タカラトミーアーツ、「2013 新春商談会」開催

「LINE」キャラのぬいぐるみ、食を楽しむ「おかしなシリーズ」、オシャレな「プリティーリズム」などユニークアイテムが満載!!


10月17日開催

場所:国際ファッションセンタービル



 タカラトミーアーツは10月17日、両国の国際ファッションセンタービルにて、「2013 タカラトミーアーツ新春商談会」を開催した。

 このイベントはタカラトミーアーツが2012年末から2013年新春に向け、問屋・小売店などの流通関係者やメディアに対し、未発表、未公開商品も含め、話題提供や売り上げ向上を目的に開催しているもの。

 タカラトミーアーツの玩具の面白さは、そのユニークなアイデアにある。ポッキーやガーナチョコレートとのコラボにより、お菓子で楽しく遊べるおもちゃや、センサーと組み合わせ様々なアクションをする玩具など、今回もざまざまな玩具が発表された。また、ゲームとの連動も見逃せないところだ。今回も動画と共に、最新のおもちゃを紹介していきたい。



■ オシャレ女子がターゲット「プリティーリズム」。アイルーやLINEキャラクターも登場

大きなスペースで出展していた「プリティーリズム ディアマイフューチャー」
3DS「モンスターハンター4」発売時期に合わせて展開予定のグッズ
LINEのスタンプキャラクターは、年末に向け様々なグッズを販売していく

 タカラトミーアーツは、タカラトミーの子会社で、カプセルトイやキャラクター玩具、様々なアイデア玩具などを販売している。東京おもちゃショーでも、バネの衝撃でビールに泡を発生させる「ジョッキアワー」。プッチンプリンをアイスにしてしまう「プッチンアイス」、水槽内を動き回る「ロボフィッシュ」などを出展していた。子供だけではなく、大人も楽しめるおもちゃを多数出展し注目を集めていたメーカーである。

 タカラトミーが子供をメインターゲットにおもちゃ売り場で購入できる玩具を扱っていることに対し、タカラトミーアーツはカプセルトイやアーケードゲーム、さらにパーティグッズやアイデア玩具などメインの玩具よりも“玩具の周辺”をカバーすることで、タカラトミーとは異なるユーザーを対象にした商品を揃えている。会場でもユニークな玩具を多数見ることができた。

 会場で大きなスペースでアピールされていたのが女児向けアーケードゲームの「プリティーリズム」とその関連グッズだ。「プリティーリズム」は2010年から稼動しているが、2011年からアニメの放送が始まり、2012年4月からはアニメ第2弾の「プリティーリズム ディアマイフューチャー」の放映も始まり、ゲームの名前も合わせて「プリティーリズム ディアマイフューチャー」に変更された。

 アーケードゲームでは、プレーヤーキャラクターに様々な服を着せていく。1度プレイすると「プリズムストーン」というハート型のアイテムが手に入る。これを集めることで、自分なりのコーディネートができる仕組みだ。このゲームに関するグッズとしては、アニメの衣装が手に入る「プリズムストーン」のセットなどもある。“シンフォニアコーデ”というセットが12月に1,200円で発売予定。プリズムストーンを入れるケース等も販売されている。プリズムストーンを置くことで様々なアクションをするスマートフォン型玩具「スマートポッドタッチ」などもある。

 ゲーム以外のグッズも多彩で、爪に“シール”を貼り付けて、簡単にネイルアート風に爪を飾り付けられる「プリコデネイルサロン」は、12月末に3種類が各525円で発売される。凝ったデザインの爪に簡単にすることができるオシャレグッズだ。「プリティーリズム ディアマイフューチャー」は子供向けのバッグなども、普段着でも使えるようなデザインにしているところが特徴だという。プリズムストーンもペンダントなどのアクセサリにしたり、飾り付けができるなど、ゲーム以外の遊びも取り入れている。低年齢層をターゲットにしながら、“ちょっと年上のオシャレ”に関心を持つような子に向けたアプローチを行なっているとのことだ。

【プリコデネイルサロン】
シールを爪に貼り付けてデコレーションできる

 東京おもちゃショーで取り上げた低年齢ユーザー向けアーケードゲーム「ポケモントレッタ」も、タカラトミーアーツの人気商品のひとつだ。「ポケモントレッタ」は“トレッタ”というトークン型アイテムにポケモンをデータとして入っている、そのトークンをマシンにセットしてポケモンバトルを行なう。

 今年7月よりサービスが開始され、9月のアップデートによりバージョン2となり、登場するポケモンが増えた。これから年末、新春に向け、データのアップデートを行なうだけでなく、様々な関連グッズを販売していく予定だという。具体的な情報については、今回の商談会ではまだアナウンスできないとのこと。近日、年末向けの商品を発表予定だ。

 また、タカラトミーアーツは「おかしなシリーズ」として、様々なお菓子とコラボレーションを行なった玩具を販売している。グリコのプッチンプリンをアイスにする「プッチンアイス」もその1つだ。

 今回出展されていた新製品「おかしな ポッキーくるくるデコパーティー」は、グリコのポッキーのコラボ商品で、ポッキーを固定し、ゼンマイで回転させるアイテム。回転しているポッキーにチューブのチョコを垂らしていくことでらせん状のデコレーションができる。ここにさらに粒状の砂糖やチョコを振りかけることでよりカラフルに飾り立てられる。12月に1,890円で発売。

 ロッテのガーナチョコレートとコラボした「おかしなつけチョコ Let's Dip Party」はロッテガーナチョコレートとのコラボ。チョコレートを溶かし、様々な食材につけて食べることのできる“チョコレート フォンデュ”ができるようになる。こちらも12月発売で2,100円。チョコフォンデュは、湯せんでチョコレートを溶かすのが一般的な手法だが、そのためにはチョコを細かく砕かなくてはならない。チョコは堅いためここが難しいのだが、「おかしなつけチョコ Let's Dip Party」はセットしてハンドルを回すだけでガリガリチョコが砕ける。下の受け皿はそのまま湯せんができるようになっていて、チョコフォンデュをしたり、他の型に流し込んでオリジナルチョコを作ることも可能で、パーティーだけでなく、バレンタインデーでも活躍してくれそうだ。

【おかしなシリーズ】
「おかしな ポッキーくるくるデコパーティー」と、「おかしなつけチョコ Let's Dip Party」

 会場で独特の雰囲気を放っていたのが、「スライミーエイリアン」。ドロドロしたスライムとエイリアンフィギュアのセットで、そのぬるぬるベタベタした感触を楽しむ玩具だ。2013年3月に924円で発売予定。一見手がべとべとになりそうだが、手にはくっつかない。スイスのおもちゃメーカーが開発した商品で、ヨーロッパで人気で、特にドイツで好評だという。ストローで息を吹き込むとふくらんだりもする。ちょっとグロテスクだが、そこが楽しいおもちゃだ。ムービーで遊び方を紹介してるので、ぜひ見て欲しい。


【スライミーエイリアン】
スライムのおもちゃ。ストローでふくらませることも

 同じくムービーでインパクトの強いおもちゃとして、「フリフリにゃうんど」がある。これは猫のぬいぐるみで、猫が歌う「メロディモード」、鳴き声を上げる「鳴き声モード」、そして「録音再生モード」がある。猫が音声を再生しているときに振り回すと声のトーンが変わるところに楽しさがあるおもちゃで、ゆっくり振ると低音でゆっくり再生され、早く振り回すとトーンが上がり素早く再生する。「鳴き声モード」の場合はあまり早くすると怒った声を出し、「めがまわるにゃん」と抗議したりする。

【フリフリにゃうんど】
振ることでサウンドが変わる、「フリフリにゃうんど」

 この他、ゲームとのコラボレーションを行なっている商品もあり、カプコンの「モンスターハンター」シリーズのマスコット“アイルー”のぬいぐるみなども発売される。その中で注目なのが「オトモアイルースナックハンター」で、ポテトチップスなどを手を汚さずつまめる。ニンテンドー3DS LL向けのケースなども準備しており、2013年登場予定だ。また、NHN Japanが提供しているスマートフォン向けアプリ「LINE」のスタンプキャラクターを使ったぬいぐるみやおもちゃも年末にかけ積極的に展開していくという。

 今回の商談会ではこれ以外にも様々なおもちゃが紹介されていた。タカラトミーアーツはユニークなおもちゃを作り続けるメーカーであり、子供のみならず、大人も楽しめる。今後も注目していきたい。

【ひえたまちゃん+オトモアイルースナックハンター】
冷蔵庫を開けると言葉をしゃべる「ひえたまちゃん」と、「オトモアイルースナックハンター」

「プリティーリズム ディアマイフューチャー」のグッズは、普段でも着れる、母親も子供に買って上げたくなるデザインを心がけているという
今後もアップデートを行なっていく「ポケモントレッタ」。右はスティックタイプのお弁当が作れる「スマート飯」。低年齢向けの新製品が11月に登場する
ポッキーやチョコレートで楽しく遊んで食べられる。右はフルーツに突き刺してジュースにできる「おかしなグレフルチューチュー オレンジ」。2013年2月に発売
「フリフリにゃうんど」、「スライミーエイリアン」、冷蔵庫を開けると言葉をしゃべる「ひえたまちゃん」は2013年3月発売
他にも様々なグッズが発売される。カプセルトイなどの細かいアイテムも楽しい

(2012年 10月 18日)

[Reported by 勝田哲也]