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【スマホアプリ今日の1本】おっさんウサギの新作パズル「LINE ポコポコ」
キャラクターは魅力的だが、「キャンディークラッシュ」の二番煎じを脱しきれず
(2014/9/10 00:00)
LINE GAMEの初期から生き残っているキャラクターに、「ポコタ」というウサギのようなおっさんのような動物がいる。モバイル端末のジャイロ機能を使ったシューティングゲーム「LINE パタポコアニマル」(現在は配信終了)で初登場、次のパズルタイトル「LINE ポコパン」が大ヒットとなり、その知名度は高まった。
時にマヌケに、時にかわいらしく振る舞う姿が魅力的なキャラクターとなっており、ゲーム以外でもLINEスタンプが何度か無料配信されているので、LINEユーザーであれば、ゲームは知らなくてもキャラクターには見覚えがあるという人も多いことと思われる。
そんなポコタが登場する新作パズルゲーム「LINE ポコポコ」が、この度配信された。「LINE ポコポコ」はステージクリア型の3マッチパズルゲームで、おおまかに言えば「キャンディークラッシュ」とほぼ同じゲームシステムとなっている。
特徴的なのはポコタをはじめとした動物キャラクターがふんだんに登場することで、ポンポンと弾けていくポコタたちは見ているだけでかわいらしい。またステージのギミックにはターン進行によって溶岩が迫ってくるなど、オリジナルのものも見られる。
なお本作におけるポコタはゲームプレイ時だけでなく、チュートリアルの解説やロード画面、ゲームクリア時などに登場しており、目いっぱいの「ポコタ推し」となっている。シリーズのファンは楽しくも和む作りとなっているが、残念なのは途中のチェックポイントにおいて、新たなエリアを開放するにはフレンドの承認が必要ということ。
これも「キャンディークラッシュ」と同じ仕組みではあるのだが、2名のフレンドが承認してくれるか有料アイテムの購入によってしか新たなエリアがオープンしないというのは、新規参入タイトルとしては捻りがない。もし「LINE ポコポコ」をプレイしているフレンドがいない場合、アイテム購入か誰かが始めるまで待つ、あるいは招待するという状態が続いてしまう。
「キャンディークラッシュ」のサービススタート時はFacebook版をはじめると有料アイテムがもらえるという施策で対応しており、これによってソロでのプレイもそれなりに深く遊べることができていたので、「LINE ポコポコ」でもこれに類する対応が期待される。
「ポコタ」はとても魅力的なキャラクターであり、個人的にはグッズ化も期待しているほど気に入っているので、「LINE ポコポコ」以外の展開も含めて今後の活躍に大いに期待したい。