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【特別企画】Logicool Gシリーズ新5製品を総点検
「SCIENCE WINS」……その実用性と活用法を検証した
(2013/5/2 00:00)
4月19日、Logicoolの新しいゲームデバイスブランド「Logicool G」が日本でローンチした(関連記事。既存製品のリパッケージも含め、その数は13製品にもおよび、4月26日以降、順次新たなゲーミングデバイスがラインナップされつつある。
その皮切りとなるのが4月26日発売のゲーミングマウス「G700s」、「G500s」、「G400s」と、5月17日に発売を控える「G510s」。いずれも「s」のつかない前モデルをベースとして改良が施された製品だ。
これらLogicool Gシリーズのスローガン「SCIENCE WINS」の頭文字「s」を製品名に備えたのデバイス群は、果たして前モデルの単なるマイナーチェンジに終わるのか、それとも根本的な刷新となるのか。本稿では新生Logicool Gシリーズの実力を見ていきたい。
「SCIENCE WINS」を実感できる汗ばむほどに吸い付くグリップ力
まずは4月26日発売のゲーミングマウスをチェックしよう。「ロジクール G700s 充電式 ゲーミングマウス」、「ロジクール G500s レーザー ゲーミングマウス」、「ロジクール G400s オプティカル ゲーミングマウス」の3製品だ。
いずれも前身となるモデルが存在する。「G700」、「G500」、「G400」だ。形状やボタン数などに変更はなく、最大の違いは表面のコーティングとなっている。
具体的には、親指が触れるサムグリップ部分にはサンドペーパー風のマテリアル、手のひらがあたる表面下部には疎水性を持つコーティング、メインボタン部には指紋や汚れを押さえるコーティングと、3種類の異なるコーティングが全機種に施されている。
たかがコーティング、されどコーティング。実際に試すとその威力を実感できる。使い始めは普通にサラリとした感触で、特別なグリップ力があるようには感じられない。しかしプレイを通じて手が汗ばんでくると、途端にマウス表面が手のひらに食いつき出す。特に強いグリップが発生するのはメインボタン部で、湿り気を帯びると指先に吸着するような、強いグリップが発生するのだ。
例えば「G500s」。前モデルの「G500」では、サラッとした表面加工と窪みの少ない形状が相まって、ヘビーデューティーにおけるグリップ感の物足りなさが弱点のひとつだった。それが「G500s」では全く別次元のグリップ感が得られるようになっている。
このおかげで、長時間プレイする際にグリップ力の低下を気にすることなく、余計な力を使わずにプレイを続けられるのが大きなメリットだ。当然、操作の快適性と正確性も増す。コーティングの違いがプレイの違いを生み出す。これから梅雨を迎え、やがて夏が来ればこの威力をさらに実感できそうだ。