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【ChinaJoy 2014】Microsoft、中国でXbox Oneを9月23日に発売
早くも「Neverwinter Online」や「全球使命2」などの中国産ゲームを公開
(2014/8/1 09:40)
MicrosoftはXbox Oneのイメージカラーである緑でブースを染め上げていた。ブースでの最大の目玉は、Xbox Oneの初出展である。MicrosoftはChinaJoy 2014に先がけて、Xbox Oneの中国での発売日を9月23日と発表した。中国での価格は3,699元(約6万円)からとなる。ソフトとしては、「Forza Motorsport 5」、「Kinect Sports Rivals」、「Powerstar Golf」といったソフトの発売をアナウンスしており、価格帯は99(1,584円)~249元(3,984円)になるという。
Microsoftは中国のインターネットTVのBesTVと合弁会社を設立する形で、中国市場でXbox Oneを発売する。Xbox OneはBesTVのコンテンツが楽しめるハードにもなる。Xbox Oneの3,699元というのは高めの価格設定に感じるが、「Forza Motorsport 5」のバンドルや、2015年3月までのXbox Liveのゴールドメンバーシップなど様々な特典がある。
ブースで大きく目立っていたのが中国のメーカーであるパーフェクトワールドの「Neverwinter Online」である。「Dungeons&Dragons」の世界の1つ“フォーゴトン・レルム”を舞台にするアクションRPGで、PC向けに北米でサービスが行なわれており、Xbox Oneでの展開も発表されているが、このタイトルを中国ユーザーにアピールしていたのだ。「Neverwinter Online」もXbox Oneに同梱される。会場には「Neverwinter Online」の看板が「Halo」の横にあった。中国ユーザーにアピールする目玉タイトルとなりそうだ。
さらに中国zygamesの「全球使命2」の試遊台も出展されていた。プレスリリースでは、この2タイトルに留まらず、すでに13の中国の開発会社がXbox One向けのタイトルを開発しており、 Snail Games、NetEase Tencentといったメーカーの名前も挙がっている。独立した開発者に向けた ID@Xboxプログラムを中国でも展開予定で、こちらも近日の発表が予定されている。
Microsoftブースで力を入れて出展されていたのは「Titanfall」。6人でのチーム戦ができる試遊台も出展されいた。「Forza Motorsport 5」も大きな試遊台があった。「Watch Dogs」、「LEGO Movie Game」、「LEGO Batman: The Videogame 」、「NBA 2K14」といった大作タイトルも見られた。「Mercury」は激しいアクションが楽しめるSFな世界観のゲームだった。
さらにカジュアルなタイトルも多かったのがMicrosoftブースの特徴だ。パズルゲームの「Peggle2」、スペースコンバット「STRIKE SUIT ZERO」、球根やサボテンが戦う「GARDEN Warfare」、シューティングの「sixty second shooter prim」、バイクアクション「TRIALS FUSION」、かわいらしいキャラクターが活躍する「決戦猫星」、2Dグラフィックスの「C-WARS」などなどXbox Liveで配信されているタイトルを多く出展し、カジュアルさもアピールしていた。
Microsoftは会場でもこの場所とは別に試遊台をメインとしたコーナーを構えており、現地メディアと組んで「Titanfall」のゲーム大会をしたり、かなり中国市場に食い込んでいると感じられた。SCEJAに先んじている印象だが、両社が中国市場でどう競い合っていくかは興味をひかれるところだ。