NCsoft、「Blade & Soul」韓国第2次クローズドβテストに潜入!
武侠ものの定説を塗り替える、驚きの完成度!


8月29日~9月10日 CBT2実施


 韓国NCsoftは8月29日から9月10日まで、Windows用MMORPG「Blade & Soul(ブレイドアンドソウル)」の第2次クローズドβテスト(CBT2)を行なった。今回、エヌ・シー・ジャパン株式会社のご厚意により、日本から韓国のCBT2に参加するチャンスを得た。

 発表以来、日本でも多くの人がサービス開始を期待している本作。まだ日本でのサービススケジュールについては、サービスを開始するかどうかも含めて一切明らかになっておらずファンをやきもきさせている。しかし、こういった機会を作ってもらえるということは、日本でのサービスにも期待が膨らむというものだ。日本でプレイできるのはまだ先になるだろうが、まずは韓国版のCBT2情報でこのゲームの魅力を味わって欲しい。



■ 絵画のように心を打つ山紫水明の中華風ファンタジー

色彩は鮮やかだが、水彩画のように落ち着いたたたずまいの風景

 「Blade & Soul」の世界観は中国の武侠小説がベースになっている。武侠小説とは中国で一大ジャンルを築いているアクション時代小説。義理を重んじる武人たちが、空を飛んだり岩を砕いたりする超人的な武術を使って悪人たちと戦いを繰り広げるような内容が多い。「スウォーズマン」や「楽園の瑕」など日本でも人気を博した映画も数多い。

 中国や韓国にはこの武侠をテーマに扱ったMMORPGが多いが、日本では武侠物は受けない、というのが定説になっている。だが、筆者が見るところ「Blade & Soul」はこの定説を覆す作品になりそうだ。

 「Blade & Soul」は世界観、システム、モンスター、ストーリーなどすべてが武侠小説の世界をゲームとして楽しむために考えられている。日本の時代劇のように、武侠小説にも武侠といえばこれという定番の設定があり、そういったものが作品の随所にちりばめられている。

 ゲーム冒頭、プレーヤーキャラクターは、傷ついて海に浮かんでいるところを通りかかった船に助けられる。そしてその前に何があったかの回想シーンからプレイがスタートする。この回想シーンはそのままチュートリアルになっている。ここはプレーヤーごとのインスタンスゾーンになっているので、まるで家庭用ゲームのような雰囲気だ。ゲームに慣れるまで1人でじっくりプレイできる。

 世界観は、唐宋時代の中国風。山紫水明な美しい風景は、ただ美しいだけではなく、とてもファンタジックだ。この場所で移動方法、戦闘方法など一通りのチュートリアルをこなす。サクサクと進めるとあっという間に終わってしまうが、せっかくなので作りこまれたマップを隅々まで探検してみるのも面白い。チュートリアルの場となっている道場は目のくらむような断崖の上に建っているが、この断崖から飛び降りることだって可能だ(ただし下に足場がないと死ぬかもしれないが)。


オープニングで船に助けられた主人公。チュートリアルでは、回想シーンで事件の発端が語られる

 主人公であるプレーヤーキャラクターは、この道場で仲間と平和な暮らしを送っていた。しかしある日、突然襲ってきた3人組は、仲間や師匠を殺害して道場の宝である剣を奪っていってしまう。たった1人生き残った主人公は嵐の海で助けられ、復讐の冒険がスタートする。シネマティックなカットシーンを使ったイベントは近年の大作MMORPGの傾向だが、「Blade & Soul」のカットシーンも、かなり力が入っている。

 もう1つ筆者がマップの中で特に注目したいのはトイレの存在だ。トイレが作りこまれたゲームは良作という言葉はゲーム業界でよく聞く話だが、本作の村に設置されたトイレは、思わず笑ってしまうような作りこみがなされている。中には入れず、隙間から見ることしかできないのだが、見つけたらぜひ中をじっくり観察してみて欲しい。


【「Blade & Soul」の風景】
峻険な山に囲まれた古代中国風の風景。村にあるトイレはよく見ると中に……



■ キム・ヒョンテ氏が自ら作成も手掛けた超美麗なキャラクター

イラストと寸分たがわぬクオリティのキャラクター

 世界観と共にこの作品のビジュアル的な注目点が、アートディレクターのキム・ヒョンテ氏がデザインしたキャラクターだ。キム・ヒョンテ氏は日本でも画集が出るほど人気のがあるイラストレーター。「Blade & Soul」ではアートディレクターだけではなく、自らポリゴンキャラクターやテクスチャーの制作を担当している。イラストと同じクオリティのキャラクターがそのままプレーヤーキャラクターとして使用できるのは、ファンにはたまらない魅力だろう。

 「Blade & Soul」のプレーヤーキャラクターには、現在のところカスタマイズが存在しない。代わりに各種族で男女ごとに各18種類のデザインから選べるようになっている。自分の分身を選ぶというよりは、自分が演じるキャラクターを選択するという形だ。18種類という数が多いか少ないかは人によって感じ方が違うだろうが、実際にこの中から選ぶとなると迷うこと必至だ。何しろすべてがキム氏肝いりのキャラクターなのだから、目移りするのも当然だろう。

 選べる種族は人間に近いスタンダードな体型の「ジン」、パワフルな肉体美を誇る「ゴン」、獣耳としっぽがついたかわいい獣人族「リン」、女性だけの種族「クン」の4つ。職業は「剣士」、「力士」、「気工士」、「拳士」そしてCBT2から追加された「暗殺者」の5種類。種族ごとにつける職業が以下のように決まっている。

 ジン…「剣士」、「暗殺者」、「拳士」
 ゴン…「拳士」、「力士」
 リン…「気工士」
 クン…「剣士」、「気工士」

 今回はリンの「気工士」とジンの「暗殺者」でプレイをしてみた。途中韓国語が読めない悲しさからうっかりリンのキャラを消してしまったせいで、主に暗殺者についてのレポートになることをご了承いただきたい。


【選べる種族】
ジンゴン
リンクン

【選べる職業】
剣士力士拳士
気工士暗殺者



■ サプライズがあり、一筋縄ではいかないクエスト

 チュートリアルを終えると、いよいよMMORPGらしい冒険がスタートする。序盤の流れはクエスト主導で、クエストをどんどんこなしていけば次々にエリアを渡り歩いていける。それぞれのエリアはストーリーのワンシーンになっており、そこで起こっている事件を解決していくことになる。たとえば最初のエリアでは、船で攻めてきた敵と戦って、敵の船を大砲で破壊し追い払うまでが一連のクエストになっている。

 フィールドは基本的にはすべてのプレーヤーが共有する空間だが、そこにある家の中は一部インスタンスになっていて、自分だけのストーリーが進んでいく。カットシーンが挟まることもあるし、直接NPCが演技をすることもある。NPCに話しかけると、画面が切り替わってNPCと対面した状態になる。話をしている最中、NPCはいろんなポーズをとったり、何かをフキダシで考えたりと感情豊かにアピールしてくる。


NPCとの会話は、NPCと対面して他のプレーヤーが見えない形で行なわれる
部屋の中はクエストのイベントが発生するインスタンスゾーンになっているフィールドは、通常のMMORPGと同じように多くのプレーヤーと共有しているフィールドでネームドボスを倒すようなクエストでは、行列ができることもしばしば
一見ただの枯れ井戸にしか見えないが――裏側に回りこむと、なんとダンジョンの入口がそこに中はソロ用のインスタンスダンジョンになっている

 クエストは、メインストーリーが進むミッションと、サブクエストに分かれており、サブクエストも多くはストーリー仕立ての連続クエストになっている。基本的にはモンスターを倒したり、誰かにものを届けたり、何かを集めてきたりといったものが中心だ。ただ、「○○をして来い」と言われて現地に行くと、思わぬハプニングが起こることがある。たとえば、遺体の服を墓に届けると、いきなりゾンビが出てきたりといったサプライズが単なるお使いをスリリングなものにしている。こういったミニドラマ仕立てのクエストは、北米産のMMORPGなどではよく見かけるが、あまりアジア産では目にする機会がなかった。NCsoftがよく最新のゲームを研究しているということだろう。

 ダンジョンで敵を倒すクエストや、パーティークエストもある。本作は実にたくさんのダンジョンが用意されている。フィールドに何気なくある家の中にダンジョンの入口があったり、一見何の変哲もない井戸が裏に回り込むとダンジョンの入口だったりと、思いがけないところにダンジョンを見つけては驚かされる。ダンジョンは基本的にインスタンスゾーンになっており、他のプレーヤーと敵を取り合うことなく進められる。ストーリーに関わる重要なミッションは、インスタンスダンジョンの中で進むことが多い。たいていはソロで何とかなるが、レベル15前後からパーティーで進行するダンジョンも登場する。

 パーティーで進める必要がある場所には、パーティーマッチング用の塔が建っている。この塔の近くで「H」キーを押すと、自動的にマッチングされる。本作には回復職がなく基本的に全員が戦闘職なので、マッチングの自由度が高く、こういったオートマッチングのシステムが可能になるわけだ。筆者も何度か試してみたが、CBT2で非常に混雑している中ということもあり、ほとんど待ち時間なしにどんどんマッチングされていった。ただ上位のダンジョンになると、そうそういつでも人がいるわけではないらしく、チャットにはパーティー勧誘も流れていた。


パーティー推奨のクエストボス。ここで初めて自動マッチングを試す人が多そうだ。キョンシーのアバターを落とすため、いつも混雑していた
マップ上の円でクエストポイントがわかるいきなり墓から出てきた女の幽霊がクエストをくれる。こんなサプライズがあちこちに
自動的にパーティーをマッチングしてくれる塔。この近くで「H」キーを押せば手近なパーティーに組み込まれる



■ 空気を読む、達人の限界バトルをシステムで再現

 これまで公開されたトレーラーなどを見て、バトルシステムに期待を抱いている人も多いはず。行き着く隙を与えず激しく打ち合う戦闘シーンを見て本作をアクションゲームだと考えている人も多いだろう。ここで先述した本作のテーマを思い出してほしい。本作は武侠世界を楽しむことにすべての精力が注がれている。もちろんバトルにおいても、重点が置かれているのは武侠っぽい戦闘ができるかどうかだ。そしてこの武侠っぽい戦闘というのは、必ずしもアクションとイコールではない。

 アクション系の映画や漫画で、達人同時がすぐには斬りあわず、対面したままお互いの動きを読みあうという描写を見たことはないだろうか? 「Blade & Soul」のバトルシステムは、まさにこの“読みあい”こそが真骨頂だ。筆者が体験した「気工士」のスキルにも単純に攻撃をするだけでなく、相手の動きに対するカウンターとして発動するものが複数ある。「暗殺者」に至っては、相手の動きが起点となる攻撃が主力となっている。

 例えば「暗殺者」にはスキルモーションを発動中に相手に攻撃されると、身代わりの丸太を残して自分は姿を消して相手の後ろに回り込む技や、姿を隠しながら素早く相手の背後をとる技がある。レベルが上がっていくと、これらの技からさらに背中を刀で突き刺した後、相手の首をつかんで回転しながらふっとばし、蹴りつけた後ジャンプして上から攻撃するといった一連のコンボ攻撃が可能になる。相手の動きを読んで、いかに起点となる攻撃を繰り出すかが、カギとなるわけだ。

【暗殺者のソロ戦闘】

暗殺者のソロ戦闘。敵の背後に回り込むと姿が消えるスキルから、攻撃をつなげていく様子がわかっていただけるだろうか

 どの職業にも回避モーションと瞬時に間合いを詰めるモーションがある。それぞれクールタイムが設定されていて連発はできないので、このあたりの立ち回りも、読みあいの重要なファクターになる。また、UIをよく見ると中央に○がいくつかある。この○は小技を相手にヒットさせると貯まり、大技を使うと消費する。連続して使える大技の数はこの○の数に制限を受ける。このあたりのシステムも「Blade & Soul」の戦闘が技を連打する爽快感ではなく、詰め将棋のような頭脳戦を想定していることの表れといえるだろう。

 敵のターゲット方式はノンターゲットではなく、基本的にはターゲットして戦う。しかしアクション性が全くないわけではなく、横や後ろに回りこめば、敵の攻撃の種類によっては攻撃を避けることもできる。ノンターゲットとターゲットの中庸方式といった感じだろうか。韓国のプレーヤーの動きを見ていると、相手の周囲をぐるぐる回って敵の攻撃範囲から外れつつ、自分の攻撃を当てるという戦い方をしている人が多かった。

 バトルには爆弾のようなアイテムも使用できる。この爆弾やスタン弾はインベントリにストックするのではなく、その場で拾ってそのまま敵に投げつけて使う。また、通常は文字で「回避」とだけ表示されることの多い回避モーションにもちゃんと実際に攻撃をよけたり受け止めたりするモーションがある。

 格好いい攻撃モーションだけではなく、これまでシステムメッセージやアイコンだけで処理していた様々な演出をビジュアル的に見せることで、自分が武術の達人となって、迫真の戦闘シーンを演じるという気分を盛りあげてくれる。

【パーティーでのボス戦】

インスタンスダンジョンでのパーティー戦の様子。途中、小さい敵が大量に沸いて処理しきれなくなってしまった

姿を隠して背後に忍び寄る敵の首を起点にねじりながらふっとばす背後から相手をスタンさせる1撃を叩き込む
地雷をセットして、任意のタイミングで爆破させる氷の龍を出して、その直線上にいる敵の動きを封じる敵を拘束したまま浮かせて、放り投げたり叩きつけたりする
ものによっては、倒した敵を担ぎあげ敵に投げつけることもできる戦闘の合間には食事で体力回復。回復薬もある死亡しても、1度だけはその場で復活するチャンスがある



■ 武侠の世界を体現する、爽快感のある高速移動

 達人気分を盛り上げるという点で絶対に外せないのが移動アクションだ。「Blade & Soul」には現在のところ騎乗ペットのようなものはないが、代わりにキャラクター自身が風のように疾走する移動スキルがある。

 もっとも基本的なものは「W」を2度押しするダッシュ。そこからジャンプすると、通常よりも高い大ジャンプになる。さらに高い場所から飛び降りつつ「Space」キーを押すと、空中を緩やかに滑空するモーションになる。また、通常は水の中を泳いで移動するが、ダッシュすると水の表面を高速移動することもできる。

 NCsoftは「タワー オブ アイオン」でも翼を使った立体的な移動で、移動を遊びの中に組み込んだが、「Blade & Soul」でもこれらの移動スキルに武侠らしい演出と移動の利便性という2つの役割を持たせている。マップはそれほど広くはないが自由度は非常に高く、移動を楽しめるような作りになっている。


【高速移動】

移動の様子。ダッシュ移動で水面を高速移動するのは非常に気持ちがいい

高速移動をするとゲージを消費する。1回の連続移動は10秒程度。ゲージはすぐに回復する
水上を移動し、空中を滑空する。移動の自由度が高く遊びとしても楽しめる



■ 好きな衣装でおしゃれしつつキャラクターを強化

装備は全種族全クラス共通だが、種族と性別ごとに細かいデザインが違っている

 「Blade & Soul」では見た目に反映されるアバターは、帽子と服と飾りの3カ所。ほかにもアクセサリーが数か所あるが、こちらはステータスだけで見た目には反映されない。服のアバターには筆者が入手した範囲ではステータスはなく、純粋に見た目だけを楽しむためのものだった。

 代わりにキャラクターのステータスを決めるのが、八卦型のスロットにはめ込む8つのパーツだ。キャラクターの強さはこの八卦に依存するところが大きいようで、ボスからのドロップや重要なミッションの報酬などにもこの八卦のパーツが使われていた。

 パーツはセット効果があるようで、8つ集めるとボーナスが付きそうな雰囲気ではあったが、なかなか個人で同じセットを集めるのは難しかった。取引を駆使して集めて欲しいということなのだろう。

 生産はレベル13程度でたどり着く最初の大きな村から可能になる。作れるのはポーションや食料、武器、防具など。今回は試すことができなかったので詳細は不明だ。ちなみにインベントリだが、ゲーム内で稼いだお金で拡張することができる。枠はかなり用意されているので、その時々に拡張していけばものが持ちきれなくて困るということはほとんどなかった。

 また、レベル15からスキルツリーが登場する。レベル14あたりで、このツリーに関わる長いミッションが始まるのだが、残念ながらその途中でタイムアップになってしまった。

キャラクターのステータスアップは装備品ではなく、八卦型のスロットで行なう最初は使えないインベントリのスロットは、ゲーム内のお金で開放していける生産はレベル12辺りで到着する村から可能
レベル15から使えるようになるスキルツリー1度行ったことがある拠点へは、移動用のアイテムでテレポートできるUIのカスタマイズ画面。UIの位置は自由にカスタマイズできる



■ 次世代のスタンダードになりえる潜在力を秘めた期待作!

 今回、筆者がプレイできたのは5日ほどで、レベルは14までだった。CBT2ではレベル39まで解放されていたので、筆者が遊ぶことができたのは前半のさわり部分程度。それでも、いくつものダンジョンを攻略し、パーティーを組んで巨大なボスを倒し、たくさんのエリアを移動して様々な敵と戦い、そのボリュームに圧倒された。

 プレイをしての感想は、非常に凡庸で申し訳ないのだが、ただ面白いの一言に尽きる。村で連続レスキル(リスポーン地点でPKされること)されたり、一部の狩り場では熾烈な取り合いがあったりもしたが、そういったある意味MMORPGらしいシーンも合わせて非常に楽しめた。短い期間ではあったが、日本や韓国のMMORPGシーンを塗り替え、1つの時代を築きそうなほどの底力を感じた。

 今回はレベル上げとそれに付随したいくつかの要素を体験しただけだが、「Blade & Soul」には他にも勢力に分かれての大規模対人戦がある。過去に行なわれたCBT1では百人単位で攻略するレイドボスも存在していたそうで、高レベル向けのコンテンツにもいろいろと楽しめる要素がありそうだ。

 テストに参加して何より驚いたのは、ゲーム内から細かい要望を送れるアンケートのウインドウがあり、要望に対する開発側の回答も逐次掲載されていたことだ。ユーザーの意見吸い上げに対するプロフェッショナルな姿勢が、このゲームの高い完成度を支えているのは間違いない。

 11月に釜山で開催されるゲームイベント「G-Star 2011」の頃には韓国での具体的なサービススケジュールも見えてくるだろう。同時に日本でも何かしらの発表があることを期待したい。武侠ファンや、キム・ヒョンテファンだけでなく、面白いMMORPGで遊びたいすべての人は、本作の日本上陸を楽しみに待って欲しい。


次々に出てくる新しいミッション。やめるタイミングを見つけられずに、ついつい長時間プレイしてしまう



 最後に、今回の記事に合わせて、エヌ・シー・ジャパン代表取締役 兼NCsoft グローバルマーケティングディレクターのキム・テクホン氏より、「Blade & Soul」についてのメッセージをいただいたのでご紹介しよう。



 日本のオンラインゲームファンの皆様、こんにちは。

 私は韓国NCsoftグローバルビジネス部門長及び8月1日付でエヌ・シー・ジャパン株式会社代表取締役に就任致しましたキム・テクホンです。

 エヌ・シー・ジャパンの代表取締役になったのも今回で2回目になりますが、1回目は2003年「リネージュ 2」のサービス立ち上げの際ご縁があり、当時ファンの皆様に応援を頂き「リネージュ 2」は大成功いたしました。その後も多くのお客様に愛されるタイトルに成長し、今でも「リネージュ 2」は当社の主軸のサービスのひとつとなっております。

 現在、私は日本・韓国・台湾を行き来しながら「Blade & Soul」の各国でのサービス準備に注力しています。韓国では2回目のクローズドβサービスが始まりましたが、予想以上の反響と好評をいただいている状況です。

 日本での「Blade & Soul」のサービス開始準備も着々と進められております。「Blade & Soul」は韓国だけでなく、日本でもオンラインゲーム業界に新たな歴史を刻み込む作品になると信じています。私も、皆様にいち早く楽しいゲームをご提供できるよう、8年前のような初心に戻って「Blade & Soul」のサービス準備をしていくつもりです。是非とも日本での「Blade & Soul」のサービス開始が訪れる日を楽しみにしていて下さい。

(C) NCsoft Corporation. All Rights Reserved.

(2011年 9月 21日)

[Reported by 石井聡]