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「艦これ」2015年春イベント「発令!第十一号作戦」プレイレポート【後編】

イタリアから来た戦艦達が新登場! 最深部・第6海域を最高難度で突破できるか?

4月28日~5月18日 イベント開催

第3海域から第5海域までは出撃済みのタグが付与される

 ブラウザゲーム「艦隊これくしょん -艦これ-」にて、2015年春のイベント「発令!第十一号作戦」が、4月28日から5月18日までの約20日間の予定で開催されている。

 イベント開始から既に2週間以上が経過し、最後の挑戦と意気込んでいたり、「あの艦娘が出ない!」と愚痴りながら出撃を繰り返していたりと、提督もせわしなくなる頃だろうか。今回のイベントで新登場した艦娘は今後のイベントや通常海域などでも入手可能となるはずなので、ゲーム内の資材的にも提督の現実生活への影響的にも、無理せず挑戦していただきたい。

 前編では「能動分岐」などのシステムと第2海域までの解説を行なった。後編では第3海域以降のプレイレポートと、イベント全体を通した雑感をお届けしたい。なお筆者の提督レベルは109で、難易度は全て甲で進行している。

 各海域の話に入る前に再度確認しておくが、第3海域から第5海域までの3海域は、出撃した艦娘に出撃済みのタグが付けられ、1度出撃したら他の海域には出撃できなくなる(難易度丙を選択した場合は制限なし)。ただし支援艦隊については、タグの有無に関係なく全海域で出撃が可能だ。第4、第5海域の攻略を狙っている提督は、第3海域では主戦力を温存しておくことが求められる。

第3海域は三正面作戦の序章。戦力をどこまで温存できるか?

ルートは基本的に南北2つ

 第3海域「ベーグル湾通商破壊戦」は6隻の通常艦隊で挑む。ただし「低速大型戦艦及び正規空母以外の艦艇で編成」という指定がある。具体的には、速力が低速の戦艦(航空戦艦を含む)、正規空母(装甲空母を含む)は出撃できない。速力が高速の戦艦や軽空母は出撃可能だ。

 ルートはスタート地点から南北に分かれる。戦艦や重巡などの比較的大型な艦を多く入れていると北ルートになる傾向があるようだ。筆者は戦艦1、重巡3、雷巡1、軽空母1という編成で、常に北ルートだった。北ルートの場合、初戦に潜水艦が混じってくるので撃破するのは手間だが、他に水上艦がいるので気にせず進んでも敗北はしにくい。南ルートの場合は潜水艦が入らない構成になるようだ。

 その先は南北ルートともボス前まで2戦ある。北ルートでは第1海域でも見た「軽巡棲鬼」が道中で登場することがある。南ルートだと能動分岐の先にflagship級戦艦2隻の場合もあるようで、どちらが楽とは言いにくい。戦力が許す限り、戦艦などの大型艦を入れて北ルートで進行するのが楽なのは確かだろう。ちなみに南北どちらのルートでも輸送艦を含む敵艦隊との戦闘になるため、「ろ号作戦」などの輸送艦撃破任務の消化にも便利だ。

 その先は索敵値が十分にあればボス戦となる。ボスは「輸送ワ級flagship」で、輸送艦ながら耐久値130と堅く、ちゃんと攻撃もしてくる。随伴艦には「戦艦タ級flagship」もいるので、夜戦で撃破することも考慮した装備がいいだろう。ボス戦では敵の航空戦力がないので、軽空母や航巡で制空権を取りに行くと昼戦が楽になる。

 海域としては三正面作戦の1つ目ということもあり、難易度はかなり低めに設定されている。とはいえ戦力の乏しい提督だと苦戦する可能性もあるので、難しいと思ったらより強い艦娘を投入する決断も重要だ。

 海域撃破ボーナスは、大型艦艇の装甲を強化する「プリエーゼ式水中防御隔壁」。「増設バルジ(大型艦)」に似ているが、こちらの方が装甲値が低く、回避値のマイナスが少ないという違いがある。他にはイタリア製副砲「OTO 152mm三連装速射砲」、艦攻「流星(六〇一空)」、「改修資材」4個、「勲章」1個となっている。

【スクリーンショット】
北ルート1戦目は潜水艦が出てくるものの、通過目的なら無理に倒しに行く必要はない
「軽巡棲鬼」もボス目的なら無理せず通過
道中やボス戦で輸送艦が出てくるので、関連する任務を受けておくといい
「プリエーゼ式水中防御隔壁」。イタリア艦以外の艦娘にも使える
「OTO 152mm三連装速射砲」。装甲+1が付いているのが面白い
「流星(六〇一空)」。あって困らない優秀な艦攻

(石田賀津男)