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クイズバトルは新たな舞台へ!「クイズマジックアカデミー トーキョーグリモワール」

発表会には豪華ゲストも登壇! さらに、サプライズも――!?

4月16日 開催

会場:KONAMI本社

(左より)宣伝部の田中氏、プロデューサーの石原氏、ヴァニィ役の照井さん、楽曲担当の劇団レコード氏

 4月16日、KONAMIは東京・六本木にて、アミューズメント用対戦型クイズゲームの最新作「クイズマジックアカデミー トーキョーグリモワール」の発表会を開催した。発表会では「トーキョーグリモワール」の最新情報が発表されたほか、稼働に先駆けて試遊台を設置。さらに、ステージにはプロデューサー・石原明広氏や、人気キャラクター・ヴァニィ役の照井春佳さん、本作の楽曲を担当した劇団レコード氏が登壇し、同作の魅力を解説した。ほかにも、劇団レコード氏によるプチライブや「マジックアカデミー(マジアカ)」TOPプレーヤー4人によるエキシビジョンマッチも行なわれ、会場を大いに盛り上げた。

 本稿では、発表会の模様と最新作「トーキョーグリモワール」をプレイした感想をお伝えする。

会場には貴重な設定資料が展示された

 多くの人が詰めかけた本会場に宣伝部の田中氏、石原プロデューサー、照井さん、劇団レコード氏が登場。「トーキョーグリモワール」のキービジュアルやPVがスクリーンに映し出されると、来場者から歓声があがった。

 「トーキョーグリモワール」は前作「暁の鐘」で“暁の賢者”の称号を受け取った生徒たちが、最初の任務として異世界の都市・トーキョーへとやってくるというもの。今作でも既存のキャラクターは登場するのだが、照井さんが演じるヴァニィは登場の予定はないという。ステージ上の照井さんもこのサプライズ(?)に驚愕し、おもわず「なんで私、ここにいるんですか!?」と叫ぶ一幕も。来場していたファンからもヴァニィが登場しないことを惜しむ声を聞いた石原氏は「今後考えます」とコメントした。

 続いて石原氏は「トーキョーグリモワール」新要素を紹介。本作ではおなじみのキャラクターの衣装や外見が一新された。これは“トーキョー”での任務にあたって、街になじめるように生徒たちがそれぞれ考えたという設定になっている。

 キャラクターが一新されたことに次いで挙げられたポイントは、“昔の仕組みのいいところに立ち戻る”というコンセプト。“100円で最後まで公平に遊べる”ようにするため、今回からはたとえ予選ラウンドで敗退しても3人対戦の7位決定戦に進み、最後までゲームを楽しむことができるという。組分けや昇格についても、“昔のいいところ”を意識したコンセプトになっているという。

「トーキョーグリモワール」の情報が明らかにされるたびに、会場から驚きの声があがっていた

 ほかにもプレーヤー同士が協力しながらストーリーを追う新モード「グリムバスターズ」や、これまでマニアックすぎて採用されなかった問題が出題される「マニアック検定」などの存在が明かされ、期待度はさらに高まっていった。なお「マニアック検定」のテーマのひとつ「クイズ」を発案したのは公式大会THE 5th KACのチャンピオン・ウエスト氏の発案によるものだという。

新要素のマニアック検定では今までにないような問題が出題されるという……って、このポーズはコ○ンビア!?

 ゲームの新要素に続いて、大会の運営方針についても発表。「賢神降臨」と銘打たれた大会はグレード制となり、コナミの公式大会のほか「賢竜杯」や「5大大会」といったユーザー大会の入賞者とポイントランク3位までのプレーヤーたちによる「グランドスラム大会」によって頂点を争うという。また、今回から大会への参加履歴や戦績がプロフィールシートに載るということも発表された。本作の稼働予定日については、まだ詳しく発表できないということだが、「4月下旬には遊んでもらえるようにしたい」と発表を締めくくった。

1年がかりで展開される“賢者”の頂点を決める大会のスケジュールが発表された。参加者には参加賞も配布される予定だ

 石原氏から新要素が発表されたのち、ステージでは劇団レコード氏によるプチライブや、「マジアカ」のTOPプレーヤーによるエキシビジョンマッチが行なわれた。

 劇団レコード氏は「マジアカ」シリーズではおなじみの楽曲や「トーキョーグリモワール」の新曲を披露。圧巻のギタープレイで会場中のファンを熱狂させた。また、演奏を終えた劇団レコード氏にファンからは歓声とともに「音ゲーで『トーキョーグリモワール』をプレイしたい」といった声や、サントラを発売してほしいという声も届いていた。

 プチライブのあとは前述したウエスト氏をはじめとした4人のTOPプレーヤーが登場。ヴァニィさん……もとい照井さんの実況のなか、TOPプレーヤーたちは新たな「マジアカ」の舞台で熱い知識のぶつかり合いを見せた。接戦の結果、勝利をつかんだのはマッスルきたむら氏。氏は本作について「すごく問題が難しかった!」とコメント。どうやら、上級者でも苦戦するような難問がまだまだ出題されそうだ。

集結したTOPプレーヤーたち。左からウエスト氏、ザキヤマ氏、れお氏、マッスル北村氏
激戦を制したマッスル北村氏。得点を見ればわかる通り、非常に僅差の戦いだった

 発表会とステージの内容は以上だが、最後に筆者がプレイできた「トーキョーグリモワール」の内容をお届けしたい。

 前作「暁の鐘」と比べると、石原氏の言う通りプレイ画面が大きく変化していることがわかる。また7位決定戦が用意されていたり、前作では1対1の戦いだった決勝戦が3位までのプレーヤーによる巴戦に変更されていたりと“100円で最後まで遊べる”というコンセプトのとおりの設計となっていた。

 また「見た目が変わった」プレイ画面はまったくストレスを感じることなく操作ができる。なお、勝利すると負けたプレーヤーの衣装が破れるという要素は今作でも健在のままなので、期待していた人は安心してほしい。

 前作よりも大きく進化した「マジックアカデミー」最新作。全国のアミューズメントセンターで己の知識をぶつけあい、誰よりも賢き者を目指して欲しい。

画面の一新にあわせて、筐体の形もリニューアルした。美しさと豪華さを兼ね備えた装飾が特徴的
問題ジャンルも「マジアカ」シリーズらしく、社会からアニメ・ゲームまで多くの知識が試される

注:※「QMA JAPAN TOUR 2016 賢神降臨」の5大大会については、開催された場合に限りシード枠を適用される。開催時期については昨年の実績を元に予定として記載されている。また、「ポールスターシリーズ杯」ではなく、正しくは「ポールスターシリーズ」となる。

(三枝亜人夢(クリエンタ))