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Microsoft China、中国版Xbox Oneを9月29日に発売決定

ローンチタイトルは「Forza 5」や「Neverwinter Online」など10タイトルからスタート

9月29日発売予定



価格:
3,699元(通常版)
4,299元(Kinect同梱版)

 Microsoftの中国法人Microsoft Chinaは、中国で発売を延期していたXbox Oneについて、改めて9月29日に発売することを発表した。価格はKinectなしの通常モデルが3,699元(約65,000円)で、Kinect同梱モデルが4,299元(約76,000円)。

Microsoft Chinaでは自社で予約受付を行なっている

 14年ぶりのゲームコンソールの発売となるXbox Oneの中国発売は、発売の数日前に突如発売延期が発表され、仕切り直しが予想されたが、1週間遅れの9月29日より発売されることが発表された。

 これに合わせてこれまで発表していなかったローンチタイトルが初公開された。ラインナップは以下の通り。

「Forza Motorsports 5」(Microsoft Studios)
「Kinect Sports Rivals」(Microsoft Studios)
「Powerstar Golf」(Microsoft Studios)
「ズータイクーン」(Microsoft Studios)
「Max: The Curse of Brotherhood」(Microsoft Studios)
「Dance Central Spotlight」(Microsoft/Harmonix)
「Neverwinter Online」(Perfectworld)
「Rayman Legends」(Ubisoft)
「Trials Fusion」(Ubisoft)
「決戦猫星」(Chengdu Lanfei Huyu Technology)

 中国のローンチタイトルは上記の10タイトルとなった。この数は米国の15タイトル、日本の29タイトルよりもかなり低い数字で、中国当局からの承認が下りなかった結果、かなりラインナップが絞られてしまったことをうかがわせる。10タイトルについてはすべて中文簡体字にローカライズされ、価格については明らかにしていないが、パッケージ版に加えて、デジタルダウンロードでの販売も行なうという。

 ローンチタイトルのラインナップについては、良い意味でも悪い意味でも予想範囲内の内容となった。中国政府は14年前のプレイステーション 2においても、スポーツ系、レース系、キャラクター(動物含む)系しか認めておらず、ChinaJoyで出展されていた「Watch Dogs」や「Titanfall」のほか、Xbox One独占タイトルとなる「Ryse: Son of Rome」や「Dead Rising 3」、そしてサードパーティーの大型タイトル「Battlefield 4」(Electronic Arts)、「Assassin's Creed 4: Black Flag」(Ubisoft)、「Call of Duty: Ghost」(Activision)などはすべてローンチタイトルから漏れている。今回のローンチの内容から判明したのは、14年経過しても、中国の規制は変わっていないということだ。

 Microsoftでは、今後のラインナップについて「Halo: The Master Chief Collection」や「Killer Instinct」、「Ori and the Blind Forest」などが発売予定であることを明らかにし、ローンチタイトルからは漏れたElectronic Artsや2K、網易、TencentといったメーカーがXbox Oneにタイトルを供給していくという。

 Microsoft Chinaでは、Xbox Oneの購入者に対して、Xbox Liveゴールドメンバーシップを2015年3月まで無料で開放すると同時に、2年間の無料保証サービスや24時間のオンラインユーザーサポート、30日以内の返品対応など、手厚いユーザーサポート体制を敷いている。

(中村聖司)