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EA、定額制ゲーム配信サービス「EA Access」をXbox One独占で開始

4.99ドルで厳選されたEAタイトルが遊び放題に。ただし「Titanfall」は対象外

8月11日サービス開始(現地時間)

 米Electronic Artsは現地時間の8月11日、定額制のゲーム配信サービス「EA Access」の正式サービスを開始したことを明らかにした。対象プラットフォームはXbox Oneのみで、利用料金は月額4.99ドルもしくは年額29.99ドル。今後、日本を含む、海外でも展開予定としている。

 「EA Access」は、ここ数年、ダウンロード配信ビジネスを急速に推進しているEAのコンソール向けの大きな施策となる。当初の予定ではオールプラットフォームの展開が模索されていたが、ビジネスモデル的に、従来のプラットフォーマーのビジネスモデルと衝突することから条件が折り合わず、Xbox Oneのみでの展開となった。

 サービスの内容は、大きく分けて3点。1つは、EAタイトルが集められたライブラリ「The Vault」を開放し、厳選されたラインナップの中から好きなゲームをダウンロードして、制限無しで自由に遊ぶことができること。もう1点は今後発売される新作タイトルについて、Xbox Oneのデジタル配信限定で10%オフで購入できる特典。3点目は、それらの新作タイトルの一部について、5日前からプレイできる特典となる。

 注意点としては、いずれの特典も全タイトルが対象では無く、一部のタイトルに限られること。「The Vault」のラインナップは、現時点では「MADDEN NFL 25」、「FIFA 14」、「Battlefield 4」、「Peggle 2」の4タイトル限定で、「Titanfall」や「Need for Speed Rivals」などは含まれない。

 また、10%オフ特典は、Xbox Oneのダウンロード配信タイトルに限られ、Xbox Oneのパッケージ版や他のプラットフォームは対象外となる。5日前の先行プレイ特典も、現時点では「NFL 15」、「NHL 15」、「FIFA 15」、「NBA LIVE 15」、「Dragon Age: Inquisition」と、EA Sportsを中心としたタイトルに限られ、「Battlefield Hardline」や「Mirror's Edge」の名前はない。試みとしては非常に野心的で価格も安いだけに、あとはラインナップの拡充が成否を分けそうなサービスだ。

(中村聖司)