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米THQ、チャプター11の申請とClearlakeによる被買収を発表

新規タイトルの開発は継続。「Saints Row」や「Homefront」の続編にも言及

12月19日発表(現地時間)

 現在経営再建中の米THQは、現地時間の12月19日、THQのプレジデントJason Rubin氏からのコミュニティ向けのメッセージとして、Clearlake Capital Groupを新たに親会社として迎えたことと、経営再建の一環としてチャプター11(アメリカ合衆国連邦倒産法11章)の適用を申請したことを明らかにした。

 チャプター11は日本における民事再生法に相当するもので、今後THQは、少なくとも現時点では、現経営陣のままビジネスを継続し、債務の圧縮を図りながら経営再建を進めていくことになる。

 Rubin氏はメッセージの中で、今回の発表は、THQの終わりを意味せず、新たなスタートであることや、現在開発中の「Metro: Last Light」や「Company of Heroes 2」、「South Park: The Stick of Truth」などのタイトルの販売に支障は発生しないこと、そしてリップサービスとして、「Saints Row」や「Homefront」の続編などを含む、多くのタイトルの開発を進めていることを明らかにしている。

(中村聖司)