筆者)というプレイを試してみた。特にメリットがあるわけではないが、今後貿易を行なう際に役立つかどうか、以前から試してみたかったのである。
筆者のキャラクターは東大陸のキャラクターなので、今回は西大陸の特産物を生産しにいった。その中でも西大陸の「ゴールド平原」で作成できる特産物「ゴールド平原の穀物の細粉」の作成を目指した。このエリアを選んだ理由はいくつかあり、「中立地帯なので敵勢力のプレーヤーに対し先制攻撃できる」、「海に面しているためアクセスが容易」、「特産物の材料が『小麦』で、用意しやすかった」ということが挙げられる。
たまたまこの企画に協力してくれるプレーヤーがいたので2人分の材料を持ち、日が暮れるのを待って手漕ぎボートで外海へと漕ぎだした。道中では嵐に巻き込まれたり、Lv50のクラゲから攻撃を受けたりとヒヤヒヤする場面もあったが、なんとか危機を回避し、無事にゴールド平原にたどり着くことができた。
1点計算外だったのは、特産物を生産するため使用する「特産物制作台」が思いのほか内陸部にあったという点だ。敵大陸のプレーヤーに見つからないために騎乗ペットに乗って駆け抜けるという選択をしつつ、なんとか「特産物制作台」にたどり着くことができた。
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