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「闘会議2016」、ゲーセンで腕を磨いたトッププレーヤーたちが超絶技巧を披露!
(2016/1/30 20:05)
「闘会議2016」初日となる1月30日のKONAMIブースでは、今年で5回目となる同社のアーケードゲームを使用した公式ゲーム大会、「The 5th KONAMI Arcade Championship」(以下、「KAC」)を開催。全国各地のゲームセンターを介して行なわれた予選ラウンドを勝ち抜いたプレーヤーが一堂に会し、各タイトルの実力ナンバーワンの座を賭けて熱戦が繰り広げられた。
当日は開場直後からほぼ終日にわたり、全8タイトルの決勝ラウンドを実施。今回対象となったタイトルは、「モンスターストライクMULTI BURST」、「ディズニー ツムツム」、「クイズマジックアカデミー」、「REFLEC BEAT」、「pop'n music」、「jubeat」、「MUSECA」、「SOUND VOLTEX」で、1タイトルあたり約45分のスパンで次々に決勝が行なわれた。また、各タイトルのステージにはゲストとして「ニコニコ動画」の人気実況者や、音楽ゲームなどにおいて開発や作曲を手掛けたスタッフも多数出演した。
恐るべき正確さと高度な戦略でギャラリーを魅了した「モンスターストライクMULTI BURST」
アーケードゲーム版「モンスターストライクMULTI BURST」は、2対2でのオンラインチーム対戦が可能。本大会でも1チーム2人によるエントリー制を採用し、予選ラウンドを突破した上位4チームがトーナメント方式で順位を競った。
本作ではタッチパネルのほか、スマホアプリ版には存在しない円盤型のコントローラーを利用してモンスターの向きを変えたり弾くことができるようになっている。また、短い時間の間にパートナーと相談しながら作戦を立てる必要もあるため、頭の中でイメージしたとおり操作をするのはさぞ難しいだろうと思いきや、激戦を勝ち残った猛者たちはレベルがケタ違い。まさに針の穴を通すかのような、方向も強さも寸分の狂いもないナイスショットを次々に放ち、なおかつ自軍のリーダーがなるべくダメージを受けないよう、フィールドの四隅のいずれかにピッタリ運ぶなど、状況に応じて的確な作戦を立てるその姿にはただ驚かされるばかりであった。
多人数同時対戦プレイで盛り上がった「ディズニーツムツム」
「KAC」初登場となる、アーケード版「ディズニーツムツム」はスマホアプリ版とは異なり、モニターを2つ搭載した専用筐体により対戦プレイができるのが最大の特徴で、同時に複数のツムをタッチしてつなぐことができるマルチタッチも可能になっている。そこで本作の大会は、1チーム最大4人までがエントリーできるチーム制を採用し、なおかつ4人が同時にプレイしてもオーケーというユニークなルールを採用した。
本作の大会に出場したのは予選ラウンドを勝ち抜いた4チーム。女性の2人組チームが登場するなど、女性プレーヤーが多いこともあってはステージは華やかに……なるかと思いきや、参加者の大半がマイ手袋や軍手を持参し、ゲームがスタートするやいなや一心不乱にツムをなぞり続けるという並々ならぬ意気込みで勝負に没頭。複数のプレーヤーが同時にツムに触れるともあって、尋常ではないスピードで画面のツムがどんどん消え、ゲージやボムのストックがあっという間にたまっていく様子はまさに圧巻だった。「ディズニーツムツム」と言えば、電車の中で息抜きに遊ぶスマホアプリというイメージしかなかった人にとっては、大人数で対戦プレイが盛り上がるアーケード版の存在はさぞ驚かれたのではないだろうか。
新バージョンの配信決定のサプライズ発表も行なわれた「クイズマジックアカデミー 暁の鐘」
オンライン対戦クイズゲーム、「クイズマジックアカデミー 暁の鐘」では店内対戦モードを使用して、最初に8人が4人ずつのグループに分かれて準決勝を実施し、上位2名ずつが決勝戦に進出する形式で行なわれた。
本作の収録問題数は実に20万問を超えるが、出場したプレーヤーたちはあらゆるジャンル、出題形式の難問を次々に正解してしまう常人離れした知識量の持ち主ばかり。タイピングの速さも凄まじく、クイズによってはなんと問題文すら読まずに選択肢を見ただけ瞬時に正解を選んでしまうこともあり、ステージ前に集まったギャラリーは何度も驚いていた。
そして数々の難問に正解し、見事に優勝したウエストさんには記念の盾とともに、副賞としてなんと自身の好きなテーマにちなんだクイズが出題される検定試験を配信するという、誰もが予想だにしなかった驚きのプレゼントが贈られた。
だが、サプライズはまだ用意されていた。本作の新バージョン、「クイズマジックアカデミー トーキョーブリモワール」が今春配信予定であることを初めて発表。本作では、全国各地で日々行なわれている店舗やプレーヤー主催のイベントであっても、KONAMIに申請すればメーカー公認のイベントとして開催が可能となり、さらにこれらの大会を用いた年間ランキングツアー名付けて「賢神降臨 QMA JAPAN TOUR 2016」も実施される予定だ。なお、新バージョンのティザームービーは公式サイトにて現在公開されているので、興味のある方はこちらをチェックするといいだろう。
そして2017年春には、今回の「KAC」の優勝者と公認イベントでの成績優秀者を集めたグランドスラム大会も行う予定とのこと。白熱の知識バトルの宴は今年も果てしなく続くことになりそうだ。
各種音楽ゲームでもトッププレーヤーたちが神業を競演
音楽ゲームの対象タイトルは「REFLEC BEAT VOLZZA」、「pop'n music eclale」、「jubeat prop」、「MUSECA」、「SOUND VOLTEXIII GRAVITY WARS」の全5種類。どのタイトルでも出場したプレーヤーの腕はまさに神の領域で、高難易度の曲であってもフルコンボを連発。とりわけ「MUSECA」にいたっては、まだ昨年12月に稼働を開始したばかりの新作でありながら極めて完成度の高いプレイを披露していたのも驚きだった。途中でマシントラブルなどの影響で進行が予定より遅れるアクシデントが発生したにも関わらず、誰もが恐ろしいまでの集中力を発揮していたことには勝者にも敗者にも心から拍手を贈りたい。
また、音ゲー大会には日本だけでなく、お隣の韓国からもスゴ腕のプレーヤーたちが多数参加していたのも今大会の特徴だった。とくに「jubeat」では、決勝戦で韓国出身のCORBY.QSさんと準優勝のS&YNS-Yさんが、課題曲2曲のうち1曲がなんと同点になるとという息詰まる名勝負を演じてギャラリーを大いに沸かせた。さらに大会終了後には、シリーズ最新作「jubeat Qubell」が現在開発中であることも明らかにされた。