スクエニ、PS3/Xbox 360「デウスエクス」最新情報を公開
ライバル企業タイヨン・メディカルと、「ハッキング」、「ソーシャル」を解説!
株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 3/Xbox 360用アクションRPG「デウスエクス」の最新情報を公開した。本作は9月8日発売予定で、価格は各7,980円。CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。
チャオ・ユンルー、タイヨン・メディカルのCEOだ |
ハッキング画面。画面内の「レジストリ」をハッキングできれば成功となる |
今回は主人公アダムが所属するサリフインダストリーのライバル企業「タイヨン・メディカル」とそのCEO「チャオ・ユンルー」、謎のオーグメント傭兵達、さらにゲーム内のアクション「ソーシャル」と「ハッキング」を取り上げていきたい。
タイヨン・メディカルは1977年、上海でシリコン製人工義肢のデザイン・製作会社として設立された。1980年代を通じて、中国国内に2つの工場を抱える中規模会社へと成長。マーケットは東南アジア全域へと広がった。
2009年にチャオ・ユンルーが中国初のCEOに史上最年少で就任し、その独特なビジョンを会社に持ち込んでからは、人体拡張ハードウェアの製造・販売を専門とし、タイヨン社は世界にその名を知られるようになる。中国人民解放軍と手を組んだチャオは、その商才をいかんなく発揮。手足を失った退役兵へオーグメントの供給を開始し、薄利多売を武器に市場の掌握を進める。同業のサリフ・インダストリーとはライバル関係にあるが、オーグメント産業の独占を目指すタイヨンには産業スパイや非合法な手段での妨害活動など悪い噂が絶えないという。
「バレット」、「フェドロワ」、「ナミーア」の3人は、ゲーム序盤でサリフ・インダストリーを襲撃した正体不明の傭兵集団だ。それぞれオーグメンテーション化された肉体を持ち、驚異的な強さを誇る。オーグメンテーション化された肉体から察するに反オーグメンテーション団体ではなさそうだが……。何者かに雇われた傭兵であることは間違いないだろう。
「デウスエクス」ではプレーヤーは提示される目的や目標に対して、「コンバット」、「ステルス」、「ソーシャル」、「ハッキング」の4つの方法を戦略的に組み合わせミッションを遂行していく。今回はハッキングとソーシャルを紹介したい。ハッキングはフィールド上のコンピュータや様々な電子デバイスを通じ、監視カメラやドアなどを制御することができる。他にも電子制御されたロボットや自動機銃などをコントロールすることが可能。ハッキングが成功すれば大きな戦力になるだろう。
ハッキングを開始すると、ハッキング画面に変わる。画面内の「レジストリ」をハッキングできれば成功となる。レジストリへ到達するには経路となる「ノード」を占拠する必要があるが、セキュリティの防衛システムに検知されてしまうと、対抗プログラムが働き、そのプログラムがハッキング開始地点まで到達すると失敗となってしまう。ハッキングに有用なオーグメンテーションは主に頭部オーグメンテーションに属する。
ハッキングできるデバイスにはレベルが設定されており、レベルに応じたオーグメンテーションを習得していないとそのデバイスをハッキングすることはできない。「カメラ制御」、「ターレット制御」、「ロボット制御」もそれぞれに対応したオーグメンテーションの習得が必要になる。他にも各種「ノード」の検知率分析や防衛システムからの検知率を下げるものなどが用意されている。
ソーシャルは会話によって事態を変えようとするアプローチ。敵味方問わず、会話には選択肢が現われることがあり、会話を上手く誘導することで、戦闘を避けて進んだり、新たな道が開かれたりすることがある。会話を糸口にサブクエストを依頼されることもある。相手の望む返答をすることが会話を上手く進めるコツ。だが、相手によっては強く出る事も必要だ。会話を上手く誘導するのが頭部オーグメンテーションの「ソーシャル・エンハンサー」だ。相手の性格を分析し、相手が望む回答を見つける手助けをしてくれる。ソーシャルで最も有効なオーグメンテーションが、「合成フェロモン」だ。相手の性格パターンに応じたフェロモンを選択すればより優位に会話を進めることができるだろう。
ゲーム序盤でサリフ・インダストリーを襲撃した正体不明の傭兵集団左から、「バレット」、「フェドロワ」、「ナミーア」 | ||
チャオ・ユンルーと、タイヨン・メディカル本社内部 | ||
ロボットを管理している端末をハッキングすることでロボットを味方につけることも可能 | ||
センサーやカメラも無効化できる | ||
会話で有利な展開へ導く「ソーシャル」。オーグメントで相手の性格を分析できる |
(2011年 9月 1日)