バンダイナムコ、「マーベルランド」を6月30日に
バーチャルコンソール アーケードでリリース


6月30日 配信開始

価格:800Wiiポイント(800円相当)


メガドライブ版では省略された拡大回転縮小機能は当然再現されている

 株式会社バンダイナムコゲームスは、Wii用「バーチャルコンソール アーケード」において、6月30日より「マーベルランド」をリリースする。価格は800Wiiポイント。

 本作は、現在となってはアーケードゲームでは見なくなってしまったアスレチックアクションゲームで、1989年にアーケード版で登場した。光と平和の国コニーランドの大遊園地マーベルランドを舞台に、主人公のドラゴン族の王子パコを操作し、地底族の王「モウル」にさらわれた4人の守護精を助け出すことがゲームの目的。多くの敵は踏んで倒すことができるという、一般的なアスレチックアクションのルールに加え、独自の要素が取り入れられており、アイテムを取ると分身を当てて敵を倒すことも可能となる。ほかにも、タルを横から押して転がしたり、スプリングを使って、ボールを転がして敵を倒すこともできる。

 ステージは4AREAを1WORLDとして構成しており、合計4つのWORLDが存在する。各WORLDの最終AREAには、ボスが待ち構えていて、様々なミニゲームで戦うことになる。バニーガールのアドバイスを参考に、綱引きやジャンケンなどで戦いボスを倒すと、助けた守護精から、悪を封じこれを持つものを守るといわれている、マーベルランドに欠かせない宝物「トライデントスター」がもらえる(ボーナスステージ)。歴代ナムコキャラが多数登場する電飾パレードをバックに、振ってくる星をできるだけ集めることでスコアが稼げる。

 遊園地という世界観が特徴で、当時のプレーヤーには親しみやすいアスレチックアクションということもあり、メガドライブに移植されるなどしたが、アーケード版そのままの移植は初めてといえるだろう。ちなみに「マーベルランド」という名称は「ワルキューレの冒険」などに地名として登場している。



(C)1989 2009 NBGI

(2009年 6月 26日)

[Reported by 佐伯憲司]