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「ArcheAge」の世界を見る・作る・遊ぶ~「遊ぶ」編~

目指せ一攫千金! 「GAME Watch号」で行く宝探しの旅

宝を求めて航海の旅。海底で一攫千金を狙う「サルベージ」

海中も冒険の舞台の1つだ。沈没船や海底火山がある
海中にも強力なモンスターが潜んでいる。気付かれないことを祈りつつ深海へ潜る

 紆余曲折あったが遂に完成した「ハープーン高速艇」こと「GAME Watch号」。船は「貿易」や「海戦」といった様々な遊びに使用するが、今回は宝探しに挑戦してみた。

 宝探しと一言でいっても「ArcheAge」にはいくつかの方法があり、その中の1つが「サルベージ」となる。広大な海の中には数々の沈没船があり、これらと共に沈んでいる宝箱を回収していく方法だ。

 沈没船の数はかなりあるのだが、それ以上に海は広大だ。「ハープーン高速艇」には酸素ボンベが備え付けられており、これを利用することで潜水時間が10分伸びるのだが、ノーヒントでは沈没船は見つけることがなかなか難しい。しかも沈没船が見つかったからといって必ず周囲に宝箱があるわけではない。宝箱が存在しない沈没船もあるので、「サルベージ」には運と根気が必要になる。

 なお海中にある宝箱は「浮き袋」というアイテムを使用することで回収できるようになる。「サルベージ」に向かう際は忘れずに持っていく必要がある。

 しかしこれは、あくまでも“システムで用意された”サルベージシステムだ。「ArcheAge」の海には、あらかじめ用意された宝箱以外にも、プレーヤーの動きによって蓄積されていく宝物、「特産物」がある。

 「特産物」については第2回の「作る」編で紹介した通り、決められた地域でしか生産できないアイテムとなっている。これをエリアが遠く離れた商人に渡すことで貴重なアイテムと交換できるということで、海を渡って貿易するプレーヤーは多い。しかし海には強力なモンスターが生息しており、それらの餌食になるプレーヤーも後を絶たない。

 そして彼らが倒された時、「特産物」はどうなるかというと、海底に沈んでいくのである。今回筆者が狙ったのは、これらの沈んだアイテムを探すというもう1つの「サルベージ」だ。こちらの荷物を回収するには特別なアイテムは必要ない。船と酸素ボンベがあれば十分だ。

 こちらのサルベージを行なうには、いくつかのコツがある。まず「貿易を狙うプレーヤーはどういうルートを通るかを考える事」だ。自分が貿易する時は、「最短距離を通りたい」、「陸地経由ではなく海を渡ってショートカットしたい」と考えるはずだ。他のプレーヤーも同じように考えるので、これらのルートには特産品が落ちている可能性が高い。

 もう1つが「モンスターが多く潜んでいる場所を狙う事」だ。モンスターが多く潜んでいればいるほどプレーヤーが沈められる可能性は高くなる。つまり必然的に「特産品」が落ちている可能性も上がるというわけだ。もちろん自分も倒されやすいので、ミイラ取りがミイラにならないように気をつけたい。

 実際に筆者は、これらのポイントを意識することで海に沈む「特産物」を入手できた。貿易しようとしていたプレーヤーの無念を晴らすために、きっちりと商人まで運び報酬を受け取っておいた。これも立派な商売だ。

【スクリーンショット】
深海は光が届きづらい。ライトがついた「潜水帽」を使うか、明るい時間を狙うと良いだろう
これは筆者が貿易に挑戦しているシーンだ。この様に小舟で貿易に挑戦し、モンスターに倒され、荷物を落としてしまうプレーヤーは多い

気分は冒険家。「六分儀」と「宝の地図」で宝探しへと出発

宝の地図には座標が記されている
「六分儀」を使って座標から場所を特定していく

 宝を獲得する方法には、「宝の地図」を利用するというものもある。クエストや、先ほど紹介したサルベージを行なうと「座標が書かれた宝の地図」というアイテムを入手できることがある。これには文字通り宝箱が隠されている座標が記されており、その地点に行くと宝が入手できる。

 宝探しに挑戦する際は、自分の居る座標を表示するアイテム「六分儀」を製作する必要がある。このアイテムを使わないと基本的に自分の居る座標がどこかわからないので、宝の地図を使った宝探しには必須のアイテムだ。「六分儀」は取引できないので自分で作るしか無いのだが、材料の一部に「海底火山」でしか入手できない鉱石が混じっている。自分で掘りに行っても良いが、オークションを使って購入するのもアリだ。

 「宝の地図」と「六分儀」が揃ったら準備は完了となる。宝箱が存在する場所はかなり幅広く、自大陸の可能性もあれば、敵大陸の可能性もある。今回筆者の宝の地図に書いてあった座標は、運悪く敵大陸のものだった。しかもかなり内陸部にある。

 しかしめげるわけにもいかないので、まずは「GAME Watch号」で宝箱の座標に最も近い海岸に上陸することからスタートさせた。しかし上陸時に敵国のプレーヤーの船と接触してしまい、一時は戦闘を覚悟したのだが、ほかに目的があったのか外海へと消えていった。気持ちを切り替えて「六分儀」を使い座標を確認すると「宝の地図」は敵大陸の更に奥地を指していた。敵勢力のプレーヤーに遭遇しないことを祈りつつ、できるだけ道路から外れたルートを使って目的地へと向かった。

 そのお陰か、運良く敵プレーヤーとはすれ違わず、目的地周辺へとたどり着くことができた。実際にはここからが大変で、宝箱がなかなか見当たらず、「六分儀」を使って自分の座標と「宝の地図」に書かれた座標を何度も見比べる羽目になった。敵大陸にいるという危険な状況の中、やっと宝箱を見つけた時は、モニターの前で思わずガッツポーズをしてしまった。

 苦労して見つけた宝箱からは、貴重なアイテムの「ヌイの涙」と「デルフィナードの星」が見つかり、ホクホク顔で敵大陸を後にすることができた。宝箱を探すには様々な苦難が待っているが、それに見合っただけのリターンが得られるので、挑戦する価値はある。

 というわけで、弊誌では3回に渡り「ArcheAge」の遊び方を紹介してきた。しかし、あくまでもこれは遊び方の一例に過ぎない。「ArcheAge」の世界にはプレーヤーの数だけストーリーが生まれていく。「ArcheAge」という仮想世界の住人となって、自分なりの物語を見つけ出し、それを全力で楽しむというのが本当の醍醐味なので、もしプレイする機会があるならば、ぜひ自由な発想で臨んでほしい。

【スクリーンショット】
「宝の地図」に記されていた座標が思っていたよりも遠く憂鬱な気分だったが、地図に載っていない島で裸で踊っているプレーヤーを見つけて少し気持ちが和んだ
敵船や敵プレーヤーとすれ違ったが運良く無事に目的地まで向かうことができた
「GAME Watch」号で海底火山の探検にも向かった
目的もなく航海していると時折地図に載っていない島を見つけられる
貿易のメッカ「フリーダムロード」にも遊びに行ってみたが、東大陸の勢力と西大陸の勢力が激しくぶつかりあっていて、とても観光できるような雰囲気ではなかった

(八橋亜機)