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「FFXIV」、「パッチ3.1」実装日は11月10日に決定!

広島PLLで大量に発表された新情報を、がっつりまとめて大紹介

10月25日 開催



会場:TKPガーデンシティ広島

「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏(左)とコミュニティチームの室内俊夫氏(右)、ゲストのアイテム班リーダー林洋介氏(中央)
「パッチ3.1 光と闇の境界」の実装日は11月10日

 スクウェア・エニックスはPS4/PS3/Windows/Mac用MMORPG「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド(以下、『FFXIV』」のオフラインイベント「FINAL FANTASY XIV: Full Active Time Event in HIROSHIMA」を広島で開催した。イベントの後は同じ会場から「第25回プロデューサーレターLIVE」を放送し、「パッチ3.1 光と闇の境界」の実装日を11月10日と発表した。

 イベントは完全招待制で、事前に抽選で選ばれた200名ほどのファンが中四国地方を中心に遠くは関東圏からも駆けつけたようだ。会場では「FFXIV」プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏やサウンドディレクターの祖堅正慶氏らと直接話ができる交流コーナーや、「蛮神チャレンジ」や「ウルヴズジェイル」などのアクティビティが用意された。

 中にはサービスを開始したばかりの「ファイナルファンタジーグランドマスターズ(以下、『FFGM』」の試遊機を試せるコーナーもあった。ここには「FFGM」プロデューサーの渕上貴史氏が座っていて、渕上氏から説明を受けつつ4人でパーティを組んで、イベントボスと呼ばれる強ボスと戦うことができた。イベントは午後15時から始まり、PLL終了の23時前まで続く長丁場だったが、最後まで大勢の人で賑わっていた。

 PLLの冒頭には「パッチ3.1」で実装されるコンテンツを網羅した新トレーラーが紹介された。トレーラーには「魔航船ヴォイドアーク」や「ディアデム諸島」、「蒼天幻想 ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦」など新しいバトルコンテンツが詰まっている。ぜひ見てみて欲しい。

 このレポートでは、それ以外にも放送内で判明した新情報をまとめてお届けしたい。

【イベントの様子】
200人以上のファンが会場と同時にお目当てのアクティビティに行列を作っていた
吉田氏との交流コーナーはどこの会場でも一番人気。PLLの後にも終わっていなかった人が再び行列を作って再開していた
ゲームを使ったチャレンジコーナーでは、PLLのゲストとして来たアイテム班リーダーの林洋介氏がファンに交じって参加しつつ話をしていた
イベントではおなじみのメッセージボード。開発スタッフへの熱い応援メッセージがぎっしり書き込まれている

【FINAL FANTASY XIV パッチ3.1トレーラー「光と闇の境界」】

新しい成長武器「アニマウェポン」は年内実装の「3.15」で導入

耳付きのフードを着ているララフェルは、ミンフィリアの友人のククルらしい
闇の戦士として「3.0」の最後に出てきた謎のパーティ

 イベント関連では以前の記事でも紹介したメインストーリーのスクリーンショットに写っていた人物が、ずっと行方不明になっていたミンフィリアの友人、ククルであることが明らかになった。

 新蛮族クエストとして実装される「バヌバヌ族」のクエストでは、トレーラーでも紹介されているサヌワのマウントが入手できるようだ。また、今回の蛮族クエストから、受注したジョブのレベルに応じてクエストの難易度と報酬が変動するレベルアジャスト機能が適用されるようになる。ただし、クエストの報告は、受注したジョブでしかできなくなる。「レベル上げように使って欲しい」と吉田氏。

 また、極ラーヴァナクエストの受注条件から、極ビスマルクの討伐がなくなる。以前は順番に蛮神を倒していかなければ、新しい蛮神とは戦えない仕組みだったが、これを続けていくと新規が追い付くのが大変になってしまうので「ずっと外したいと思っていた」と吉田氏。「3.0」では間に合わなかったが、「3.1」以降はできるだけ順番を気にせず戦えるような流れにしていきたいとのことだ。

 ほかにも、イシュガルドエリアでフライングするための条件である「風脈の泉」クエストをより簡単に発見できるように調整したり、カットシーン中にリテイナー帰還メッセージやマーケットでの売買メッセージがログに流れるようになる代わりに画面中央には流れなくなる。

 また、「ゾディアックウェポン」に続く、新しい成長武器の名前が「アニマウェポン」と発表された。実装は年内を予定している「パッチ3.15」になる見込み。ゾディアックウェポンの最終形態、ゼータを持っていると、アニマウェポンの一番最初の段階を飛ばせるそうだ。アドバンテージは、ゼータを持っていればどのジョブのアニマウェポンにでも適用可能。例えば黒魔道士のゼータで得られるアドバンテージを暗黒騎士のアニマウェポンに使うことができる。ゼータを複数所持していれば、当然複数のアニマウェポンで第一段階をスキップすることができる。

 「3.1」ではゾディアックウェポン作成のために必要な「魂の定着度」と「魂の共鳴度」が貯めやすくなる調整が入るため、もし作成途中のゾディアックウェポンを持っているなら、この機会に完成させておいてアニマウェポンを待つのがいいだろう。

【イベント関連】
バヌバヌ族の蛮族クエストからは、自動的に敵の強さや取得経験値を調整するレベルアジャスト機能が適用され、レベル上げに使いやすくなる
いいシーンで入って台無しにしていた、マーケット関連のポップアップメッセージがログに移行する

「雲海探索 ディアデム諸島」はフィールドのように遊べるトレハンコンテンツ

「雲海探索 ディアデム諸島」のために書き下ろされたイメージイラスト
FCで参加する場合は、ハウジングの地下工房の制御卓からパーティを組んで参加する
まずは「乱風脈の泉」を集めるところから始まる。マップに場所は表示してあり、15分程度で集まるらしい

 「雲海探索 ディアデム諸島」はカンパニークラフトで作った飛空艇を飛ばす「エアシップボイジャー」で見つけた島に、プレーヤーが自ら乗り込んでいくという新コンテンツ。イベントでは実機を使って、フィールド並に広いディアデム諸島のエリアを巡った。

 ディアデム諸島は、フリーカンパニー(FC)で探索に行くというルートと、イシュガルド上層にあるイシュガルドランディングにいるアインハルト家のNPCに話しかけて参加するという2つのルートがある。

 FCの場合は2人以上のパーティで参加が可能で1パーティが8人、飛空艇を3隻所有していれば最大3パーティ24人が同時に同じ島に行くことができる。アインハルト家のNPCからの参加は、コンテンツファインダー(CF)と同じ仕組みで自動的にマッチングされる。パーティでの参加も可能だ。

 ディアデム諸島は同じマップでも難易度に応じてイージー、ノーマル、ハードという3段階がある。島を徘徊しているモンスターはレベルの代わりに1から6までのランクに分かれており、ランクによって強さと宝箱のドロップ確率が違う。ハードでは、イージーよりもランクが高いモンスターに合う確率が高くなるという。

 ハードのディアデム諸島に行くには、事前にエアシップボイジャーで島を発見していく必要がある。1度発見すれば、それ以降はメニューから選んでいつでも入れるようになる。そのため、ハードのディアデム諸島にはFCの飛空艇からしか行くことができない。ただし1人FCの人がいれば、後はフレンドやパーティ募集で集めた人でも構わないので、「そこで一緒に遊んで仲良くなってFCに入ってもらえば」(吉田氏)という意図もあるそうだ。さらにハードがイージーよりも有利かというと「殲滅速度が落ちて、宝箱の抽選頻度が下がるので、必ずしもハードが有利なわけではない」(吉田氏)ということだ。

 宝箱は直ドロップ。種類は金・銀・銅の3種類。宝箱のルート条件は通常のフィールドに準拠している。フィールドではファーストアタックの人はアイテムが確定で、後から叩いた人は減らしたHPに応じて報酬が手に入る。ただしヘイト量は見ないので、「F.A.T.E.」のように「フラッシュ」を連打していればOKというわけではない。ロットの方法は、アインハルト家のオートマッチングから参加した場合はオールグリードのみで、FCは通常のダンジョンと同じように3つの方法から選択できる。

 1つの島に入れるパーティの数は最大9パーティ。1回の制限時間は90分だが、特にクリア条件などはなくいつでも終わることができる。ただし、1度入ると、次に入れるようになるまで120分のクールタイムが必要になる。これは90分遊んだあと30分の休憩が取れるようにと配慮したため。連続で遊べるような設定にもできるのだが、そうすると抜けにくくなりコンテンツに行きにくくなってしまうかもしれないため、まずはこの形で実装してフィードバックを待ちたいということだ。

 ディアテム諸島の中ではジョブチェンジの制限がなく、拠点都市にいる時と同じようにリキャストタイムのペナルティなしにジョブチェンジが可能だ。蘇生を希望している人を見つけたら即座にヒーラーになって助けたり、採集ポイントを発見したらちょっとギャザラーになったりといったこともできる。

 採集できるのは、ほとんどはフィールドで取れるものと同じ素材。中には直接交換用の専用アイテムもある。最終に必要な装備のレベルは57以上くらいあれば気軽に遊べる程度のものになるようだ。ただ「採集ポイントを見つけたからといって、パーティに一言も言わずにいきなり掘り始めると、横で戦闘が始まるかもしれない。コミュニケーションが大事です」(吉田氏)。

 中に入ると最初に「乱風脈の泉」を4つ探すことでフライングマウントが使えるようになる。それ以外に、パーティが目標にできるようないくつかのクエストが用意してあるが、もちろんそれらは必ずクリアしなければいけないというものではない。中にはギャザラー用のクエストもある。3つのクエストをクリアすれば、報酬として「アラガントームストーン:禁書」が手に入る。

 それ以外の質問は以下の通り。

――すでに探索に出ているFCメンバーと後から合流することは可能ですか?

吉田氏: 船を複数所有していれば、もちろん行くことはできますが同じ島につけるかどうかは偶然性に左右される。指定して同じ島に行きたい場合は、同じタイミングで行く必要があります。

――FCの飛空艇がボイジャー探索に出ている時、その飛空艇に乗っていくことができますか?

吉田氏: 飛空艇自体にアイテム探索を命じている場合はそれに重ねて使うことはできないです。ただしディアデム諸島にプレイヤーを乗せていった飛空艇は20分で帰ってくるので、そちらは使えます。だからFCの中でスケジュールを管理して、週末は一緒にいこうねとか、それ以外の時は飛空艇を探索に出しておいてみんなはアインハルト家から行こうとか、相談して遊んでもらえれば。

――1日や1週間の突入制限や、報酬の取得制限はありますか?

吉田氏: たくさんの敵を倒してお宝をゲットしようという遊びなので、突入制限は設けられていません。

――ほかのパーティと一緒になることがあるということですが、モンスターの取り合いになったりすることがあるでしょうか?

吉田氏: フィールドのようなマップになっているので、フィールドと同じようにファーストアタックの人はアイテムが確定で、後から叩いた人は減らしたHPに応じて報酬が手に入る。ヘイト量は見ないので、「F.A.T.E.」のように「フラッシュ」を連打していればOKということはできない。

――探索にいく飛空艇は、探索性能○○以上といった制限はありますか?

吉田氏: イージーのディアデム諸島にいくために、飛空艇ランクが10必要。ノーマルとハードにもありますが、それほど高くはないです。

――不要なドロップ装備はポイントに交換してもらえるそうだが、そのポイントは何に使えるのですか?

吉田氏: アインハルト家の人に渡せばポイントに交換してくれます。例えば新しいフライングマウントとか? 新しいクラフターのレシピの素材や、赤貨の素材、まとめてシャードにしたり、マテリジャも含めた任意のマテリアなどと交換してもらえます。もちろんそのまま分解して分解上げに使ってもらってもいいですし、色々な使い方ができるのではないでしょうか。

【空島探索 ディアデム諸島デモプレイ】
地下工房からスタートすると、飛空艇に乗ってディアデム諸島に行くカットシーンが挿入される
とある島のマップ。フィールド並に広いマップには最大9パーティが同時に入ることができる
マップ内には修理屋やショップなどフィールドと同じ用に必要なNPCがそろっている
ランク5の敵を倒すと、アイテムレベル180の装備とミニオンがドロップした

(石井聡)